マルーン5のハーフタイムショー、ド派手演出も評判は散々?

Sporting News Japan Staff

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現地3日の第53回スーパーボウルは、ニューイングランド・ペイトリオッツがロサンゼルス・ラムズを下し6度目の優勝を決めたが、前半と後半の間に行われたハーフタイムショーは、どうやらNFLファンやメディアのお気に召さなかったようだ。

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今回、メインを飾ったのは人気バンドのマルーン5。ゲストにはラッパーのトラヴィス・スコットと、ヒップホップデュオ、アウトキャストのビッグボーイが登場した。

“M”を型どったステージに登場したマルーン5。2曲目の「This Love」ではボーカルのアダム・レヴィーンがギターソロを披露し、徐々に盛り上がってきたところで、突如画面に人気アニメキャラの“スポンジ・ボブ”が映し出された。

そして会場のメルセデス・ベンツスタジアムに向かって空から火の玉が降り注ぐCGアニメーションが流れると、ステージには炎の演出と共にラッパーのトラヴィス・スコットが現れ、1曲を披露した。

insert 1 TRAVIS SCOTT with fire

画像:Getty Images

トラヴィス・スコットがステージにいた時間はわずか2分足らず。これにはNBAロサンゼルス・レイカーズの大スター、レブロン・ジェームズもご不満の様子だ。

「さーて……ハーフタイムショーだけど。トラヴィスはこれで終わりなのか!?」

続いて、パーカッションバンドとゴスペル合唱団が登場。鳥肌もののゴスペルシンガーの歌唱力に圧倒されていると、そのままノンストップで日本でも大ヒットした名曲「She Will Be Loved」に。オレンジ色の光が灯ったたくさんのランタンが感動的な空間を演出した。

insert 2 she will be loved

画像:Getty Images

曲が終わると雰囲気が一変。ダウンビートと共に、群衆の奥からキャデラックに乗ったビッグボーイが登場。真っ赤なキャップにサングラス、分厚い毛皮のコートを着たビッグボーイがステージにあがると、2000年初期に大ヒットしたアウトキャストの「The Way You Move」が観客を盛り上げた。

insert 3 big boi

画像:Getty Images

そしてラスト2曲。アダム・レヴィーンは着ていた服を次々と脱ぎ捨て、最後には上半身裸に。“カリフォルニア”とあしらわれたタトゥーを惜しみなく披露した。

insert 4 adam levine

画像:Getty Images

メディアやSNSでは、今回のパフォーマンスを酷評する動きが目立った。

ジ・アトランティック』は、「マルーン5のコンサートのメインイベントは、ステージの上にも、ましてやスタジアムにもいないスポンジボブだった」とし、

ESPNアップステート』は「マルーン5のハーフタイムショーを表すのに使える単語は:空っぽ、つまらない、ありきたり、眠気を誘う、早送りしたい、むなしい、不必要」と辛辣。

ツイッターにも以下のような批判的投稿が多く目立った。

「ハーフタイムショーのパフォーマンスが唯一、前半のラムズの得点を下回る」

「毎年、みんなハーフタイムショーがひどかったって言うけど、今年はきっとみんなが正解」

ちなみにNFL公式YouTubeチャンネルに投稿された今回のステージ動画には、4日現在、「いいね」が1.9万件、「バッド」が15万件ついている。

そもそも今回のハーフタイムショーは、出だしからとても順調とはいえない滑り出しだった。人種差別や社会問題に関する抗議行動を行う選手たちに圧力をかけているとして、多くのアーティストやファンがNFLに抵抗。そのため、まず出演者がなかなか決まらなかったのだ。

マルーン5が決定した後も、ボイコットを要請する声や、出演することに対するバッシングが相次ぎ、NFLは毎年恒例だった出演アーティストの記者会見を直前でドタキャン。メディアからのネガティブな質問をシャットアウトする目的ではないかという憶測を呼び、リーグへの批判の声は高まってしまった。

このマイナスイメージが払拭されないまま、ステージに上がったアーティストたち。今回、多くの悪評が飛び交っているのも、この背景が大きく影響してしまっているのだろう。


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。