逆転FG失敗した“渦中の”キッカーに、敵軍ファンとビール会社が悪ノリ

Sporting News Japan Staff

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現地6日のワイルドカードラウンドでフィラデルフィア・イーグルス戦に敗れたシカゴ・ベアーズ。最後の逆転チャンスだったフィールドゴールを外したキッカーのコーディー・パーキーは、地元ファンのみならず、著名アスリートや全米のNFLファンたちの話題の的となっているまさに“渦中の人”だ。

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地元ファンの多くが無念の想いを噛み締めている中、パーキーによって勝利をもたらされたイーグルスファンたちは歓喜。“感謝の意”を込めて、個人間で送金のやりとりができるサービス「Venmo」を使い、同姓同名の“コーディー・パーキー”に送金し始めた。

「コーディー・パーキーを想ってのことだとはいえ、イーグルスファン達がVenmoで無駄遣いして、同じ名前の誰かが恩恵を受けている。完全に狂ってるね」

この行動がトレンド化すると、今度はその流れにあやかろうと、“コーディー・パーキー”という名でアカウントを作成する不届き者が大量発生した。

「イーグルスファンたちがコーディー・パーキーにVenmoするようになって、たくさんの人が偽物のコーディーアカウントを作り、お金をもらおうとしている」

時を同じくして、地元シカゴではあるビール会社が、パーキーが失敗した“43ヤード”のフィールドゴールを実際に成功させた人にビール1年分というイベントを企画しようとしている。

シカゴのビール製造会社グース・アイランド・ビア・カンパニーは以下のツイートを展開。「お茶の間キッカーたちがあんなフィールドゴール簡単に決められるなんて言っているけど、どうでしょうか。あなたたちはポテトチップスと電子タバコを手に、アスリート魂にケチをつけるんですか?」「今週末、あなたたちのキッキングスキルを披露する機会をつくります。43ヤードのフィールドゴールに成功したら、ビール1年分と栄光を掴めますよ」

こちらはパーキーのスポーツマンシップを讃える良心的な“悪ノリ”だが、地元ファンの怒りが少しでも鎮まれば本望だろうか。

なお、試合終了から2日経ち、パーキーのフィールドゴールはミスキックではなく、敵軍イーグルスのディフェンシブタックルがわずかにボールに触れたことで軌道をそらされたブロックだったということが正式に認められた。


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。