【陸上】大阪国際女子マラソン2023情報まとめ:日程・コース・出場選手・放送予定ほか

牧野豊 Yutaka Makino

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2022年1月に行われた第41回大阪国際女子マラソンのスタートの様子

第42回大阪国際女子マラソンが、2023年1月29日(日)に行われる(12時15分スタート / ヤンマーフィールド長居発着)。今回は第30回大会(2011年)以来12年ぶりのコース変更がなされ、これまで以上に好記録が期待されるレースとなる。

同時に2023年8月に開催されるブダペスト世界陸上選手権の代表選考会を兼ねており、日本陸上競技連盟が定めた「2時間23分18秒」の派遣設定記録を突破したランナーは、代表候補に名を連ねることになる。

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また2024年パリ・オリンピックまでの道のりで見ると、2023年10月開催予定のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC / パリ五輪日本代表選考会)の出場権を獲得済みの選手にとってはその前哨戦としての位置付けとなる。そして、MGC出場権をまだ持っていないランナーにとっては、出場権を獲得する舞台となる。

自己ベストで日本人選手最速のタイムを誇るのは、2020東京五輪1万m代表の安藤友香(ワコール)だ。マラソンではMGC出場権を獲得した昨年3月の名古屋ウィメンズマラソンで日本人トップの全体3位(2時間22分22秒)に入って以来のレースとなり、2017年の自身初マラソン(名古屋ウィメンズ)でマークした2時間21分36秒の自己ベスト更新を視野に入れつつ、海外勢最速の2時間20分18秒の自己ベストを保持するマウリーン・チェプケモイ(ケニア)らとの優勝争いに加わるレースを展開できれば、MGCに大きな弾みをつけることになるだろう。

ここでは、大阪国際女子マラソンの日程、コース、テレビ放送(中継)・インターネット配信予定、出場予定の有力選手リストをまとめる。

なお、東京五輪代表の前田穂南(天満屋)、2019年ドーハ世界選手権代表の中野円花(岩谷産業/31歳)、坪倉琴美(ワコール / 27歳)はケガのため、古原夏音(大阪芸術大3年 / 21歳)はインフルエンザによる発熱のため、欠場することになった。

大会名称

第42回大阪国際女子マラソン(欧文名:2023 OSAKA WOMEN'S MARATHON)

兼 ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ
兼 ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会日本代表選手選考競技会
兼 杭州2022アジア競技大会 日本代表選手選考競技会
兼 マラソングランドチャンピオンシップチャレンジ

スタート日時

  • 2023年1月29日(日) 12時15分スタート

コース(走路)概要

  • コース名:大阪国際女子マラソンコース(日本陸上競技連盟公認、WA/AIMS認証コース)
  • 距離:42.195km
  • 各地点:ヤンマーフィールド長居→昭和町→今川2→大池橋→勝山4→森ノ宮→OBP→大阪城公園→玉造→長堀通り→新橋→御堂筋→淀屋橋→片町→大阪城公園→森ノ宮→勝山4→大池橋→今川2→昭和町→ヤンマーフィールド長居

テレビ放送(中継)・インターネット配信予定

主な出場選手リスト

※各カテゴリー自己ベスト順。選手名(所属/年齢)、PB=自己ベスト 時間:分:秒(樹立年)、記録の前の「※」はハーフマラソン、「◯」は30kmの自己ベスト。

招待選手(日本陸連招待)

  • マウリーン・チェプケモイ(ケニア / 24歳) PB=2:20:18(2021)
  • ヘブン・ハイル・デッセ(エチオピア / 24歳) PB=2:20:19(2021)
  • メセレット・ゴラ・シセイ(エチオピア / 25歳) PB=2:20:50(2022)
  • 安藤友香(ワコール / 28歳) PB=2:21:36(2021)
  • 佐藤早也伽(積水化学 / 28歳) PB=2:22:13(2022)
  • 上杉真穂(スターツ / 27歳) PB=2:22:29(2022)
  • 山口遥(AC・KITA / 35歳) PB=2:26:35(2020)
  • 池田千晴(日立 / 29歳) PB=2:26:50(2022)
  • アリス・ライト(イギリス / 28歳) PB=2:29:08(2022)
  • 筒井咲帆(ヤマダHD / 27歳) PB=※1:09:14(2020)
  • 吉川侑美(ユニクロ / 32歳) PB=※1:10:07(2021)

ネクストヒロイン(日本陸連招待)

  • 大東優奈(天満屋 / 25歳) PB=※1:10:12(2022)
  • 矢尾桃子(関西外国語大4年 / 22歳) PB=2:39:36(2022)
  • 古賀華実(大阪芸術大4年 / 22歳)PB= 1:13:46(2022)

準招待競技者(自己ベスト2時間45分以内)

  • リスペル・ヘサブワ(メキシコ / 33歳) PB=2:26:55(2021)
  • 岩出玲亜(デンソー / 28歳) PB=2:27:03(2022)
  • 兼重志帆(GRlab山口 / 33歳) PB=2:29:12(2022)
  • ムンフザヤ・バヤルツォグト(モンゴル / 29歳) PB=2:29:25(2022)
  • 松田杏奈(三井住友海上 / 28歳) PB=2:29:52(2021)
  • 岡田唯(大塚製薬 / 28歳) PB=2:30:03(2022)
  • 佐藤奈々(スターツ / 33歳) PB=2:30:24(2022)
  • 堀江美里(シスメックス / 35歳) PB=2:32:10(2022)
  • 清田真央(スズキ / 29歳) PB=2:34:04(2022)
  • 池本愛(東京陸協 / 27歳) PB=2:34:17(2022)
  • 竹山楓菜(センコー / 27歳) PB=2:35:23(2022)
  • 棚池穂乃香(大塚製薬 / 25歳) PB=※1:11:13(2022)
  • 西原加純(シスメックス / 33歳) PB=〇1:52:27(2022)
  • 藤澤舞(札幌エクセルAC / 48歳) PB=2:35:52(2021)
  • 澤畠朋美(埼玉陸協 / 29歳) PB=2:38:27(2022)
  • 大井千鶴(NARA-X / 29歳) PB=2:39:32(2022)
  • 仲田光穂(千葉陸協 / 33歳) PB=2:39:51(2022)
  • 小林香菜(前橋市陸協 / 21歳) PB=2:39:54(2022)
  • 髙橋真紀(モクレンRC / 31歳) PB=2:40:53(2021)
  • 松村幸栄(コモディイイダ / 34歳) PB=2:42:05(2022)
  • 藤田友里恵(OHaGi / 29歳) PB=2:42:38(2021)
  • 鈴木絵里(秋田陸協 / 38歳) PB=2:42:43(2022)
  • 近江衿香(TTランナーズ / 28歳) PB=2:42:55(2022)
  • 合田なぎさ(東京陸協 / 36歳) PB=2:42:57(2022)
  • 大塚英梨子(キヤノン / 30歳) PB=2:43:35(2021)
  • ケイト・メイソン(オーストラリア / 34歳) PB=2:43:37(2022)
  • 大渕芽亜里(ユナイテッド / 45歳) PB=2:44:20(2022)
  • 井野光子(リンクスタイル / 39歳) PB=2:44:34(2022)
  • 近藤瞳(東京陸協 / 33歳) PB=2:44:38(2022)
  • 太田美紀子(京都炭山修行走 / 47歳) PB=2:44:53(2021)
  • 前田彩里(ダイハツ / 31歳) 日本陸連推薦

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牧野豊 Yutaka Makino

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東京・神田生まれの神田育ち。上智大学卒。1993年から約30年間、スポーツ専門出版社で雑誌・書籍・ウェブ媒体の取材・原稿執筆・編集全般に携わる。その間、バスケットボール(NBA含む)、アメフト(NFL含む)のムック、水泳競技、陸上競技の月刊定期誌の編集長を歴任。各競技の国内主要大会をはじめ、アジア大会、世界選手権、オリンピック等、国際大会の現地取材を経験。