【陸上】厚底シューズの先駆的モデルがさらにアップデート「ナイキ ヴェイパーフライ 3」が発売開始

牧野豊 Yutaka Makino

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ナイキ ヴェイパーフライ 3

市民ランナーからトップレベルまで、ランナーのレベルや走距離を問わず多くの愛用者を魅了する「ナイキ  ヴェイパーフライ」。そのアップデート版となる「ナイキ ヴェイパーフライ 3」のプロトタイプカラーは2023年2月に発表されたが、3月中旬からナイキメンバー限定でNIKE アプリ、NIKE.COM、NIKE 直営店での発売開始となった(価格は税込2万9700円)。

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前作の「ヴェイパーフライ 2」から得た学びをもとに、「ヴェイパーフライ 3 」はさらなるシューズの軽量化と⻑距離ランナーが常に必要とするスムーズな体重移動、安定性とエネルギーリターンの向上といった改良がなされている。

フルレングスのカーボンファイバーのフライプレートとズーム X ミッドソールの組み合わせが生み出す推進力は前作から引き継がれており、前足部分に膨らみを持たせたミッドソールの形状は無駄を省いたデザインで、ナイキで最も反発性に優れたフォームによりこれまで以上にスムーズな体重移動と、快適で安定した履き心地を提供している。

初回のカラーリングはプロトタイプ(試作品)。ナイキ ランニング シニア フットウェア プロダクト マネージャーのエリオット・ヒースは「ヴェイパーフライ 3のプロトタイプカラーは、試作品を着用したアスリートや一般ランナーから得た重要なフィードバックをもとにイノベーションが生み出されていることから、今回も私たちの開発プロセスを象徴する色になっています」と説明する。

同時に、このモデルにはナイキ ランニングチームの商品開発の道のりを物語る刻印がなされており、ミッドソールにはチームがテストしたフライニット アッパーの試作品の数「57」と、着用試験担当者の識別番号「20216-33」が記されている。これは2022年に5~10kmのロードレース用に誕生した「ナイキ ストリークフライ」と同じコンセプトとも言える。

また、大胆にあしらわれた白いアッパーとソールをつなぐ印象的なスウッシュは、2017年に行われたマラソン 2 時間切りへの挑戦である Breaking 2 のイベントで着用された初代ヴェイパーフライにちなんだものになっている。

今後はプロトタイプ以外のカラーも順次発売される予定だ。

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牧野豊 Yutaka Makino

牧野豊 Yutaka Makino Photo

東京・神田生まれの神田育ち。上智大学卒。1993年から約30年間、スポーツ専門出版社で雑誌・書籍・ウェブ媒体の取材・原稿執筆・編集全般に携わる。その間、バスケットボール(NBA含む)、アメフト(NFL含む)のムック、水泳競技、陸上競技の月刊定期誌の編集長を歴任。各競技の国内主要大会をはじめ、アジア大会、世界選手権、オリンピック等、国際大会の現地取材を経験。