似たもの同士の対決 地上戦を制するのは!? - NFC WC: シーホークス@カウボーイズ

Sporting News Japan Staff

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アメリカンフットボールのNFLポストシーズンは現地時間1月5日、NFCワイルドカードラウンドでダラス・カウボーイズとシアトル・シーホークスが対戦する。

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ホームのカウボーイズは、3年目RBのエゼキエル・エリオットがリードするランゲームで試合の主導権を握る。今季はリーグトップの1434ヤードを走り、自身2度目のリーディングラッシャーに輝いた。さらにキャリアハイの567レシーブヤードも記録するなど、オフェンス陣において重要な役割を担ってきた。

一方のシーホークスはタイプが異なる3人のRBを駆使して、リーグトップの平均160ヤードを記録するなど、地上戦を支配してきた。フィジカルを活かしたランで今季キャリアハイの1151ヤードを走ったエースRBクリス・カーソン、レシーバーもこなせるマイク・デービス、クイックネスを武器とするラシャード・ペニーを適材適所で起用するという状況に応じた戦術で、相手を惑わせる。

ディフェンスではお互いにLB陣がカギとなる。カウボーイズは今季好調を維持しており、ラン喪失ヤードはリーグ5位の平均94.6ヤードしか許していない。キーマンとなるのが若手LBコンビのジェイロン・スミスとレイトン・バンダー=エッシュだ。バンダー=エッシュはルーキーながらリーグ3位の140タックルをマーク。シーズン中盤からは長年チームを支えたショーン・リーに代わって先発に抜擢されるなど、安定した活躍を披露した。スミスは身体能力を存分に活かしたプレースタイルが持ち味で、サイドラインの端から端まで駆け抜け、相手の好機を潰すことができる。

シーホークスは経験豊富なLBボビー・ワグナーとK.J・ライトを中心に、シーズン前には再建期に突入と評されていたディフェンス陣を立て直した。とりわけワグナーは相手QBを読むのに長けており、ディフェンスのリーダーとしてチームを牽引してきた。エリオットのランを止めるのは、ワグナーの「読み」がカギになるだろう。

互いに似たような戦術を仕掛けてくる中で、勝敗を分けるポイントとなりそうなのがQBのパフォーマンスだろう。カウボーイズのダク・プレスコットは今季キャリアハイの35TDパスを投じたが、得点は22位とパスオフェンスは23位とリーグ下位に沈む。シーホークスのラッセル・ウィルソンは相手ディフェンスのプレッシャーを交わし、空いたレシーバー陣を探すことを得意とするが、リーグ8番目に多い51サックを浴びているだけに、ボールを長く持ちすぎてプレーを止めることは避けたい。

カウボーイズは今季ホームで7勝1敗と勝ち越しているが、シーホークスもウィルソンがデビューした2012年以降ワイルドカードの成績は3戦負けなし。さらにかつて2年連続でスーパーボウルに導いたこともあり、プレーオフ経験も充分だ。ランゲームで主導権を握り、ボールを長く保持できたチームが勝利に近づくだろう。


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。