【ベラトールMMA】『ベラトール 205』メインカード出場ファイター紹介:パトリッキー・ピットブル

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ブジラル出身のパトリッキー・ピットブルは、(寝技中心の)ブラジリアン柔術黒帯ながら、MMA(Mixed Martial Arts=総合格闘技)戦績19勝8敗のうち、12のKO勝ちがあるハードパンチャーだ。現ベラトール世界フェザー級王者のパトリシオ・フレイレ(こちらも“ピットブル”の異名を持つ)は実弟である。

2005年に総合格闘技プロデビューしたパトリッキー・ピットブルは、母国ブラジルの様々な大会で経験を積み、7勝1敗の戦績で2011年からベラトールへと参戦した。ベラトールMMA『ベラトール シーズン4』ライト級トーナメントに出場すると、準決勝では、トビー・イマダ(シュートボクシングで日本でも知られた大物選手アンディ・サワーを破った)を撃破して決勝進出。しかし決勝では、のちのベラトール世界ライト級王者となるマイケル・チャンドラーに判定で敗れ、優勝を逃してしまう。

その後、2014年にベラトールMMA『ベラトール  シーズン10』ライト級トーナメントに出場し、再び決勝戦に駒を進めるも、今度は“ポーランドの足関王”ことマルチン・ヘルドに判定負け。またしても準優勝で涙を飲んだ。

2016年6月には、ウィル・ブルックスが返上したベラトール世界ライト級新王者決定戦として、マイケル・チャンドラーと再戦するチャンスをつかむ。ところが、ここでピットブルは、チャンドラーの強烈なカウンターの右ストレートの前にKO負けを喫す。

ピットブルはデビュー以来、頂点まで“あと一歩”のところで、ずっと手が届かずにいるのだ。しかし、それでも腐らず這い上がってきたことがピッドブルの強さでもある。

チャンドラー戦後、2017年2月の再起戦では元ストライクフォース世界ライト級王者のジョシュ・トムソンを、カウンターのアッパーカット一発でKO。さらに、同年9月に元UFC世界ライト級王者のベンソン・ヘンダーソンにも僅差の判定勝ちを収めた。そして今年2月には、元KOTCジュニアウェルター級王者のデレク・カンポスをパンチの連打により、1ラウンドTKOで撃破する。各団体の元王者3人を破っての堂々たる3連勝を飾り、再び上昇気流に乗っているのだ。

「俺のモチベーションはチャンピオンになること。とにかくベルトがほしい。俺の“家”であるベラトールにいるチャンピオンなら誰でも倒す」と、悲願の王座獲りを目論んでいるのが、今回紹介したピットブルだ。

ベラトールMMA『ベラトール 205』では、ベテランのロジャー・フエルタ相手に“レジェンド狩り”に挑むピットブルが、ここで印象的な勝利を上げ、タイトル挑戦を確実なものにしたいところだ。

 

パトリッキー・ピットブル

生年月日:1986年1月21日(32歳)
国籍:ブラジル
身長:175cm
体重:70kg
リーチ:180cm
階級:ライト級
プロ戦績:19勝8敗

 

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堀江ガンツ Gantz Horie

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栃木県出身。プロレス・格闘技ライター。『紙のプロレスRADICAL』編集部を経て、2010年からフリーランスで活動。『KAMINOGE』を主戦場に『Number』『週刊プレイボーイ』『BUBKA』『昭和40年男』など、多くの媒体で執筆。『Number Web』ではコラムを連載中。主な著作に『闘魂と王道 昭和プロレスの16年戦争』(ワニブックス)がある。WOWOW『UFC-究極格闘技-』などテレビ解説も務める。