女性のアメフト奨学生誕生 過去にはガンと診断も…目指すは女性初のNFL選手

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夢は女性初のNFL選手になり、シーホークスに入ること

女性として2人目のアメリカンフットボールの奨学生が誕生した。

イースト・ロサンゼルス大学でセイフティとしてプレーしていた20歳のアントワネット“トニー”ハリスは26日、オファーのあった6校のうち、セントラル・メソジスト大学へアメフト奨学生として編入することを発表した。

過去には2017年に、キッカーのベッカ・ロンゴが女性初のフットボール奨学生に選ばれているが、ランやパスを駆使するスキルポジションでの選出はハリスが初めてだ。

27日、テレビ番組『トゥデイ・ショー』に出演したハリスは、「皆この競技で女性がプレーすることを好まない。だからもしチャンスが欲しいなら、誰にも文句を言われないように本当にうまくならないといけない」と語った。

幼い頃からアメフトにすべてを捧げていたハリスは、2014年にステージ1の卵巣ガンと診断。体重が大幅に減少したものの、病に立ち向かう力をくれたのは家族とアメフトだったという。

「家族と信念のおかげで、地に足をつけていられた。諦めたくなかった。すべてが終わったと思ったけど、自分自身に言ったの。“私はこれまでの人生で、あらゆることを戦い抜いてきたでしょ”って」

そして女性として初のNFL選手を目指しているというハリスは、自身の夢について『デトロイト・フリープレス』にこう語っている。「毎日、一日も欠かさずそのことを考えている。バカみたいに考えていると思う。でも、本当に好きで本気で情熱を傾けているものがあったら、どうしても考えちゃうものでしょ?」

NFL選手になれたら、シアトル・シーホークスに行きたいというハリス。「(HCの)ピート・キャロルは、過小評価されている選手に積極的にチャンスをあげている。だから私にもチャンスをくれるんじゃないかと思って」。

18年、シーホークスは幼い頃の疾患で片手を失ったシャキーム・グリフィンをドラフトで指名。双子の兄弟、シャキールとともにシーホークスでプレーしている。

「私は女性として最初のNFL選手になれると信じている。でも、もし私がなれなくても、いつか後に続く少女たちがその夢を叶えられるよう、道を切り拓いておきたいの」

ハリスは第53回スーパーボウルで放映されたトヨタのコマーシャルでも全面的にフィーチャーされ、このコマーシャルがきっかけで、全米に広く知られることとなった。

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。