WBC 2023各国代表のNPB選手一覧|呉念庭やバレンティンにマイコラスもWBC参加

Sporting News Japan Staff

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3月8日に台湾で第5回ワールド・ベースボール・クラシック(2023 World Baseball Classic™|以下WBC)が開幕する。

6年ぶりの開催となった今大会には全20チームが出場している。野球日本代表『侍ジャパン』以外のチームにもNPBでプレーしている選手、あるいは過去にプレーしたことのある選手が代表に選ばれた。

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各チームのNPBプレーヤー(過去に所属を含む)を各プールごとに紹介する。

プールA(チャイニーズ・タイペイ、オランダ、キューバ、イタリア、パナマ)

チャイニーズ・タイペイ

  • 宋家豪(楽天)
  • 呉念庭(西武)
  • 王柏融(日本ハム)
  • C.C.リー(元西武)
  • 呂青彦(元阪神)
  • チェン・グァンユウ(元ロッテ)

オランダ

  • ウラディミール・バレンティン(元ソフトバンク)

キューバ

  • リバン・モイネロ(ソフトバンク)
  • アリエル・マルティネス(日本ハム)
  • ライデル・マルティネス(中日)
  • ジャリエル・ロドリゲス(中日)
  • フランク・アルバレス(中日)
  • オネルキ・ガルシア(元阪神)
  • アルフレド・デスパイネ(元ソフトバンク)
  • ジュリスベル・グラシアル(元ソフトバンク)
  • ロエル・サントス(元ロッテ)
  • ヤディル・ドレイク(元日本ハム)

イタリア

なし

パナマ

なし

プールAはチャイニーズ・タイペイ、オランダ、キューバの3チームにNPBプレーヤー(過去所属含む)が選ばれた。

なんとキューバは総勢10名。今シーズンもNPBでプレーする選手は5名もいる。とくにリバン・モイネロ(ソフトバンク)とライデル・マルティネス(中日)の中継ぎふたりはNPBでも屈指の存在。終盤までにリードを奪うことができれば打ち崩すのは難しそうだ。

チャイニーズ・タイペイは呉念庭(西武)ら6人が参加。「チェンチェン大丈夫」のフレーズで人気を博したチェン・グァンユウも選ばれている。

オランダにはウラディミール・バレンティン(元ソフトバンク)がいる。今大会を最後に現役を引退することを表明しており、有終の美を飾りたいところ。

プールB(日本、韓国、オーストラリア、中国、チェコ)

日本

※ラーズ・ヌートバー(カージナルス)をのぞく全員がNPB所属経験あり

韓国

なし

オーストラリア

  • ダリル・ジョージ(元オリックス)
  • クリス・オクスプリング(元阪神)

中国

  • 真砂勇介(元ソフトバンク)

チェコ

なし

侍ジャパンが振り分けられたプールBはオーストラリアと中国に元NPBプレーヤーが選ばれている。

オーストラリアはダリル・ジョージ(元オリックス)とクリス・オクスプリング(元阪神)のふたり。ジョージは2017年にオリックスと育成契約を結んだものの、支配下登録は勝ち取れず一軍での出場機会はなかった。

オクスプリングは2004年のアテネ・オリンピックで日本戦に登板し、7回途中無失点の好投を見せたことでも知られている。その後2006年に阪神でプレーし4勝3敗、防御率5.12の成績を残した。45歳の大ベテランに登板機会は訪れるか。

中国は父が中国人である真砂勇介(元ソフトバンク)を代表メンバーに選んだ。昨シーズンまでソフトバンクでプレーし180試合で打率.219、3本塁打の成績を残した。今年は社会人野球の日立製作所でプレーしている。

プールC(アメリカ、メキシコ、コロンビア、カナダ、イギリス)

アメリカ

  • マイルズ・マイコラス(元巨人)
  • ニック・マルティネス(元ソフトバンク)

メキシコ

  • セサル・バルガス(元オリックス)
  • ジョーイ・メネセス(元オリックス)

コロンビア

  • ジャシエル・ヘレラ(西武)
  • タイロン・ゲレーロ(元ロッテ)

カナダ

  • スコット・マシソン(元巨人)
  • アンドリュー・アルバース(元オリックス)

イギリス

なし

プールCではイギリスをのぞく4チームにNPBプレーヤー(過去所属含む)が選ばれた。

大会2連覇を目指すアメリカはマイルズ・マイコラス(元巨人)とニック・マルティネス(元ソフトバンク/指名投手枠)の両右腕。ともにNPBで先発として結果を残してからメジャー復帰後にさらなる飛躍をはたした。マイコラスは侍ジャパンにも選ばれたラーズ・ヌートバーとマルティネスはダルビッシュ有とチームメートでもある。

メキシコはセサル・バルガスとジョーイ・メネセスの元オリックス勢。メネセスは昨シーズン、ワシントン・ナショナルズで56試合に出場し打率.324、13本塁打の成績を残した。代表でもその打撃に注目が集まる。

コロンビアはジャシエル・ヘレラ(西武)とタイロン・ゲレーロ(元ロッテ)のふたり。ヘレラは西武では育成契約となっており、今大会で実績を残し支配下登録へ向けて弾みをつけたいところ。

スコット・マシソン(元巨人)とアンドリュー・アルバース(元オリックス)の両投手がカナダ代表として戦う。マシソンは東京オリンピック予選敗退時に現役を引退していたが復帰となった。

プールD(プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ、イスラエル、ニカラグア)

プエルトリコ

  • ネフタリ・ソト(DeNA)

ベネズエラ

  • エドウィン・エスコバー(DeNA)

ドミニカ共和国

なし

イスラエル

なし

ニカラグア

なし

プールDはネフタリ・ソトがプエルトリコ、エドウィン・エスコバーがベネズエラの代表入りを果たした。両選手ともに横浜DeNAベイスターズの助っ人として活躍中。大舞台で雌雄を決することがあるかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。