スーパーボウルで激突!6度目の優勝がかかるペイトリオッツ vs 19年ぶりの頂点を狙うラムズ

Sporting News Japan Staff

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アメリカンフットボールNFLの優勝決定戦、第53回スーパーボウルは現地時間2月3日、3年連続11度目の出場となるニューイングランド・ペイトリオッツと2002年以来4度目の出場を決めたロサンゼルス・ラムズが激突する。

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この2チームがスーパーボウルで対戦するのは、2002年の第36回以来。当時2年目のQBトム・ブレイディーと決勝の48ヤードFGを沈めたキッカーのアダム・ビナティエリ(現インディアナポリス・コルツ)が活躍したペイトリオッツが20-17で勝利し、初のスーパーボウル制覇を成し遂げた。今回、アトランタで17年ぶりに対決することとなった両チームについて分析する。

▼2002年 第36回スーパーボウル ハイライト

名将ベリチックvsアグレッシブなマクベイ

ペイトリオッツを率いて19年目のビル・ベリチックHCは、コーチ時代も含めてこれまで7度スーパーボウルを制覇している。ディフェンスを重視する基本に忠実なスタイルが特徴で、自滅での失点はほとんどない。ベリチックHCのモットーは、相手の一番得意なオフェンスを防ぐこと。今回のラムズ戦ではランを抑え、経験の浅い3年目のQBジャレッド・ゴフに投げさせるように仕向けるだろう。

史上最年少でスーパーボウルを指揮する33歳のショーン・マクベイHC(ラムズ)は若手の指揮官らしく、アグレッシブなオフェンスを展開する。RBをレシーバーとして使ったりするなど、就任以来ラムズのオフェンスを劇的に改善させた。そのほかパントフェイクを多く用いるなど、プレイコールにも非常にアグレッシブだ。名将ベリチック相手にどのような戦術を練ってくるのか見ものだ。

 

ウェイド・フィリップスDC vsトム・ブレイディー

ラムズのウェイド・フィリップス・ディフェンシブ・コーディネーター(DC)が、ブレイディー(ペイトリオッツ)に対してどのようにプレッシャーを仕掛けるのかも見逃せない。直近の2度の対戦では、ペイトリオッツを20点以内に抑えるなど“ブレイディー封じ”に成功している。デンバー・ブロンコスに所属していた2016年、カンファレンス決勝でペイトリオッツと対戦した際には4サックを浴びせて勝利すると、勢いそのままに第50回スーパーボウルも制覇している。ブレイディーは今プレーオフで、未だにサックを受けていないだけに、ラムズはフィリップスDCと今季のサック王ドナルドが勝敗のカギを握っていると言っても過言ではないだろう。

一方のブレイディーは、ルーキーRBソニー・ミシェルやRBジェームズ・ホワイトへの短いパスを多投するなど、ボールを長く保持しない戦術でサックを受けないよう対応してきた。プレーオフ以降、好調なラムズのディフェンス陣を相手にどのようにオフェンスを組み立ててくるか注目だ。

 

 

Battle of the Trenches
スクリメージラインをコントロールするのはどちらだ

両チームともに重要なポジションとなりそうなのがオフェンスライン陣だ。ラムズが勝利するには、RBコンビのトッド・ガーリーとC.J・アンダーソンの活躍が不可欠だ。ペイトリオッツのランディフェンスはプレーオフ以降、2試合で60ヤードしか走られていない。ラムズのオフェンスライン陣は、プレーオフも含めて今季18試合、すべて同じ組み合わせで戦ってきた。成熟した連携を武器に、ペイトリオッツの「壁」をこじ開けたい。

一方のペイトリオッツは、今季リーグ最多の20.5サックを記録したDTアーロン・ドナルド(ラムズ)をどう抑えるかに頭を悩まされるだろう。ダブルチームでカバーすればDTエンダムコング・スーやLBダンテ・ファウラーらのプレッシャーがくるため、タイトエンド(TE)をブロッカーとして入れてパスラッシュに対応したい。

 

世界最大級のイベントを制するのは!?

経験の差を鑑みれば圧倒的にペイトリオッツが有利だ。しかし、ラムズもプレーオフではフィリップスDCを中心としたディフェンス陣が好調を維持しており、決して侮れない。

勝てばピッツバーグ・スティーラーズと並んでリーグ史上最多タイの6度目のスーパーボウル制覇となるペイトリオッツ。史上最年少HCに導かれ、19年ぶり2度目の制覇を目論むラムズ。栄冠を勝ち取る一戦は、史上稀に見る激戦となりそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。