【ベラトールMMA】強烈な右ストレートと“折れない心”を持つ、ヴェータ・アルテアガ

SHU INAGAKI

【ベラトールMMA】強烈な右ストレートと“折れない心”を持つ、ヴェータ・アルテアガ image

▶メジャー総合格闘技『ベラトールMMA』を見るならDAZNで。1カ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

ヴェータ・アルテアガは、今大会が開催される米アイダホ州ボイシのジム「コンバット・フィットネス」所属のメキシコ系アメリカ人ファイターで、強烈な右ストレートとヒジ打ち、グラウンドでの重いパウンドを持つ屈指のストライカーだ。

格闘技を始める前のヴェータは、子供と妊娠中の女性のためのNPOで働いていた。が、失業すると職業安定所に行く代わりに、プロ総合格闘家の兄の通うジムに入門し、自身もプロになることを決意した。そして猛特訓に明け暮れ、その夢を実現したのだ。

2016年2月にプロデビューし、戦績は4勝2敗。ベラトールMMAには、プロ2戦目のジャッキー・ヴァンデンバーグ戦から参戦した。以後、同プロモーションで闘い続けている(全5戦3勝2敗)。

昨年2月のベラトールMMA『ベラトール 172』では、身長170㎝の長身美女ファイター、ブルック・マヨと対戦したが、この試合が圧巻だった。マヨは、UFCのレジェンドのひとりであるユライア・フェイバー率いる名門ジム「チーム・アルファメール」所属の選手だ。元UFCバンタム級王者コーディ・ガーブラントや、石原夜叉坊と同門である。

そんなマヨに対してヴェータは、1ラウンドから強烈な右ストレートを叩き込み、自らもマヨのパンチで流血しながら果敢に攻め続けた。2ラウンドには、マヨにローキックを入れられてもかまわず、前進してパンチを打ち続けた。テイクダウンされて三角絞めを仕掛けられるが、これもしのいで3ラウンドにつなげた。

3ラウンド目がスゴかった。ヴェータは右ストレートや右エルボーをマヨに叩き込み、マヨの首相撲からのヒザ蹴りの連打も耐え抜ける。タックルで倒されてリアネイキドチョークを狙われても脱出、逆に激しいパウンドを叩き込んだ。幾度ものピンチを切り抜け、ドクターストップでTKO勝利した。

“折れない心”を持つヴェータを支えるのが、所属ジムの仲間たちだ。ヴェータが格闘家を目指すキッカケを創った4つ年上の兄、プロ総合格闘家のフレディ・“リル・マン”アルテアガは、2010年にプロデビューし、7勝(5KO、2サブミッション)6敗の戦績を挙げている。

さらに、UFCで水垣偉弥やジェフ・カランを破ったスコット・ヨルゲンセンがいる。ヨルゲンセンはUFCで大会ベストファイト賞を3度、ベストサブミッション賞を1度受賞した“名勝負男”だ。ほかにもUFCやベラトールMMA参戦経験のある選手が所属する。攻撃だけでなくディフェンス面も強いのは、練習相手の豊富さからかもしれない。

ヴェータは、今年7月のベラトールMMA『ベラトール 202』でエミリー・ドュコットに判定勝ちを収め、連勝を狙っている。今回のベラトールMMA『ベラトール 205』では、ベラトール・キック王者で柔道黒帯のオランダ人、デニス・キールホルツが相手だ。キック王者との対決とあって、ヴェータが得意とするアグレッシブな打撃戦が期待できるだろう。

 

ヴェータ・アルテアガ

生年月日:1987年11月7日(30歳)
国籍:アメリカ
身長:162.6cm
体重:57kg
リーチ:163㎝
階級:女子フライ級
プロ戦績:4 勝2敗

 

▶メジャー総合格闘技『ベラトールMMA』を見るならDAZNで。1カ月間無料トライアルを今すぐ始めよう


【DAZN関連記事】
【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
DAZNでF1放送を視聴する方法は?
【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン

SHU INAGAKI