現地29日、NFLは、第53回スーパーボウルのハーフタイムショーに出演するマルーン5の記者会見の中止を発表した。毎年、ハーフタイムショーの出演者はスーパーボウル週間に会見を開くことが通例となっていたが、今年はだいぶ様子が違うようだ。
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NFLは同日にツイッターに投稿した声明文の中で、「これは音楽のことでありますから、彼らには、今準備中のショーで語っていただきます」とし、記者会見の代わりに舞台裏の様子を撮影し、当日まで各メディアで公開していくという。
— NFL345 (@NFL345) 2019年1月29日
理由を明確にしないこのNFLの突然の発表には、戸惑いや批判の声が高まっているが、そもそも今年は、出演するアーティストを選出する段階から暗雲がたちこめていた。
ことの発端は、元サンフランシスコ・49ersのコリン・キャパニックが発起人となり、NFL選手の間で広まった国歌斉唱中の抗議行動だ。アメリカ社会にはびこる人種差別問題や警察の横暴に対する抗議行動を行う選手らに圧力をかけているとして、ここ数年はNFLに対する懐疑的なムードが世間に広がりつつあった。当初出演を打診されていた歌手のリアーナはキャパニックを支持しているとしてオファーを拒否。続くラッパーのカーディ・Bも同様の理由で出演を断っている。
この流れで、マルーン5の出演が決定してからも、SNSなどで彼らの出演辞退を呼びかける声が多く上がっており、今回の会見中止もメディアからの詮索をシャットアウトすることが目的なのではという憶測が飛び交い、余計に事態を悪化させている様子だ。ツイッターにも批判の声が寄せられている。
The fallout from the NFL canceling the Maroon 5 press conference will be much worse than the press conference.
— Jimmy Traina (@JimmyTraina) 2019年1月29日
「NFLがマルーン5の会見をキャンセルするのは、会見を開くより悪い結果を生んでいるよ」
'We don't want you asking difficult questions about racial and social injustice' https://t.co/rIPYSHsVQc
— Steve O'Rourke (@steveohrourke) 2019年1月29日
「我々は、あなたたちに人種だとか社会的不公正だとかの難しい質問をされたくありません」
Well, that's one way to keep people from asking about Colin Kaepernick. https://t.co/6GYI3UHXLt
— Danny O'Neil (@dannyoneil) 2019年1月29日
「そうだね、これはコリン・キャパニックのことを聞かれないようにするための方法の一つだね」
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