ジャンカルロ・スタントンは昨シーズン、59本塁打でメジャーリーグトップだった。アーロン・ジャッジは52本でアメリカン・リーグ最多。
ナショナル・リーグMVPのスタントンがマイアミ・マーリンズからニューヨーク・ヤンキースにトレードされたことで、ふたりが同じ打線に並ぶのだ。可能性は無限大、そして2018年だけのことではない。ジャッジは2023年までフリーエージェントにならず、スタントンは2027年まで契約が残っている(2020シーズン終了後のオプションを持ってはいるが)。ニューヨーク市とヤンキー・スタジアムを気に入れば、すごいペースで記録を塗り替えていくことだろう。
MORE: 今なら無料視聴可。スポーツを見るならDAZN(ダ・ゾーン)に!
それではMLB史上、最も優れたホームランコンビたちを振り返ってみよう。本来ならギャリー・サンチェスも含めてトリオにすべきなのだろうが、とりあえず今回は昨シーズン50本以上を放ったふたりに焦点を当てる。
どんなリストでも、任意のパラメーターを設定する必要がある。このランキングはスタントンとジャッジを中心に考え、彼らが健康で同じ打線で活躍することを想定して作成している。そのため、4シーズン以上一緒にプレイしたコンビしか選択しておらず、一緒にプレイしている間に40本塁打を最低でも一回記録している打者に限定している。
準備はいいだろうか? それでは始めよう。
1. ベーブ・ルース&ルー・ゲーリッグ(ヤンキース)
最高合計本塁打シーズン:1927年 - 107本:ルースが60本、ゲーリッグが47本
共にプレイした期間:1923-34
チームメイトとして打った合計本塁打数:859本
ルース&ゲーリッグ砲を1位に選ぶのは簡単なことだった。チームメイトで打った本塁打数として1927シーズンは3位にランクインし、これほど長期間にわたって圧倒的な活躍を見せたコンビは他にいない。フルで共にプレイした10シーズン(ゲーリッグは1923-24シーズン出場数は23試合のみ)では、両者合わせて40本以上の本塁打を記録したのが13回、30本以上記録したのは17回。共にプレイした12年全体で、ルースとゲーリッグは859本ものホームランを放っている。
2. ウィリー・メイズ&ウィリー・マッコビー(ジャイアンツ)
最高合計本塁打シーズン:1965年 - 91本:メイズが52本、マッコビーが39本
共にプレイした期間:1959-72
チームメイトとして打った合計本塁打数:801本
このふたりはジャイアンツにとって素晴らしいコンビだった。メイズは球団がニューヨークからサンフランシスコに移る前から在籍し、マッコビーはカリフォルニア州に移って2年目に加入している。フルで共にプレイした13シーズン(メイズは1972年5月にニューヨーク・メッツにトレードされている)では、30本以上の本塁打を14回記録している。メイズは1962年、1964年、1965年に、マッコビーは1963年、1968年、1969年にそれぞれナショナルリーグのホームラン王に輝いている。
(中編につづく)
原文:Ranking MLB's top home run-hitting teammates of all time
翻訳:大西玲央