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ボストンの通りを走るには理想的な一日ではなかったが、長年のキャリアの中でデジレ・リンデンは月曜日の経験を何かに変えることはないだろう。
リンデンはボイルストン・ストリートを寒い雨の中を独走し、2時間39分54秒でボストンマラソンを制した。彼女は、このメジャータイトルを33年ぶりに制したアメリカ人となった。
数分後、日本の川内優輝も昨年のチャンピオン、ジェフリー・キルイをかわし、2時15分58秒で初優勝した。アメリカのシャドラック・ビウォットは3分後、いや4分近く後に戻ってきた。
華氏40度台の気温と、決して逃れることができない雨の中で、ホプキントンから40,000人の勇敢なランナーが出発した。ボストン・レッドソックスが1日前、フェンウェイパークで彼らにとって伝統的なパトリオッツ・デイ(愛国者の日)のデイゲームを開催するというのは十分に悲惨なものだった(試合は中止された)。
Wave 1 is off! Good luck runners! #Boston2018 pic.twitter.com/uDp1ZC6U8D
— Boston Marathon (@bostonmarathon) 2018年4月16日
ボストンで優勝した34歳のリンデン2011年に2位、2015、17年には4位となった。1985年にリサ・ラーセン・ワイデンバックが優勝して以来、ボストンマラソンを制した初のアメリカ人女性になった。
リンデンは月曜日のレースのほとんどで先頭集団にいた。22マイル(約35.4キロ)地点でトップに立つまでは、先頭に立っていたエチオピアのマミトゥ・ダスカから20〜30秒離されていた。しかし2回の五輪出場経験を持つリンデンは踏ん張り、22マイル地点でダスカを突き放した。
リンデンは、表彰台に立ったアメリカのサラ・セラーズ(2:44:04)とカナダのクリスタ・デュシェーン(2:44:20)に4分以上の差を付けて勝利した。
She ended up winning by more than four minutes, with countrywoman Sarah Sellers (2:44:04) and Krista Duchene of Canada (2:44:20) rounding out the women's podium.
Your 2018 Boston Marathon open women’s champion Desiree Linden!!! pic.twitter.com/IFwG4h70qw
— Boston Marathon (@bostonmarathon) April 16, 2018
男子は、川内が5キロまでリードしていたが、キルイの後ろに隠れ、35キロ地点で91秒差を付けられていた。しかし、差を詰め、最終マイルでキルイを捕らえた。31歳の川内は多忙なマラソンスケジュールを組むことでで知られており、アジアを中心に多くのレースに出場して勝っているが、ボストンは主要レースの中で初めての勝利だ。 1987年に瀬古利彦が勝って以来の日本人優勝者となった。
月曜日の早くに行われた、プッシュ・リム車椅子レースは、2つの優勝経験者が制した。 マーセル・ハグは4年連続で男子の部で優勝し、タタヤ・マクファデンは昨年の第4位のフィニッシュから優勝カップを取り戻した。彼女にとって5回目の同大会制覇となった。
原文:Boston Marathon 2018 winners: Desiree Linden, Yuki Kawauchi prevail
翻訳:Hiroshi Ito