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現在行われているヘビー級グランプリに関し貴重な論評を受けているベラトールだが、今回さらに新しい挑戦を行うことが決まった。取締役のスコット・コカ―は現地時間7月17日、ベラトール206で9月29日のカリフォルニア州サンホセのSAPセンターより、10人によるウェルター級グランプリを開催することを決定、そしてその試合はDAZNが独占放映することを発表した。
このグランプリでは、対戦カードの中でも、ミドル級王者ゲガール・ムサシと、ワルター級チャンピオンのローリー・マクドナルドによるミドル級タイトル・マッチが最大の呼び物だ。
コカーは火曜、ニューヨークで行われたDAZNのイベントで、次のように語った。
「これは真の意味で、地上最高のウェルター級ディビジョンだ。このディビジョンにおいて我々は、ほかのどんなリーグよりも優れた最高のファイターたちを有している。9月29日は最高の選手が全員登場し、DAZNで生中継される」
トーナメントはまず、元ウェルター級チャンピオンのドゥグラス・リマと、もう一人のウェルター級チャンピオンのアンドレイ・コレシュコフによる対戦からスタート。この2人の対戦はこれが3度目だ。
その他のファイトとしては、ジョン・フィッチ対ネイマン・グレイシー、エド・ルス対ヤロ・ウマソフ（Yaro Umasov）、また今後の活躍が注目されるマイケル「ベノム（毒）」ペイジとロレンジ・ラーキンの対戦も発表された。ただしほかの対戦については現時点では公表されていない。10人によるトーナメントはDAZNで年をまたいで来年も継続的に放映される。
またマクドナルドもトーナメントに参加することが決まっており、2019年の初戦として闘う予定。ほかのファイターについては、後に公表される。
現在29勝7敗のリマは、2度にわたるウェルター級チャンピオンだ。まずベラトール117でリック・ホーンからタイトルを奪った。だが、ベラトール140で行われた最初のタイトル防衛戦では、コレシュコフ相手に敗北。2016年11月10日はベラトール164でリマッチを行い、3ラウンドTKOでタイトルを奪い返した。この1月にベラトール192でマクドナルドに負けるまでは、防衛戦に1度、成功している。
21勝2敗のコレシュコフはリマにタイトルを奪われて以来チディ・ニョカニーとバソ・バコセビッチにそれぞれTKO、KO勝ちし、2連勝と奮戦。
31勝7敗1引き分け1無効試合のフィッチは5戦連勝の波に乗る中でのグランプリ参戦だ。連勝の中には、ベラトールデビュー戦となったベラトール199でのダーレイ戦、全員一致による判定勝ちも含まれている。
ネイマン・グレイシーは柔術で有名なグレイシー一族の4代目だ。現在8勝0敗のグレイシー、バイアコム所有のプロモーションの下、ベラトールで6戦全勝している。直近の試合ではベラトール198でハビエル・トーレスを2ラウンドで撃墜している。
6勝0敗のルスはペン・ステート在学時、2012年から2014年にNCAAレスリング選手権で3年連続優勝している。ベラトールとは2015年に契約を交わし、2016年11月ベラトール163のダスティン・コリンズ＝マイルズ戦でデビューした。この6月にはベラトール201に参戦、アンディ・ムラードを2ラウンドTKOで倒している。
13戦無敗のペイジ、うち11戦はストップでの勝利だった。ケージ中どんなポジションからでもフィニッシュできる電撃的なスタイルは一見の価値ありだ。5月に行われたベラトール200、デイビッド・リッケルズ戦では2ラウンドTKO勝ちを収めた。
19勝7敗1無効試合のラーキンは2017年3月にベラトール参戦。ベラトールNYCでリマとのタイトル戦に挑んだが、全員一致の判定で負けを喫した。だが1月28日にはフェルナンド・ゴンザレスに全員一致の判定で勝利し、勢いに乗ってトーナメントに臨む。
原文：Bellator reveals 10-man welterweight grand prix beginning at Bellator 206 on DAZN
翻訳：Noriko Tabei
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