【速報】箱根駅伝2024 新記録樹立の青山学院大が2年ぶり7回目の総合優勝|レース経過・結果・ハイライト|第100回東京箱根間往復大学駅伝競走

及川卓磨 Takuma Oikawa

小座野容斉 Yosei Kozano

【速報】箱根駅伝2024 新記録樹立の青山学院大が2年ぶり7回目の総合優勝|レース経過・結果・ハイライト|第100回東京箱根間往復大学駅伝競走 image

箱根駅伝2024(第100回東京箱根間往復大学駅伝競走)が2024年1月2~3日にかけて開催され、青山学院大学が2年ぶり通算7回目の総合優勝を果たした。2015年の初優勝から10年で7回目の優勝。総合タイム10時間41分25秒は大会新記録となった。

2023年大会の王者で2年連続大学駅伝三冠を狙っていた駒澤大は無念の2位となり、連覇及び三冠達成ならず。また、城西大が史上最高位となる3位に入ったほか、東洋大が4位、國學院大が5位という結果になった。

次回2025年大会のシード権争いは大東文化大が東海大と国士舘大を総合タイムで30秒上回り、シード権を獲得した。

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総合順位

  • 1位 青山学院大 10:41:25(大会新記録)
  • 2位 駒澤大 10:48:00
  • 3位 城西大 10:52:26
  • 4位 東洋大 10:52:47
  • 5位 國學院大 10:55:27 
  • 6位 法政大 10:56:35
  • 7位 早稲田大 10:56:40
  • 8位 創価大 10:57:21
  • 9位 帝京大 10:59:22
  • 10位 大東文化大 11:00:22
  • 11位 東海大 11:01:52
  • 12位 国士舘大 11:01:52
  • 13位 中央大 11:01:58
  • 14位 立教大 11:03:04
  • 15位 日本大 11:06:06
  • 16位 日本体育大 11:06:30
  • 17位 順天堂大 11:06:42
  • 18位 駿河台大 11:06:58
  • 19位 中央学院大 11:07:26
  • 20位 明治大 11:07:28
  • 21位 神奈川大 11:07:37
  • 22位 東京農業大 11:09:16
  • 23位 山梨学院大 11:11:11

※タイムは速報値。10位までが来年2025年大会(第101回大会)のシード権獲得。

復路順位

  • 1位 青山学院大
  • 2位 駒澤大
  • 3位 東洋大
  • 4位 法政大
  • 5位 國學院大
  • 6位 帝京大
  • 7位 創価大
  • 8位 明治大
  • 9位 東海大
  • 10位 早稲田大
  • 11位 日本体育大
  • 12位 城西大
  • 13位 中央大
  • 14位 立教大
  • 15位 国士舘大
  • 16位 神奈川大
  • 17位 大東文化大
  • 18位 日本大
  • 19位 東京農業大
  • 20位 中央学院大
  • 21位 駿河台大
  • 22位 順天堂大
  • 23位 山梨学院大

復路レース経過・ハイライト

※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記。タイムは速報値。

優勝した青学大・原晋監督のインタビュー。「12月の前半から中盤にかけてチーム状況が非常に悪くて、シード権を取れるかどうか、それくらいのチーム状況だった。そこから約3週間で学生たちが本気で箱根駅伝に向き合ってくれたこと、私以上に、学生たちが優勝したいという思いが強かったレースでした。(第100回記念大会で過去10年で7回目の優勝について)ありがたいです。学院創立150周年なんですね。そして私、監督就任20年。箱根駅伝100年。この3つのタイミングで優勝させていただいたこと、改めて大学関係者、高校の指導者、学生、OB、妻・美穂。多くの人に支えられて今日この日を迎えられたことを本当に嬉しく思います」

10区の区間賞は東洋大・岸本遼太郎(1時間8分51秒)。

13:46 中央学院大、日本大、駿河台大が次々とゴール。少し遅れて山梨学院大、順天堂大、東京農業大が続き、全23校がゴール。

13:42 続いて、一斉スタートの帝京大、8位創価大、一斉スタートの明治大、東海大、日体大、中央大、立教大、国士舘大、神奈川大、大東文化大がフィニッシュ。大東文化大は総合タイムで10位以内に入り、シード権を獲得! 法政大は6位、帝京大は9位確定。

13:38 國學院大が5位でゴール。10時間55分28秒。復路一斉スタートの法政大が10時間56分36秒でフィニッシュ。続いて早稲田大が7位でゴール。10時間56分40秒。

13:34 城西大・中田が歴代最高の3位でゴール。総合タイムは10時間52分27秒。続いて東洋大が4位でフィニッシュ。10時間52分47秒。

13:30 駒澤大・庭瀬が2位でゴール。総合タイム10時間48分0秒。

13:23 青学大・宇田川が大手町・読売新聞社前のゴールテープを切ってフィニッシュ! 2年ぶり7回目の総合優勝! 総合タイム10時間41分25秒は大会新記録。復路のタイムは5時間23分12秒。

13:20 青学大・宇田川が日本橋を通過。ゴールまで残り1km。

13:17 先頭を行く青学大・宇田川が『ビクトリーロード』中央通りに入った。ゴールまであと約2km。

13:12 新八ツ山橋地点でのタイムで、シード権を争う大東文化大が東海大を逆転し、26秒差をつけて10位に浮上。

13:11 新八ツ山橋、5位國學院、法政大、帝京大、7位早稲田大が通過。さらに8位創価大、明治大、東海大、日体大、国士舘大、中央大、立教大も続く。

13:06 新八ツ山橋、3位城西大・中田がトップから10分42秒差、4位東洋大・岸本がトップから12分2秒差で通過。

13:01 2位駒澤大・庭瀬が10区13.5km・新八ツ山橋を通過。首位・青学大とは7分7秒差。

12:53 蒲田地点通過タイムで大東文化大が総合10位の東海大に1秒に迫る。激しいシード権争い。

12:47 トップの青学大・宇田川も快走を継続。このままいくと2022年に青学大が樹立した大会総合記録の10時間43分42秒を上回る可能性が見えてきている。

△10区 鶴見中継所⇒大手町・読売新聞社前(23.1km/復路ゴール)

9区の区間賞は青学大・倉本玄太(1時間8分51秒)

12:38 23校目、山梨学院・平八重が鶴見中継所へ到着。

12:34 中央学院大、駿河台大、順天堂大、山梨学院大が繰り上げスタート。

12:33 続いて一斉スタートの法政大・稲毛から宗像直輝へ、5位國學院大・吉田から高山豪起へリレー。続いて帝京大・小林から日高拓夢、さらに明治大・鈴木から古井康介、早稲田大・菖蒲敦司から菅野雄太へ、創価大・吉田から上杉祥大へ、東海大・竹割からロホマン シュモンへ。少し空いて、国士舘大、日体大、中央大と続く。さらに少し空いて神奈川大、大東文化大、立教大。さらに少し空いて東京農業大。繰り上げスタートまで残り1分を切って、日本大が滑り込み。

12:26 4位東洋大・吉田から岸本遼太郎へリレー。タイムは1時間9分12秒。トップとは11分52秒差。

12:23 3位城西大・平林から10区・中田侑希へリレー。タイムは1時間10分20秒。トップとは9分30秒差。

12:20 2位駒澤大・花尾が鶴見中継所へ、10区・庭瀬俊輝にリレー。タイムは1時間9分40秒。首位・青学大とは6分22秒差。

12:14 青学大・倉本がトップで鶴見中継所へ、最終10区の宇田川瞬矢に襷をリレー。タイムは1時間8分51秒。

12:06 9区15km・横浜駅地点、大東文化大・大谷章紘が総合10位東海大まで8秒に迫る。

12:01 法政大・稲毛、國學院大・吉田も横浜駅を通過。

12:00 4位東洋大・吉田が横浜駅を通過。トップとは12分1秒差。

11:57 3位城西大・平林が横浜駅を通過。トップとは9分14秒差。

11:54 2位駒澤大・花尾が9区15km付近・横浜駅を通過。首位・青学大とは6分33秒差。

11:39 3位城西大・平林樹、続いて4位東洋大・吉田周が権太坂を通過(首位と11分42秒差)。続いて、法政大・稲毛崇斗、國學院大・吉田蔵之介が通過。さらに創価大・吉田凌、明治大・鈴木祐太、早稲田大・菖蒲敦司、帝京大・小林大晟、東海大・竹割真が続く。

11:34 2位駒澤大・花尾が権太坂を通過。首位・青学大とは5分56秒差。

11:27 首位の青学大・倉本は9区7.8km・権太坂を通過。

△9区 戸塚中継所⇒鶴見中継所(23.1km)

8区の区間賞は青学大・塩出翔太(1時間4分0秒)。

11:25 山梨学院大・新本、戸塚中継所目前まで迫るも、トップから20分以内で襷をつなぐことができず、9区・平八重充希が繰り上げスタート。

11:23 駿河台大と東京農業大がほぼ同時に戸塚中継所へ。続いて順天堂大がリレー。

11:20 中央大・阿部が戸塚中継所へ。続いて立教大、国士舘大、少し遅れて中央学院大、神奈川大、さらに少し遅れて大東文化大、日本大がリレー。

11:18 6位創価大、明治大、8位早稲田大が次々と戸塚中継所へ。さらに、帝京大、東海大、日体大と続く。

11:17 4位東洋大・村上が戸塚中継所へ、9区・吉田周へリレー。タイムは1時間5分24秒。首位とは11分31秒差。続いて5位國學院大、一斉スタートの法政大(総合7位)がリレー。

11:13 3位城西大・小田から9区・平林へリレー。タイムは1時間6分25秒。首位とは8分1秒差。

11:10 2位駒澤大・赤星が戸塚中継所へ、9区・花尾恭輔に襷をつなぐ。タイムは1時間4分49秒。首位・青学大とは5分33秒差。

11:05 青学大・塩出がトップで戸塚中継所へ、9区・倉本玄太に襷をリレー。タイムは1時間4分0秒(歴代3位)。

11:01 遊行寺坂手前で帝京大が一気に中央大を引き離し、総合タイムで10位に滑り込み。中央大は総合11位に降格。

11:00 遊行寺坂を4位東洋大に続いて、法政大、創価大、國學院大の順で通過。

10:58 明治大、早稲田大、帝京大が中央大を捕らえる。激しい10位以内のシード権争いが繰り広げられる。

10:55 3位城西大・小田が首位から6分59秒差で遊行寺坂を通過。

10:53 2位駒澤大・赤星が首位から5分21秒差で遊行寺坂へ。

10:47 先頭を行く青学大・塩出が区間新記録ペースで8区16km付近、遊行寺坂へ。

10:42 8区10km付近、4位の東洋大・村上、創価大・小池莉希、法政大・清水郁杜が中央大・阿部を引き離す。

10:32 4位東洋大・村上太一と一斉スタートの中央大・阿部陽樹が並走状態で茅ヶ崎地点を通過。

10:30 首位の青学大・塩出が8区10km地点を通過。青学の独走状態が続く。

10:27 8区6.9km、茅ヶ崎地点、駒澤大・赤星が首位・青学大から4分52秒差で通過。続いて城西大・小田が6分2秒差で通過。

△8区 平塚中継所⇒戸塚中継所(21.4km)

7区の区間賞は中央大・吉居駿恭(1時間2分27秒)。

10:17 続いて、帝京大、早稲田大、明治大、神奈川大、東海大が平塚中継所へ。少し空いて日体大、さらに空いて国士舘大、中央学院大がリレー。その後、立教大、日本大、東京農業大、順天堂大、駿河台大、山梨学院大の順で中継。

10:11 一斉スタートの中央大は7区・吉居が5人抜きを果たし、平塚中継所へ。続いて東洋大(総合4位)。続いて、創価大、大東文化大、法政大、國學院大が次々と中継。

10:07 3位城西大・林から8区・小田伊織へリレー。首位とは5分36秒差。タイムは1時間3分24秒。

10:06 2位駒澤大・安原が平塚中継所へ、8区・赤星雄斗にリレー。首位とは4分44秒差。タイムは1時間3分13秒。

10:01 青学大・山内が首位で平塚中継所へ、8区・塩出翔太へ襷をリレー。タイムは1時間2分46秒。

9:59 首位・青学大の山内がサングラスをは外し、平塚中継所へ入っていく。

9:58 7区18km付近、大磯地点。駒澤大は首位・青学大と4分33秒差、城西大は5分21秒差で通過。

9:53 7区15km付近、中央大・吉居駿恭が往路2区を走った兄・大和から給水を受けてガッツポーズ。

9:47 7区15km付近、駒澤大・安原が給水。力強い走りを見せている。

9:36 7区11km付近の二宮地点、2位駒澤大・安原が首位・青学大と4分11秒差で通過。続いて3位の城西大・林が首位から5分6秒差で通過。

9:35 箱根駅伝名物と化す『フリーザ軍団』も7区の沿道で応援している模様。

9:21 首位・青学大の山内が7区・8km付近を通過。

△7区 小田原中継所⇒平塚中継所(21.3km)

6区の区間賞は法政大・武田和馬(58分2秒)。

9:12 続いて日体大、帝京大、中央学院大、順天堂大、国士舘大、日本大、山梨学院大、東京農業大、駿河台大が小田原中継所に到着し、全23校が7区へ襷をつないだ。

9:09 一斉スタートの法政大・武田が小田原中継所へ。タイムは58分2秒。続いて、創価大、大東文化大、國學院大、中央大、神奈川大、明治大、早稲田大、東海大、立教大が次々と中継所へ入ってきた。

9:06 4位の東洋大・西村が小田原中継所へ、7区・熊﨑貴哉へつなぐ。タイムは58分58秒。

9:03 続いて城西大・久保出も小田原中継所へ、7区・林晃耀にリレー。タイムは59分55秒。首位とは4分58秒差。

9:02 2位駒澤大・帰山が小田原中継所へ、7区・安原太陽に襷をつなぐ。首位との差は4分17秒。

8:58 青学大・野村がトップで小田原中継所へ、7区・山内健登に襷をリレー。タイムは歴代9位の58分14秒。

8:55 首位から7分49秒差で4位東洋大・西村が函嶺洞門を通過。

8:52 駒澤大・帰山が首位・青学大から3分45秒差で函嶺洞門を通過。続いて城西大・久保出が4分34秒差で通過。

8:49 一斉スタートの法政大・武田和馬が早稲田大・柳本を捕らえる。

8:47 6区17km付近、青学大・野村が函嶺洞門を通過。

8:42 青学大・野村が15km地点を首位で通過。

8:34 4位東洋大の西村が小涌園前を通過。

8:30 2位駒澤大・帰山が小涌園前を通過。首位・青学大とは3分18秒差。 続いて首位と3分55秒差で3位城西大・久保出も小涌園前を通過。駒澤大との差は37秒差に縮まっている。

8:27 先頭の青学大・野村が9km付近・小涌園前を通過。

8:22 6区4km付近、一斉スタートの16校から大東大と明治大が抜け出す。

8:19 6区5km付近、芦之湯地点で首位・青学大と2位駒澤大の差は2分52秒差と復路スタートから14秒広がる。

8:10 首位から10分後、史上最多タイとなる16校が一斉スタートし、全23校が『山下り』の復路6区を走り始めた。

8:09 首位から9分55秒差で創価大・川上翔太がスタート。

8:08 首位から8分54秒差で國學院大・後村光星がスタート。

8:07 首位から7分6秒差で東洋大・西村真周がスタート。続いて7分52秒差で早稲田大・栁本匡哉がスタート。

8:03 首位から3分17秒差で往路3位の城西大・久保出雄太がスタート。

8:02 首位・青学から2分38秒差で往路2位の駒澤大・帰山侑大がスタート。

8:00 往路首位の青山学院大学6区の野村昭夢がスタート。

△6区 箱根・芦ノ湖駐車場入口⇒小田原中継所(20.8km)

7:27 復路エントリー変更発表。

△1月3日(水):復路スタート前(8:00スタート予定)

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復路出発時刻(1月3日)

  1. 8:00:00 青山学院大
  2. 8:02:38 駒澤大
  3. 8:03:17 城西大
  4. 8:07:06 東洋大
  5. 8:07:52 早稲田大
  6. 8:08:54 國學院大
  7. 8:09:55 創価大
  8. 8:10:00 大東文化大、法政大、順天堂大、国士舘大、帝京大、中央大、駿河台大、山梨学院大、東海大、立教大、中央学院大、日本大、東京農業大、日本体育大、神奈川大、明治大(一斉スタート) 


往路最終順位

※順位、大学、往路公式タイム。

  • 1位 青山学院大 5:18:13(往路新記録)
  • 2位 駒澤大 5:20:51(往路新記録)
  • 3位 城西大 5:21:30
  • 4位 東洋大 5:25:19
  • 5位 早稲田大 5:26:05
  • 6位 國学院大 5:27:07
  • 7位 創価大 5:28:08
  • 8位 大東文化大 5:28:54(復路一斉スタート)
  • 9位 法政大 5:29:03(復路一斉スタート)
  • 10位 順天堂大 5:30:17(復路一斉スタート)
  • 11位 国士舘大 5:30:20(復路一斉スタート)
  • 12位 帝京大 5:30:23(復路一斉スタート)
  • 13位 中央大 5:30:35(復路一斉スタート)
  • 14位 駿河台大 5:30:51(復路一斉スタート)
  • 15位 山梨学院大 5:31:05(復路一斉スタート)
  • 16位 東海大 5:31:33(復路一斉スタート)
  • 17位 立教大 5:31:37(復路一斉スタート)
  • 18位 中央学院大 5:31:42(復路一斉スタート)
  • 19位 日本大 5:31:51(復路一斉スタート)
  • 20位 東京農業大 5:33:33(復路一斉スタート)
  • 21位 日本体育大 5:35:35(復路一斉スタート)
  • 22位 神奈川大 5:35:50(復路一斉スタート)
  • 23位 明治大 5:37:21(復路一斉スタート)

往路区間記録

  • 1区 篠原倖太朗(駒澤大) 1:01:02
  • 2区 黒田朝日(青山学院大) 1:06:07
  • 3区 太田蒼生(青山学院大) 59:47
  • 4区 佐藤一世(青山学院大) 1:01:10
  • 5区 山本唯翔(城西大) 1:09:14(区間新)

※5区は青山学院大の若林宏樹も1時間9分32秒で区間新記録樹立も、直後に城西大・山本に記録を更新された。

往路速報:青学大が2年ぶり往路優勝、3連続区間賞で駒澤大を逆転

第100回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路は、2024年1月2日、東京・大手町の読売新聞社前から神奈川県箱根町・芦ノ湖間の5区間・107.5Kmで争われ、青山学院大学が新記録となる5時間18分14秒で、98回大会以来2年ぶり6回目の往路優勝を飾った。

青学大は、1区の荒巻が9位と出遅れたが、2区の黒田、3区の太田、4区の佐藤と3連続で区間賞を取って、4区で先頭の駒澤大に代わって先頭に立つと、5区でも若林が区間新(2位)の好走で優勝した。

昨年の覇者・駒澤大は2位だった。3位は城西大学、4位は東洋大、5位は早稲田大が入った。

往路を制した青学大・原監督は、「素直に嬉しい。駒澤一強と言われるなかで、『負けてたまるか大作戦』、学生が頑張ってくれました。その前に、昨日の能登震災で開催できるかわからないなか、また、多くの被災された方がいるなかで、こうして箱根駅伝ができることを本当に感謝申し上げたいと思います」と話した。

往路レース経過・ハイライト

※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記。タイムは速報値。

13:37 往路の最終順位は以下の通り。

1位青山学院大、2位駒澤大、3位城西大、4位東洋大、5位早稲田大、6位國学院大、7位創価大、8位大東文化大、9位法政大、10位順天堂大、11位国士舘大、12位帝京大、13位中央大、14位駿河台大、15位山梨学院大、16位東海大、17位立教大、18中央学院大、19位日本大、20位東京農大、21位日本体育大、22位神奈川大、23位明治大。

5区の区間賞は城西大・山本唯翔(1時間9分15秒/区間新記録)

3日の復路は、往路1位から10分以上タイム差のある8位大東文化大以下の16大学が一斉スタートとなる。

13:21 続いて城西大・山本が往路3位でゴール。城西大は5時間21分31秒。チーム史上最高の往路順位となった。山本は数分前に青学大・若林に破られた自身が持つ5区の区間記録を、1時間9分15秒でさらに更新した。

13:20 続いて駒澤大・金子が往路2位でゴール。5時間20分52秒。

13:18 青山学院大・若林が往路ゴール。5時間18分14秒という往路新記録で、青学大が2年ぶりの往路優勝。若林は5区の区間記録(2023年城西大・山本唯翔の1時間10分4秒)を大きく更新する1時間9分33秒の快走。

13:15 往路ゴールまで1kmを切った。伴走車からは青学大・原監督が「ゴー、ゴー、ゴー」と檄を飛ばす。

13:12 19km付近を快走するトップの青学大・若林が通過。もう雨は上がっている。

13:10 3位城西大の山登りスペシャリストで『山の妖精』とも呼ばれる山本唯翔が、2位駒澤大・金子との差を1分以内に詰めてきた。

13:04 全23チームが小涌園前を通過。トップは青学大、2位は駒澤大で変わらないが、その差は2分と開いた。

12:51 2位の駒澤大・ 金子が小涌園を通過。トップ青学大との差は1分54秒差と広がった。

12:49 5区11.9km付近、小涌園前を依然としてトップを守る青学大・若林が通過。往路優勝がはっきりと見えてきた。

12:39 5区箱根の山登り。9.3km付近の箱根・宮ノ下を青学大・若林が1位で通過。

12:24 函嶺洞門を先頭から6校が通過。

△5区 小田原中継所⇒ 箱根・芦ノ湖駐車場(20.8km/往路ゴール)

12:23   4区終了時の順位は1位青山学院大、2位駒澤大、3位城西大、4位東洋大、5位國学院大、6位早稲田大、7位帝京大、8位創価大、9位東海大、10位法政大、11位順天堂大、12位日本大、13位中央大、14位大東文化大、15位国士舘大、16位山梨学院大、17位中央学院大、18位立教大、19位駿河台大、20位東京農大、21位神奈川大、22位明治大、23位日本体育大

往路は繰り上げスタート(15分以上の差で実施)はなかった。

4区の区間賞は青山学院大・佐藤一世(1時間1分10秒)。青学大は2区から3連続区間賞となった。

12:12 3位は城西大、4位東洋大、5位國学院大、6位早稲田大。 

12:09 青学大・佐藤がトップで戸塚中継所へ、5区の若林宏樹に襷をリレー。1分27秒遅れで駒澤大・山川が5区の金子伊吹へ襷をつないだ。

12:05 小田原中継所まで1kmを切った。伴走車から青学大・原監督の激励の声がトップを独走する佐藤に飛ぶ。

11:53 酒匂橋、3位は城西大・山中。2位の駒澤大との差は2分33秒。4位で國学院大と東洋大が並走、6位で早大が続いた。

11:53 4区15.4km、酒匂橋のチェックポイント。トップの青学大と2位駒澤大の差は1分2秒とまた開いてきた。

11:48 4区14km、青学大が独走状態に入った。4区に入る辺りから降り始めた冷たい雨の中、佐藤がペースを守って粛々と走っている。2位は駒澤大・山川、3位は城西大・山中秀真。

11:33 4区9km、二宮付近。1位の青学大・佐藤と2位の駒澤大・山川の差は41秒と広がった。

△4区 平塚中継所⇒小田原中継所(21.4km)

11:18 3区終了時の順位は1位青山学院大、2位駒澤大、3位城西大、4位日本大、5位東洋大、6位國学院大、7位早稲田大、8位創価大、9位帝京大、青山学院大、10位東海大、11位大東文化大、12位法政大、13位順天堂大、14位山梨学院大、15位国士舘大、16位神奈川大、17位東京農大、18位立教大、19位中央大、20位中央学院大、21位駿河台大、22位明治大、23位日本体育大。

3区の区間賞は青山学院大・太田蒼生(59分47秒)。イェゴン・ヴィンセント(東京国際大)が持つ区間記録にこそ届かなかったが、日本人選手としては初めて3区で1時間の壁を破る快走を見せた。

11:07 青学大・太田がトップで戸塚中継所へ、4区の佐藤一世に襷をリレー。4秒遅れで駒澤大・佐藤が4区の山川拓馬へ襷をつないだ。

11:05 3区20.6km付近、トップを行く青学大・太田に原晋監督が伴走車からマイクで大声をかけている。

10:58 3区18.2km付近、青学大・太田がサングラスを外すと、スパートをかけた。10km以上続いた並走から、駒澤大・佐藤を振り切って完全なトップに立った。 

10:49 3区15km付近、駒澤大・佐藤が青学大・太田と並んで再びトップに。

10:46 3区13.9km付近、青学大・太田がついに駒澤大・佐藤を抜いてトップに立った。駒澤大は今季(2023年度)の出雲大学選抜駅伝、全日本大学駅伝では全区間を通じ1位を走り続けて優勝しており、前回2023年1月の箱根駅伝の往路4区以来、はじめてトップを譲った。

10:40 3区12km付近、駒澤大・佐藤のすぐ後ろの青学大・太田。2人のトップ並走状態が4km以上続いている。 

10:30 3区8.2km付近、トップを行く駒澤大・佐藤、すぐ後ろに青学大・太田。

10:26 3区6.9km付近、トップを行く駒澤大を2位の青学大が捉えようとしている。

△3区 戸塚中継所⇒平塚中継所(21.4km)

10:14 2区終了時の順位は1位駒澤大、2位青山学院大、3位創価大、4位早稲田大、5位城西大、6位東京農大、7位東洋大、8位日本大、9位國学院大、青山学院大、10位東海大、11位大東文化大、12位山梨学院大、13位法政大、14位帝京大、15位順天堂大、16位中央学院大、17位中央大、18位国士舘大、19位駿河台大、20位神奈川大、21位立教大、22位明治大、23位日本体育大

2区の区間賞は青山学院大・黒田朝日(1時間6分07秒)

10:07 駒澤大の主将・鈴木がトップで戸塚中継所へ、3区の佐藤圭汰へ襷をリレーした。猛追を見せた青学大の2区走者・黒田が22秒差で3区の太田蒼生に襷リレー。

9:58 2区20.6km付近で青学大の2年生・黒田朝日が創価大のムチーニを捉えて2位に上がった。

9:49 2区17km通過。駒澤大・鈴木はトップを独走。

9:43 権太坂の14.5km付近で、3位の日大・キップケメイを4位集団の中から抜け出した青学大と城西大が抜いた。

9:39 2区13kmを過ぎて、5区の箱根の山登りを除けば最も長い登坂となる『権太坂』に入った。先頭は依然として駒澤大・鈴木。

9:32 2区で4位集団が7人に。青学大、帝京大、東京農大、城西大、東海大、法政大、早大。

9:29 2区10km、駒澤大・鈴木は28分10秒で通過。この1kmは2分40秒台。笑顔を見せる余裕の走り。

9:23 2区8km過ぎ、先頭は早くも横浜駅付近へ トップを走るのは駒澤大の鈴木主将。2位は創価大のスティーブン・ムチーニ、3位は日大のシャドラック・キップケメイ。

△2区 鶴見中継所⇒戸塚中継所(23.1km)

9:04 各大学が続々と襷をリレー。通過順位は1位駒澤大、2位創価大、3位城西大、4位日本大、5位東海大、6位駿河台大、7位帝京大、8位明治大、9位青山学院大、10位順天堂大、11位東京農大、12位早稲田大、13位大東文化大、14位法政大、15位東洋大、16位山梨学院大、17位國学院大、18位立教大、19位中央大、20位中央学院大、21位神奈川大、22位国士舘大、23位日本体育大。

※今大会は学連選抜チームは不参加。

1区の区間賞は駒澤大・篠原倖太朗(1時間1分02秒)。篠原は歴代2位の好タイムだった。

9:01 駒澤大・篠原がトップで鶴見中継所へ。2区の主将・鈴木芽吹へ襷をリレーした。 

8:58 中継点まで1kmを切った。駒澤大・篠原がトップを独走。

8:50 東京都・神奈川県境の六郷橋での長い登り坂で駒澤大・篠原がスパート。並走していた駿河台大・レマイヤンを引き離して先頭に立ち、リードを広げた。

8:48 先頭集団にいた國学院大が、後方の大集団に吸収された。大集団は4位集団となった。

8:43 先頭は15kmを通過。国道15号、京急蒲田駅付近に差し掛かる。まもなく神奈川県に。

8:37 先頭は13km通過。駿河台大・レマイヤンと駒澤大・篠原が競り合っている。

8:32 11km付近、第2集団がばらけたが、優勝候補の一角・中央大の溜池一太が遅れて、最後尾の3人の中にいる。

8:22 品川駅前から八山陸橋への坂道。先頭の4人と、第2集団は100m以上の差がついている。

8:14 5km通過は14分ちょうど(速報値)、先頭は4大学で構成、駿河台大・レマイヤン、駒澤大・篠原、青学大・荒巻朋熙、國学院大・伊地知賢造。

8:10 東京都港区芝の増上寺前を通過。駿河台大のレマイヤンが飛ばしているが、2位以下もそれほど引き離されていない。

8:05 連覇、そして2年連続学生駅伝三冠を狙う駒澤大は、当日エントリー変更で1区の走者を篠原倖太朗に代えている。1万mのベストは27分台のスピードランナーであり、ハーフマラソン学生最高とロードでも強い。

8:03 駿河台大の1年生、レマイヤンが飛び出した。早くも1km通過。

8:00 号砲一発、23人の選手たちが一斉にスタートした。100回目の箱根駅伝が今始まった。 

△1区 東京・大手町⇒鶴見中継所(21.3km)

7:55 全23校の選手がスタート地点にスタンバイした。

7:35 1区を走る選手がゼッケン番号の確認などに余念がない。

7:15 開始まで15分を切った。スタート地点には、早くも多くのファンが詰めかけ、緊張が高まってきた。

△1月2日(火):往路スタート前(8:00スタート予定)

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※以下、レース前の情報

大会名称

  • 第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称:箱根駅伝)

令和6年能登半島地震による影響

  • 公式サイト等での中止延期の発表なし。
  • 1月2日に往路、3日に復路の予定。
  • 共催の読売新聞のグループメディアであるスポーツ報知などが、出場校に開催の連絡があったと報道。2日の往路スタートは予定通りと見込まれる。

日程・スタート予定時刻

往路:1月2日(火)

  • 8:00 大手町・読売新聞社前スタート
  • 13:30頃見込み 箱根町・芦ノ湖駐車場入口ゴール

復路:1月3日(水)

  • 8:30 箱根町・芦ノ湖駐車場入口スタート
  • 13:30頃見込み 大手町・読売新聞社前ゴール

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放送予定(テレビ/ラジオ中継・インターネット配信)

2024年の箱根駅伝は今年もテレビ地上波の日本テレビ系列で往路復路とも午前7時から生中継が予定されている。ラジオでは文化放送、ラジオ日本で実況生中継が予定されている。

BS/CSでは、BS日テレで往路復路とも同日夜9時からダイジェスト放送が予定されている。

インターネットではTVer(ティーバー)で往路復路とも午前7時50分からライブ配信が予定されている。

放送・配信チャンネル

  • テレビ地上波:日本テレビ系列(1月2日往路・3日復路ともに7:00~)
  • テレビBS / CS放送:BS日テレ(1月2日往路・3日復路ともに21:00~ダイジェスト放送予定)
  • ラジオ:文化放送(1月2日往路・3日復路ともに7:30~)、ラジオ日本(1月2日往路・3日復路ともに7:30~)
  • ネット:TVer(1月2日往路・3日復路ともに7:50~)

※各放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。

小座野容斉 Yosei Kozano

小座野容斉 Yosei Kozano Photo

東京都出身 早稲田大学政治経済学部卒。1989年毎日新聞に入社、写真部のカメラマンとして、春・夏の高校野球、プロ野球、ラグビーなどを撮影。デジタルメディア局に異動後は、ニュースサイト編集の傍ら、「K-1」などの格闘技、フィギュアスケート、モータースポーツも撮影してきた。アメリカンフットボールは、個人のライフワークとして、トップリーグの「Xリーグ」を中心に年間約70試合を撮影・取材。2020年2月毎日新聞を退社後は、ウェブ「アメリカンフットボール・マガジン」で約700本の記事を配信した。また、「NFLドラフト候補名鑑」出版にも携わった。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員。