ペイトリオッツの選手が知能テストでわざと低い点数を記録。 その理由は?

Jordan Heck

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米国の大学スポーツが選手に学業との両立を求めていることは、日本でもよく知られている。だが、プロスポーツの評価は必ずしもそうではないようだ。スポーツ選手には高い知性は不要とする価値観がプロスポーツの現場には根強く残っているようだ。

NFLコンバイン※で用いられる知能テスト(Wonderlic Test)はドラフト候補生たちの能力を評価するには相応しくないとしばしば批判の的になる。スコアが低すぎれば、その選手は批判されるかもしれない。そして、もしスコアが高すぎれば、その選手はNFLに入るには賢すぎるというわけだ。

※訳者注:NFLコンバインとはNFLドラフト候補生たちが一堂に会し、NFLチームのスカウト、GM、コーチ陣の前で身体的能力や精神面などをテストされるイベントのこと。毎年2月下旬から3月上旬にかけてインディアナ州インディアナポリスで開催され、このテスト結果が4月に行われるNFLドラフト会議の指名順位を大きく左右する。

NFLレポーターのマット・ヴェルデラメ氏が明らかにしたところでは、ニューイングランド・ペイトリオッツのオフェンシブ・ラインマンであるジョー・サニーは知能が高すぎるとの評価を避けるために、50問ある質問のうち39問にしか回答しないようにアドバイスされた。サニーはその通りにし、回答した39問は全て正解だった。

もっとも、サニーの知性はそのときでも隠しようがなかった。サニーは学業とアメフトの成績を両立させた大学アメフト選手に贈られるキャンベル・トロフィー賞(しばしば、アカデミック版ハイズマン賞と称される)の最終候補に残る選手だったのだ。さらにサニーはノース・カロライナ州立大学を僅か3年で優秀な成績で卒業もしている。

この知能テストについては様々な意見がある。そして、このテストでの高いスコアを敬遠するチームがいくつかあることは残念ながら事実だ。賢い選手はアメフトに集中するにはそれ以外の物事に興味を持ちすぎると思われているのだ。

これと同じ問題はNBAのジェイレン・ブラウン選手にも起きた。あるNBA重役がブラウンはリーグにいるには賢すぎるとスポーツ専門局ESPNが運営するウェブサイトに匿名で語ったことがあるのだ。数年前には、ランニングバックのラシャード・メンデンホールはNFLのいくつかのチームは彼が本を読み過ぎることを危うんでいるのだと語っている。

サニーに関しては、彼が本気で知能テストに取り組んだとして、どれだけスコアを上乗せできたかは、正確にはわからない。あるいは制限時間の中で、50問のうち答えやすい39問を選んだだけかもしれないからだ。


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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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「※」は提携サイト『Goal』の記事です

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Jordan Heck is a Social Media Producer at Sporting News. Before working here, he was a Digital Content Producer at The Indianapolis Star. He graduated with a degree from Indiana University.