大阪桐蔭出身のプロ野球選手一覧、2024年チームの注目選手・戦績は?|高校野球

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時事通信

高校野球の名門として知られ、春夏合わせて9回の甲子園優勝(27回出場)を誇る大阪桐蔭高。同校出身のプロ野球選手、2024年度のチームの注目選手、戦績などについて紹介する。

■大阪桐蔭高出身のプロ入り一覧

※NPBのみ

名前最終学年プロ入り(経歴)
今中慎二1988年度中日・1988年1位
桐山明佳1988年度日本ハム・1988年ドラフト外
萩原誠1991年度阪神・1991年1位
背尾伊洋1991年度近鉄・1991年5位
渕脇芳行1992年度近鉄・1992年6位
川井貴志1994年度ロッテ・1998年3位(城西大)
森本学1995年度ダイエー・2002年6巡目(福井工大/シダックス)
北川利之1996年度横浜・2002年6巡目(法政大/川崎製鉄水島)
谷口悦司1997年度近鉄・2001年4巡目(日本生命)
福井強1998年度西武・2000年8位(プリンスホテル)
水田圭介1998年度西武・2000年7位(プリンスホテル)
桟原将司2000年度阪神・2003年4巡目(新日鉄広畑)
中村剛也2001年度西武・2001年2巡目
岩田稔2001年度阪神・2005年大社希望枠(関西大)
西岡剛2002年度ロッテ・2002年1巡目
三島輝史2003年度ロッテ・2003年5巡目
高島毅2004年度オリックス・2008年4位(青山学院大)
辻内崇伸2005年度巨人・2005年高校1巡目
平田良介2005年度中日・2005年高校1巡目
丸毛謙一2006年度巨人・2010年育成8位(大阪経済大)
中田翔2007年度日本ハム・2007年高校1巡目
岡田雅利2007年度西武・2013年6位(大阪ガス)
浅村栄斗2008年度西武・2008年3位
江村直也2010年度ロッテ・2010年5位
西田直斗2011年度阪神・2011年3位
山足達也2011年度オリックス・2017年8位(立命館大/Honda鈴鹿)
藤浪晋太郎2012年度阪神・2012年1位
澤田圭佑2012年度オリックス・2016年8位(立教大)
森友哉2013年度西武・2013年1位
中村和希2013年度楽天・2017年育成3位(天理大)
香月一也2014年度ロッテ・2014年5位
正隨優弥2014年度広島・2018年6位(亜細亜大)
青柳昴樹2015年度DeNA・2015年6位
福田光輝2015年度ロッテ・2019年5位(法政大)
高山優希2016年度日本ハム・2016年5位
徳山壮磨2017年度DeNA・2021年2位(早稲田大)
泉口友汰2017年度巨人・2023年4位(青山学院大/NTT西日本)
根尾昂2018年度中日・2018年1位
藤原恭大2018年度ロッテ・2018年1位
横川凱2018年度巨人・2018年4位
柿木蓮2018年度日本ハム・2018年5位
中田惟斗2019年度オリックス・2019年育成3位
仲三河優太2020年度西武・2020年7位
池田陵真2021年度オリックス・2021年5位
松浦慶斗2021年度日本ハム・2021年7位
松尾汐恩2022年度DeNA・2022年1位
前田悠伍2023年度ソフトバンク・2023年1位

■2024年度大阪桐蔭高の注目選手

毎年スター選手を揃える大阪桐蔭高だが、今年度のチームも注目選手が目白押しだ。ここではラマル・ギービン・ラタナヤケ、徳丸快晴、平嶋桂知の3人をピックアップする。

ラマル・ギービン・ラタナヤケ(らまる・ぎーびん・らたなやけ)

スリランカ人の両親を持つ右打の内野手。身長180cm・体重82kgの体格から長打を量産するスラッガー。1年秋からベンチ入りし、公式戦に出場。2年春のセンバツで全国デビューを果たし、春季大阪大会から4番に座る。

2年秋にはチームを大阪大会、近畿大会優勝に導き、明治神宮大会では一発も放った。3年春のセンバツでは打率1割台に終わったが、力強いスイングを見せた。守備力に課題があるが、既に高校通算30本塁打を超えており、ドラフト候補としても期待がかかる。

徳丸快晴(とくまる・かいせい)

野球界では珍しい両投げ左打ちの選手。外野守備では左投げ、三塁守備では右投げを使い分ける。1年秋から公式戦に出場し、2年春のセンバツでは打率.333(12打数4安打)の活躍を見せた。その後も主軸として活躍し、3年春のセンバツではベスト8進出に貢献。3年春までに高校通算31本塁打を放っている。

兄の徳丸天晴(てんせい/NTT西日本)は、智辯和歌山高の4番として2021年夏の甲子園で優勝。2024年ドラフトでは兄弟でのドラフト指名に注目が集まる。

平嶋桂知(ひらしま・かいち)

186cm・84kgの大型右腕。最速154キロのストレートに、切れ味鋭いツーシームやスプリットなどを操る本格派だ。大阪桐蔭高では1年秋からベンチ入りも、2年春のセンバツでは登板なし。同秋からエースの座を掴み、チームを明治神宮大会へと導いた。

3年春のセンバツでは1回戦と準々決勝の2試合に登板し、11回を投げて2失点の好投を見せた。

■大阪桐蔭高を指揮する西谷浩一監督について

西谷浩一(にしたに・こういち)

1969年9月12日生まれ。報徳学園高から関西大では捕手としてプレーし、大学3年時には控え捕手として全日本大学野球選手権優勝を経験した。1993年秋から大阪桐蔭高のコーチ、1998年秋から同高の監督に就任。監督として甲子園通算69勝は歴代最多。

これまでに中村剛也(西武)や中田翔(中日)、藤浪晋太郎(メッツ傘下)、森友哉(オリックス)、根尾昂(中日)ら多くのプロ野球選手を育てた。

※成績は2024年春のセンバツ終了時点

■2024年度大阪桐蔭高の公式戦成績(23年秋~)

2023年

秋季大阪大会:優勝

  • 2回戦:太成学院大高(6-3)
  • 3回戦:関西創価高(12-3)
  • 4回戦:上宮高(9-1)
  • 5回戦:近大付高(3-2)
  • 準々決勝:大体大浪商高(5-4)
  • 準決勝:桜宮高(18-1)
  • 決勝:履正社高(3-2)

秋季近畿大会:優勝

  • 1回戦:高田商高(6-0)
  • 準々決勝:報徳学園高(4-3)
  • 準決勝:京都国際高(4-0)
  • 決勝:京都外大西高(2-1)

明治神宮野球大会:初戦敗退

  • 準々決勝:関東第一高(5-9)

2024年

春のセンバツ:ベスト8

  • 1回戦:北海高(7-1)
  • 2回戦:神村学園(4-2)
  • 準々決勝:報徳学園(1-4)

春季大阪大会:ベスト8

  • 2回戦:八尾高(13-2)
  • 3回戦:大阪府立いちりつ高(10-0)
  • 4回戦:近大付高(10-3)
  • 5回戦:泉陽高(7-0)
  • 準々決勝:大阪学院大高(1-2)

著者
森育海(Ikumi Mori) Photo

フリーランスのライター、エディター。子供の頃から野球が好きで、プロ野球、高校野球、大学野球など幅広く応援・観戦。学生時代には新聞社のアルバイトで高校野球の紙面作りに携わる。大学卒業後は一般企業を経て、スポーツメディア業界に転職、独立。