侍ジャパン投手陣、予想される先発、中継ぎ、抑えのメンバー構成は?|WBC 2023

Sporting News Japan Staff

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3月に開催される野球世界一決定戦「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」、通称WBCに向けた侍ジャパン(日本代表)メンバーが発表された。最終決定メンバーは2月9日に発表となるが、1月26日時点で、すでに登録予定選手は発表されている。

メンバーは以下の通りだ。

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投手

11 ダルビッシュ 有(サンディエゴ・パドレス)
12 戸郷 翔征(読売ジャイアンツ)
13 松井 裕樹(東北楽天ゴールデンイーグルス)
14 佐々木 朗希(千葉ロッテマリーンズ)
15 大勢(読売ジャイアンツ)
16 大谷 翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
17 伊藤 大海(北海道日本ハムファイターズ)
18 山本 由伸(オリックス・バファローズ)
20 栗林 良吏(広島東洋カープ)
21 今永 昇太(横浜DeNAベイスターズ)
22 湯浅 京己(阪神タイガース)
26 宇田川 優希(オリックス・バファローズ)
28 髙橋 宏斗(中日ドラゴンズ)
29 宮城 大弥(オリックス・バファローズ)
47 高橋 奎二(東京ヤクルトスワローズ)

捕手

10 甲斐 拓也(福岡ソフトバンクホークス)
24 大城 卓三(読売ジャイアンツ)
27 中村 悠平(東京ヤクルトスワローズ)

内野手

1 山田 哲人(東京ヤクルトスワローズ)
2 源田 壮亮(埼玉西武ライオンズ)
3 牧 秀悟(横浜DeNAベイスターズ)
7 中野 拓夢(阪神タイガース)
25 岡本 和真(読売ジャイアンツ)
33 山川 穂高(埼玉西武ライオンズ)
55 村上 宗隆(東京ヤクルトスワローズ)

外野手

8 近藤 健介(福岡ソフトバンクホークス)
9 周東 佑京(福岡ソフトバンクホークス)
23 ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)
34 吉田 正尚(ボストン・レッドソックス)
51 鈴木 誠也(シカゴ・カブス)

MLBで最優秀選手賞(MVP)を獲得した“二刀流”大谷に、NPB最年少三冠王の村上。栗山英樹監督率いる侍ジャパンは間違いなく、史上最強メンバーだ。しかしMLB所属のダルビッシュや大谷、ヌートバーが出場できるということは、ライバルのアメリカ合衆国やドミニカ共和国も、現役最強のメンバーで臨むということ。2009年以来、3大会ぶりの世界一奪還の道のりは、決して平たんでないことを意味する。

その中でも注目されるのが投手起用だ。日本の場合、大谷のライト起用“三刀流”まであり得るため複雑なのだが、各国首脳陣の頭を悩ませているのが球数制限。WBCではルールにより「1試合につき1次ラウンドは65球、2次ラウンドは80球、準決勝以降は95球を超えて投げること」が禁止されている。佐々木の完全試合でも投球数は「105」。先発がどんなに好調でも、どこかのタイミングで交代しなければならないのだ。

先発候補は大谷、ダルビッシュ、山本、佐々木

MLBでは試合序盤の投球を専門とする“オープナー”を採用し、成功した球団も存在するが、栗山監督が日本でなじみのない、この起用法を採用する蓋然性は低い。そうなると従来通りの先発ローテーション、大谷、ダルビッシュ、山本、佐々木の4本柱となるだろう。

エンゼルスならともかく、強力な投手陣を擁する侍ジャパンならば、あえて先発で大谷を起用する必要はないかもしれない。しかし大谷の二刀流は、もはや日本の象徴。普段と異なる起用法は、たとえ成功しても消極的との評価、いらぬ雑音を招く可能性があるため、堂々と先発に据えることが予想される。

そのほかの先発は、実績を考えれば、2009年の優勝に貢献したダルビッシュ、Tokyo2020金メダル、2年連続沢村栄治賞の山本。この2人の起用に異論は出ないはずだ。そして4本目は佐々木。若く未知数な部分はあるものの、途中交代を前提に最初から全力投球となれば、たとえMLBの強打者がそろったとしても、その攻略は困難なはずだ。

第2先発は今永、戸郷、宮城、高橋

球数制限のあるWBCでは、確実に継投が発生する。そのため先発同様、試合途中から登板する第2先発が、重要な役割を担う。左肩手術の影響によりTokyo2020出場は逃したものの、WBSCプレミア12優勝メンバーの今永は貴重な戦力だ。先発候補に何かあれば、先発に回る“筆頭”に挙げられる。右腕の戸郷、左腕の宮城・高橋は、侍ジャパンシリーズ2022で第2先発としての適性をアピール。この4人の調子次第では、Tokyo2020金メンバー、右の伊藤が第2先発を担うことになるだろう。

抑えは松井裕樹か栗林良吏か

何が起こるか分からないのが短期決戦のWBC。大谷を抑えに起用する可能性も排除できないものの、クローザーは国際経験のある本職、左の松井、右の栗林に任せるのが最善策だ。ルーキーイヤーの昨季、37セーブを記録した大勢は面白い存在だが、国際経験に乏しく未知数。まずは中継ぎで様子見となるだろう。同様の理由で、湯浅、宇田川、髙橋も中継ぎ候補となる。

国際経験の乏しい若手が、どれだけ活躍できるか。どうしても大谷やダルビッシュといったビッグネームが注目されるものの、若い投手の成長こそが、世界一奪還に向けて最も重要な要因となりそうだ。


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。