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アルバルク東京の田中大貴はBリーグ開幕時、“プリンス”のキャッチフレーズで大きくクローズアップされた。昨季はここぞというところでボールを持ち、そつなくシュートを決める印象の強い選手だったが、ヘッドコーチが変わった今季はボールに触る時間が増え、チームを引っ張る立場としての意識が高まってきている。昨季はセミファイナルで敗北を喫し、今季も天皇杯でまさかの予選敗退。「今年こそ」「チャンピオンシップこそ」の思い秘める田中に、その胸中を聞いた。
「どんどん走ることができれば、自分たちのペースになる」
――クォーターファイナル(準々決勝)で対戦する京都ハンナリーズには、どのような印象を持たれていますか?
正直な話、ジョシュア・スミス選手がいるといないとでは捉え方が大きく違ってくると思います(※スミスは出場停止でクォーターファイナル出場不可)。ただ、京都は彼の分をみんなで頑張って埋めようとするチームなので、逆に違った意味でより戦いにくくなったというか、タフなシリーズになるんじゃないかという印象は受けました。
――スミス選手不在の京都は、どのような戦い方をしてくると予想していますか?
京都はもともとハーフコートのバスケットスタイルだと思うんですけど、スミス選手がいなくなったことでより動きが出てくるし、何よりジュリアン・マブンガ選手がボールを触る機会が多くなると思います。彼は1番(ポイントガード)から4番(パワーフォワード)までこなせる厄介な選手なので、そこをしっかり押さえないといけないなと考えています。
――A東京はそのような相手に対して、どのように戦いたいですか?
第32節で対戦した京都の印象は、あまりファストブレイク(速攻)を出さないチーム。第1戦では自分たちがそれに合わせてしまい、終盤まで競った試合展開になってしまいました。第2戦のようにまずはしっかりディフェンスを頑張って、そこからどんどん走ることができれば、自分たちのペースになって、いい形で試合が進むんじゃないかと思います。
――京都のポイントガードの伊藤達哉選手は、東海大の後輩ですね。
ルーキーですけどそう思えないような落ち着きのあるプレーをしていますし、シーズンを通して見ても、自信をもってのびのびとやっている印象を受けました。彼はバスケットIQがすごく高いですし、スミス選手がいなくなった状況で注意すべき存在の一人だと思います。
「自分たちのオフェンスをしっかり遂行したい」
――今季よりルカ・パヴィチェヴィッチ ヘッドコーチが指揮をとっています。ルカHCにはどのようなことを求められる1年間でしたか?
昨年よりもボールを触る回数がすごく増えて、自分が起点となってオフェンスを展開する回数も多くなりました。なので、オフェンスでは自分が打開しなければいけないという意識は持っています。インサイドのアレックス・カークもピック&ロールの相性がいいので、しっかりスペースをとってプレーする自分たちのオフェンスをしっかり遂行したいです。
――役割が変わったことに、戸惑いや違和感はありましたか?
どうしても昨年と比較してしまうので、「ちょっとボールを持ちすぎなんじゃないか」とか、「なんでもかんでも自分がやるのはどうだろう」と思うことはありました。ただ、シーズンを重ねるにつれてそのバランスも良くなってきていると思います。もちろん、ポイントガードの安藤誓哉や小島元基が起点になって作ってもいいし、ルーキーの馬場雄大の調子も上がっています。相手にとっては的を絞りづらい状況になっています。
――CSで活躍を期待したい選手をあえて一人挙げるとすると?
個人的には自分自身だと思います。もっとガツガツやらないといけない場面が増えると思うので。ポイントガードの2人も雄大もまだ若いですし、他のチームに比べると経験値という面では少し劣ると思うので、菊地祥平選手や竹内譲次選手だったり、自分だったりがいいパフォーマンスをして若手に勢いを与えなければ。そういった意味で、責任はすごく大きいと感じています。
「何としてでも優勝をつかみたい」
――田中選手は現在26歳。決してベテランという年齢ではありませんが、気持ちはそちら側にあるのですね。
そうですね。プロの世界に入ってからファイナルも経験しましたし、去年はセミファイナルも経験しましたし。最後の大事な試合というところは経験してきましたが、まだ1回も優勝できていないので、今年こそ結果を出したいと思います。
――去年のCSは準決勝で川崎ブレイブサンダースと対戦し、10分間の第3戦で敗れました。この戦いを通じて、CSの戦い方をどのようにとらえていますか?
第1戦がすごく大事だと思います。1戦目をとれると気持ち的にもちょっと楽になりますし、そこで負けると去年みたいにまた違ったプレッシャーを感じなければいけないので。そして何より、第3戦を戦いたくないなというのが正直なところですね(苦笑)。
――CSの抱負をお聞かせください。
レギュラーシーズンは、ケガや代表活動でなかなかメンバーがそろわず、様々な苦しいことを経験しました。特に天皇杯のファイナルラウンドに進めなかったことは、代表活動で参加できなかった自分にとってもつらい経験でした。あのときのメンバーの悔しそうな姿を見て、戦えなかった自分も同じくらい悔しかったです。
ただ、天皇杯も含め、限られたメンバーが一生懸命練習してステップアップして、お互いの穴を埋めてきたということに関してはすごく自信があります。レギュラーシーズンと同様に目の前の試合にしっかり集中して、まずは土曜日の試合(5月12日の準々決勝初戦)のことだけを考えていい準備をしたいですし、何としてでも優勝をつかみたいです。
聞き手: 青木美帆
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