大学アメフトの名将が史上最高額で契約更新
ダボ・スウィンニーが大学スポーツ界で最も高額な報酬を受け取るコーチになった。
クレムゾン大理事会は4月26日(日本時間27日)、スウィンニーとの総額9,300万ドル(約103億円)の新たな10年契約を結ぶと発表した。この金額はアラバマ大のニック・サバンを越えて、NCAA(全米大学体育協会)のトップになる。
クレムゾン大はこの3年で2回の全米優勝を果たしており、特に2018-19年は決勝でサバンが率いるクリムゾン・タイド(アラバマ大のチーム名)を44-16で破っていることが高く評価された。
An open letter to the #ClemsonFamily#ALLIN pic.twitter.com/jk41oT33aq
— Clemson Football (@ClemsonFB) 2019年4月26日
USA Todayのサラリー・データベースによれば、スウィンニーの昨シーズンの年俸はおよそ650万ドル(約7億2千万円)で、NCAAに所属するヘッドコーチの中では7位だった。1位だったサバンの昨年の年俸は830万ドル(約9億2千万円)で、それは2018年に結んだ総額7,300万ドル(約81億円)の8年契約の1部だった。
一方で、スウィンニーの新しい契約には、もしスウィンニーが契約期間中に母校であるアラバマ大に移る場合には50%の違約金をクレムゾン大に支払うという条項が含まれている。
"Additional little kicker" per Radakovich should Swinney leave for 'Bama in new contract pic.twitter.com/Ui8dDlO9FE
— Anna Hickey (@AnnaH247) 2019年4月26日
クレムゾン大としては、名将たるスウィンニーに長く居て欲しいというのが本音だろう。同大のアスレチック・ディレクターのダン・ラダコビッチ氏は発表の中で以下のように述べている。
「ダボが我が大学アメフトチームにおいて発揮したリーダーシップはスポーツ分野だけに留まらず、大学全体の価値を高め、名を広め、前例のない成功をもたらしました。彼はフィールド内外において最高レベルの成功を達成し続けることができることを証明しましたし、彼の目指す方向は我々が目指す理想と信念に合致するものです。この新しい合意はクレムゾン大のダボとアメフトチームに対する確固とした約束を示すもので、彼と彼の家族が我々のコミュニティーに長く留まることを歓迎します」
ラダコビッチ氏は、その方向性を示すように、同じ日に昨シーズン契約した女子バスケットボール・ヘッドコーチであるアマンダ・バトラー(2009年FIBA U-19W杯米国女子代表優勝時のアシスタントコーチ)とも契約延長を結んでいる。
スウィンニーはクレムゾン大のヘッドコーチに就任して以来の11シーズンで116勝30敗の成績を残し、5回のアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)優勝と2回の全米優勝を飾っている。タイガーズ(クレムゾン大のチーム名)はその全てのシーズンでボウル・ゲームに進出している。
スウィンニー自身は声明の中でこう述べている。
「クレムゾン大が私、私の家族、そして私達のアメフト・プログラムに対して示してくれた多大なる約束に深く感謝します。10年以上に渡って、私達はこの世界的な大学とその素晴らしいファンに相応しい最高のアメフト・プログラムを提供するために最大限の努力を払ってきました」
「この契約内で、私達は今後もチャンピオンシップへの挑戦と優れた学生アスリートの育成に取り組むことを表明しています。フィールドの内外において、継続したビジョン、人、そして文化は私達の成功の重大なカギとなる要素でした。クレムゾン大のリーダーシップとアメフトチームへの全ての貢献に対して感謝します。私はこのアメフトチームのヘッドコーチであることを心から嬉しく思っています」
原文:Clemson makes Dabo Swinney highest-paid coach with new $93 million deal
翻訳:角谷剛
編集:SNJ編集部
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