近年、急速に力をつけており、5年連続でプロ野球選手を輩出している京都国際高。同校出身のプロ野球選手、2024年度のチームの注目選手、戦績などについて紹介する。
■京都国際高出身のプロ野球選手一覧
※NPBのみ
※ドラフト制(1965年)以降
選手名 | 卒業年度 | 球団 | プロ入り年・順位(経歴) |
---|---|---|---|
申成鉉 | 2008 | 広島 | 2008年4位 |
曽根海成 | 2013 | ソフトバンク | 2013年育成3位 |
清水陸哉 | 2016 | ソフトバンク | 2016年育成5位 |
上野響平 | 2019 | 日本ハム | 2019年3位 |
釣寿生 | 2020 | オリックス | 2020年育成4位 |
早真之介 | 2020 | ソフトバンク | 2020年育成4位 |
中川勇斗 | 2021 | 阪神 | 2021年7位 |
森下瑠大 | 2022 | DeNA | 2022年4位 |
浜田泰希 | 2023 | 日本ハム | 2023年育成1位 |
杉原望来 | 2023 | 広島 | 2023年育成3位 |
⾧水啓眞 | 2023 | ソフトバンク | 2023年育成8位 |
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■2024年度京都国際高の注目選手
今年の京都国際高は新チームになってから秋、春といずれも好成績を残している。ここでは中崎琉生、藤本陽毅、西村一毅の3人をピックアップする。
中崎琉生(なかざき・るい)
177cm78kgのバランスの取れた身体をしなやかに使い、最速143キロのストレートを投げ込むスリークォーター左腕。1年秋からベンチ入りし、2年夏も公式戦に登板した。2年秋から主将・エースの座を担い、京都大会準優勝、近畿大会ベスト4進出。8試合62回を投げて防御率0.73と抜群の安定感を見せ、センバツ出場に貢献した。
3年春もエースナンバーを背負い、京都大会、近畿大会を制した。プロからも注目を浴びる左腕だ。
藤本陽毅(ふじもと・はるき)
チームの中心的役割を担う遊撃手。卒業生の上野響平(オリックス)に憧れ、プロ入りを目指して福岡から京都国際高へと進学した。
身長170cmと小柄ながら、1年夏から遊撃レギュラーを掴み、夏の甲子園にも出場。2年秋は京都大会中に急性肝炎を患い、近畿大会はベンチ外だったが、3年春のセンバツは「3番・遊撃」で出場し、4打数3安打の活躍を見せた。3年春の近畿大会では「4番・遊撃」で出場し、優勝に貢献した。
西村一毅(にしむら・いっき)
今春、急成長を見せている2年生左腕。最速136キロを投げ込み、スライダー、カーブ、チェンジアップを操る。1年秋の公式戦は1試合1/3回のみの登板で、春のセンバツもベンチ外だった。
しかし2年生となった今春、明石商高との近畿大会1回戦、智辯和歌山高との決勝戦といずれも完投勝利をマーク。チームを初の近畿大会優勝へと導いた。3学年先輩の森下瑠大(DeNA)に憧れて入学した。
■京都国際高を指揮する小牧憲継監督
小牧憲継(こまき・のりつぐ)
1983年7月17日生まれ。京都成章高、関西大で内野手としてプレー。大学卒業後はは銀行員を経て、2008年から京都国際高の監督に就任した。監督として春2回、夏2回甲子園に出場を果たしている(新型コロナのため春1回辞退)。
これまでに曽根海成(広島)、中川勇斗(阪神)、森下瑠大(DeNA)らを育てた。
■2024年度京都国際高の公式戦成績(23年秋~)
2023年
秋季京都大会:準優勝
- 1回戦:京都海洋高(12-0)
- 2回戦:莵道高(8-0)
- 3回戦:乙訓高(10-0)
- 4回戦:京都両洋高(8-0)
- 準々決勝:福知山成美高(9-1)
- 準決勝:立命館宇治高(7-0)
- 決勝:京都外大西高(1-2)
秋季近畿大会:ベスト4
- 1回戦:田辺高(3-2)
- 準々決勝:近江高(1-0)
- 準決勝:大阪桐蔭高(0-4)
2024年
春のセンバツ:1回戦敗退
- 1回戦:青森山田高(3-4)
春季京都大会:優勝
- 1回戦:京都成章高(7-1)
- 準々決勝:鳥羽高(6-4)
- 準決勝:京都両洋高(9-8)
- 決勝:京都外大西高(2-1)
春季近畿大会:優勝
- 1回戦:明石商高(8-1)
- 準決勝:天理高(5-1)
- 決勝:智辯和歌山高(3-2)
夏の京都大会:優勝
- 2回戦:京都成章(3-0)
- 3回戦:洛水(7-0)
- 4回戦:塔南・開建(4-3)
- 準々決勝:西城陽(11-3)
- 準決勝:龍谷大平安(11-1)
- 決勝:京都外大西(14-3)
夏の甲子園:
- 1回戦:札幌日大(7-3)
- 2回戦:新潟産大付(4-0)
- 3回戦:西日本短大付(4-0)
- 準々決勝:智弁学園(4-0)
- 準決勝:青森山田(3-2)
- 決勝:関東第一(2-1)