オリンピック選手村のベッドがダンボール製なのは「セックス禁止」のため? アスリートが検証

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リース・マクレナハンはオンピック選手村のベッドで何回も飛び跳ねてみた。

オリンピック選手村と言えば、世界最高峰のアスリートたちにオリンピック期間中の快適な住環境を提供することで知られている。そして、やや言い難いことではあるが、その水面下では数多くのセックスが行われる ― まるでスタンリー・キューブリックの『アイズ・ワイド・シャット』から削除されたシーンのように ― ことでも知られている。

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今年に入ってから、オリンピック選手村で使われるベッドについて、ある小さな陰謀論が巻き起こった。選手村のベッドフレームは段ボールから作られている。その目的はアスリートたちにソーシャル・ディスタンスを奨励することにあって、ベッドは1人分の体重しか支えられないように作られている。そんな噂だ。

すると、体操競技のあん馬種目でアイルランドを代表するリース・マクレナハンが7月18日にこんなテストを行った。

マクレナハンはベッドの上で何回もジャンプを繰り返してみて、ユーモアたっぷりにこう語っている。

「オリンピック会場から送る本日のフェイク・ニュースです。ベッドはセックスを禁止するように作られている、という噂についてです。確かにこのベッドは段ボールで作られています。だけど、ご覧のようにどのような突然の激しい動きにも耐えられるように作られています。まったくもって、フェイクです。フェイク・ニュースと呼ぶしかありません」

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このベッドとフレームはすべてリサイクル可能な素材で作られている。オリンピック終了後には段ボールはリサイクルされ、ベッドはエコに優しいペットボトルに作り替えられる。そのときにまだ使用可能な状態であればだが。

製造元のエアウィーヴ社はベッドフレームが約200キロまでの重量に耐えられることを確約している。

「私たちはベッドの上に物を落とすような種類の実験を行いました。1つのベッドに2人までなら、十分に耐えられるようにできています」と同社の広報はAFP通信に言った。

この話題に関連して、コンドームがオリンピック村で配布されるという事実もある。だが、それはアスリートが東京を離れてからの話だ。オリンピック競技が行われている期間中ではない。

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東京都は厳重な新型コロナウイルス感染防止対策のもとに2021年オリンピックを運用しようとしている。その状況下でアスリートたちはどれだけセックスをできるだろうか。意思のある所に道は開ける、としか言えない。だが1つだけ確かなことは、ベッドに関する陰謀論は出鱈目だということだ。

(翻訳:角谷剛)