2019年はマルーン5! スーパーボウル ハーフタイムショーのすべて

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2月3日、ジョージア州アトランタのメルセデス・ベンツスタジアムで開催が予定されている第53回スーパーボウル。毎年ハーフタイムショーが爆発的な盛り上がりを見せるが、ここで改めて、そのショーの全容をおさらいしよう。

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NFLスーパーボウル ハーフタイムショーって何?

NFLの頂上を決するアメリカ最大のスポーツイベント「スーパーボウル」で、前半後半の間のハーフタイムに行われるエンターテインメントショーだ。過去にはマイケル・ジャクソンやザ・ローリング・ストーンズ、U2など、毎年超豪華アーティストが出演し、1年で最も視聴者数の多い音楽イベントとしても知られている。

直近10年の出演者は以下の通り。

第52回(2018年):ジャスティン・ティンバーレイク

第51回(2017年):レディ・ガガ

第50回(2016年):コールドプレイ、ビヨンセ、ブルーノ・マーズ

第49回(2015年):ケイティ・ペリー、レニー・クラビッツ

第48回(2014年):ブルーノ・マーズ、レッチリ

第47回(2013年):ビヨンセ、デスティニーズチャイルド

第46回(2012年):マドンナ

第45回(2011年):ブラック・アイド・ピーズ

第44回(2010年):ザ・フー

第43回(2009年):ブルース・スプリングスティーン

これらの豪華メンツがド派手なステージ演出を繰り広げながら、普段はなかなかお目にかかれないアーティスト同士の息の合ったコラボレーションを織り交ぜることも。そのため、試合そのものよりもハーフタイムショーを楽しみにしているというファンも多く存在する。

The Washington Post」によると、スーパーボウルが始まった当初、ハーフタイムには地元学生よるマーチングバンドの演奏が行われていた。これが仇となり、今のうちに売店やトイレに行っておこうという観客や視聴者が続出。スタジアムのあちこちで長蛇の列をつくっていた。その状況を打破しようと、次第に著名な歌手が招致されるように。1993年、マイケル・ジャクソンが登場すると、ついにハーフタイムショーの扱いが一変する。ショーの視聴率が、初めて試合そのものの視聴率を超えたのだ。

その後もダイアナ・ロスやジェームス・ブラウン、スティービー・ワンダー、エアロスミスなど誰もが知るアーティストをキャスティング。全米で最も注目される音楽イベントとして不動の地位を確立した。

今年はなかなか出演者が決まらなかった?

今年は、これまでとは少し様子が違っていた。「US Weekly」によると、出演者がなかなか決まらなかったというのだ。

ことの発端は、NFLで長らく問題視されている“抗議行動”の騒動だ。

2016年、元フィラデルフィア・49ersのコリン・キャパニックが、警察による横暴や人種差別などに対する抵抗として、試合前の国歌斉唱中に起立を拒否、ヒザをつくなどといった抗議行動を開始。これが選手たちの間で広まり、トランプ大統領を巻き込む騒動へと発展すると、事態を重くみたNFLが対抗策として国歌斉唱時に関する新ポリシーを発表。今季はその適用が見送られたものの、このポリシーには選手のみならず、各界からも批判が相次いだ。

また、抗議行動の発起人となったキャパニックは、FAとなってから今なおどこのチームとも契約しておらず、事実上、リーグから干された状態となっている。

そんな中、当初今年のハーフタイムショーにオファーされていたのは、歌手のリアーナだった。リアーナはキャパニックを支持しているという理由でこれを拒否。また、メインの出演者が決定した後も、ゲストとしてオファーを受けた女性ラッパーのカーディ・Bが出演を断ったという。

最終的に出演者が決まり事なきを得たものの、アーティストたちにとって最高の名誉となるステージへの出演依頼が拒否されるという事態は、スーパーボウル・ハーフタイムショーの歴史にわずかに傷を残すこととなりそうだ。

今年のハーフタイムショーは?

紆余曲折あったものの、今年のハーフタイムショーは超人気バンド、マルーン5に決定。

マルーン5は、ロサンゼルスで結成された7人組のバンド。数多くの大ヒット作をリリースし、グラミー賞を3度獲得している。日本でもCMがきっかけで大ブレークした。「シー・ウィル・ビー・ラブド」「サンデー・モーニング」などは、おそらく誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。

あわせて、ラッパーのトラビス・スコットもゲスト出演が決定しており、「みんな知っているあの曲」がどのような演出で観られるのか、今から非常に楽しみだ。

※本記事トップ画像は、2017年、レディ・ガガのステージ。


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。