スタントン移籍でボストンメディアはパニック状態に

Arthur Weinstein

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ニューヨーク・ヤンキースがナショナル・リーグMVPジャンカルロ・スタントンをトレードで獲得したことは、球界に衝撃を与えた。しかし、ボストン以上に衝撃を受けた地はないだろう。

ヤンキース最大のライバル、レッドソックスは、2017年にメジャー最多の59本塁打を放ったスタントンが加わったヤンキースと戦うことになる。

 

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トレードのニュースが流れた後、ボストンのメディアはショックを隠せなかった。『WEEI.com』のロブ・ブラッドフォードは「レッドソックスのジャンカルロ・スタントン問題」と題した記事で「なす術がない、ショックだ。ヤンキースは今、リーグで最強のチームになった。議論の余地はない」と綴った。

『CBSボストン』のマット・ドロフは「ボストンでは今後、レッドソックスの編成最高責任者デーブ・ドンブロウスキーがヤンキースの動きに対してどう反応するかが話題になる」と述べた。

今のところ、レッドソックスの反応は絵文字だけだ。

 

 

ドロフはまた、レッドソックスは2018年シーズン後にブライス・ハーパーやマニー・マチャドといったスラッガー獲得を狙えるものの、チームは今動くべきだと指摘した。
 
ボストン周辺のスポーツライターたちは、レッドソックスよりもライバルが一歩先を行っているという事実に直面している。『ボストン・ヘラルド』のスティーブ・バックリーは、ファンに向けて2つの提案をしている。1つ目は「野球を見るのをやめよう、もしくは、レッドソックスを追いかけるのをやめよう。ヤンキースは来年、そして今後数年ア・リーグ東地区の王者になることは間違いない」。2つ目は「スタントンのトレードに泣き喚いているレッドソックスファンは、泣き喚くのをやめよう」。

原文:Yankees' Giancarlo Stanton trade sends Boston media into panic mode

翻訳:Muneharu Uchino

Arthur Weinstein