駒澤大学が、学生三大駅伝(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)で圧倒的な強さを見せ続けている。2024年1月2~3日に行われる第100回箱根駅伝では史上初めて2年連続学生駅伝三冠に王手をかけて臨むことになる。
ここでは絶対王者・駒大の箱根駅伝におけるこれまでの成績やデータについてまとめる。
初出場は1967年、総合優勝は8回
駒大が箱根駅伝に初めて出場したのは1967年・第43回大会だ。それ以来、第100回大会まで58年連続出場を継続している。
ちなみに現在、連続出場を継続しているチームの中では日本体育大学の76回に次ぐ2番目、歴代では3位の長さである(史上最長は中央大学の87回連続)。
初めての総合優勝(往路・復路)は、34回目の出場となった2000年・第76回大会のことで、その時は往路、復路も制する完全優勝だった。これまで総合優勝の回数は、2002年・第78回大会からの4連覇を含めて2023年・第99回大会まで計8回で、歴代6位につけている(歴代5位は10回)。
単路で見ると、初の復路優勝は1997年・第73回大会(往路9位、総合6位)、初の往路優勝は1999年・第75回大会(復路5位、総合2位)で、これまで往路優勝4回、復路優勝10回を数える。
学生三大駅伝の優勝回数はダントツ
駒大は昨シーズン(2022年度)、史上5校目となる同一年度学生三大駅伝を制覇した。過去には大東文化大学(1990年度)、順天堂大学(2000年度)、早稲田大学(2010年度)、青山学院大学(2016年度)が達成してきたが、2年連続での学生三大駅伝制覇はない。
ちなみに駒大の学生三大駅伝における優勝回数29回(出雲駅伝5回、全日本大学駅伝16回、箱根駅伝8回)は歴代最多。2位の日本体育大(21回)に大きく差をつけている。第100回箱根駅伝を制すれば30回の大台到達となる。
駒澤大学データ
- 出場:58年連続58回目
- 総合優勝:8回
- 前回大会:優勝
- 2023年度:出雲優勝、全日本優勝
- 監督:藤田敦史
駒澤大学エントリーメンバー
※選手名(学年/出身高校/1万メートルの自己ベスト「分:秒.」、#はハーフマラソンの記録「時間:分:秒」)。選手名横の「〇」は主将。情報は12月29日の区間エントリー発表時点。
区間エントリー
- 1区:白鳥哲汰(4年/埼玉栄高・埼玉/28:14.86)
- 2区:鈴木芽吹〇(4年/佐久長聖高・長野/27:30.69)
- 3区:佐藤圭汰(2年/洛南高・京都/27:28.50)
- 4区:小山翔也(1年/埼玉栄高・埼玉/1:02:59#)
- 5区:金子伊吹(4年/藤沢翔陵高・神奈川/29:29.62)
- 6区:帰山侑大(2年/樹徳高・群馬/29:18.99)
- 7区:赤津勇進(4年/日立工業高・茨城/28:30.64)
- 8区:赤星雄斗(4年/洛南高・京都/30:07.21)
- 9区:花尾恭輔(4年/鎮西学院高・長崎/28:29.82)
- 10区:吉本真啓(3年/世羅高・広島/29:08.71)
補欠
- 安原太陽(4年/滋賀学園高・滋賀/29:08.88)
- 小牧波亜斗(3年/洛南高・京都/28:52.71)
- 篠原倖太朗(3年/富里高・千葉/27:38.66)
- 庭瀬俊輝(3年/大分東明高・大分/30:27.61)
- 伊藤蒼唯(2年/出雲工業高・島根/28:28.15)
- 山川拓馬(2年/上伊那農業高・長野/30:27.22)