もちろん、シカゴ・カブス、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツは、大谷翔平がロサンゼルス・エンゼルスを選んだことに落胆しているだろう。シアトル・マリナーズとテキサス・レンジャーズ? 彼らは落胆しているだけではない。彼らは2018年、大谷の所属チームと19試合も対戦しなければならないのだ。
エンゼルスが今オフシーズン最大の大賞にありつけた一方、アメリカン・リーグ西地区の各チームは揺れている。
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エンゼルス:
彼らは100マイルの速球を投げる先発投手と、優れたバッターを手に入れた。彼らはアルバート・プホールスにたまにファーストを守らせることで、大谷をときどき指名打者として起用すると見られている。ポスティングフィー2000万ドルと、たった200万ドルの契約金は、マイナーリーグでもっとも高額な契約くらいの金額だ。素晴らしい取引だ。
マリナーズ:
8日の発表直前まで、彼らは大谷の移籍先最有力候補だと考えられていた。ジェリー・ディポートGMは『シアトル・タイムズ』に、大谷獲得のために最善を尽くしたと語った。大谷の起用法、マリナーズでプレーすることの魅力、シアトルという街の魅力についてのプレゼンテーションは、大谷を説得するのに十分ではなかった。その代わり、マリナーズはオールスター選手のディー・ゴードンを手に入れた。
レンジャーズ:
レンジャーズにとって、大谷は間違いなく今オフシーズンのプランA(最優先事項)だった。今なお先発投手を必要としている彼らは、これからギアを上げ、他のフリーエージェント(サイヤング賞投手のジェイク・アリエタ、もしくは今もダラスに住んでいるダルビッシュ有もあり得る)を狙う。
FOR THE FIRST TIME IN FRANCHISE HISTORY, THE #ASTROS ARE #WORLDSERIES CHAMPIONS! #EARNEDHISTORY pic.twitter.com/lTo9MNqzVR
— Houston Astros (@astros) November 2, 2017
アストロズ:
オーケー、おそらく大谷の決断はア・リーグ西地区をかき乱すようなことはないだろう。
原文:Shohei Ohtani's decision ripples beyond Angels throughout AL West
翻訳:Muneharu Uchino