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1人の選手が史上初の1塁盗塁を成功させたが、公式記録には残らなかった。
その選手の名前はトニー・トーマス。独立リーグであるアトランティック・リーグのサザン・メリーランド・ブルー・クラブズに所属している。7月13日(日本時間14日)のランカスター・バーンストーマーズ戦において、トーマスは1ストライク0ボールの後に投じられたボールをキャッチャーが後逸するのをみて、1塁へ全力疾走し、セーフを宣告された。
アトランティック・リーグではこの週から実験的ルールの1つとして「1塁盗塁」を導入したばかりだった。このルールではバッターはキャッチャーがボールを捕球しなかったときはカウントにかかわらず1塁へ走ることができる。トーマスはそのルールを適用した第1号選手となった。
トーマスが1塁でセーフになった後、公式記録員はどのようにスコアをつけるべきか戸惑った。状況としては三振振り逃げに似ているので、ワイルド・ピッチあるいはパスボールによるバッター進塁とすべきか?
結局、アトランティック・リーグの公式記録ではフィルダース・チョイスとして残ることになった。投手にはワイルド・ピッチはつかなかった。もっとも、この判定には疑問が残る。トーマスが1塁に走ったこと以外に、このプレイには選択肢(チョイス)というものはなかったのだ。キャッチャーが暴投を避けるために1塁へ送球しなかったことを選択に含めるのであれば、話は別になるわけだが、タイミングは完全にセーフだった。
アトランティック・リーグはこの1塁盗塁以外にも、ロボットによるボール・ストライク判定、牽制球に関わる新ルール、2ストライク後のバント失敗もファールとするなどの様々な試みを行い、MLBのための実験と検証の場になっている。ピッチャー・マウンドを2フィート(60センチ)後ろに移動する案も検討されたが、これは来シーズン以降に導入を見送られている。
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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供
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「※」は提携サイト『Goal』の記事です