【ベラトールMMA】シウバのヒザ蹴りとミルコの左ハイキックを持つ“11戦全勝男” A・J・マッキー

SHU INAGAKI

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米カリフォルニア州ロングビーチ出身のA・J・マッキーは、総合格闘家の父を持つ。その父とは、UFCや日本のHERO’SやDREAMにも参戦したアントニオ・マッキーだ。

A・Jの父アントニオは、29勝6敗の戦績を持ち、HERO’Sでは元パンクラス王者・國奥麒樹真に勝利した(42歳当時に出場したDREAMでは、青木真也にTKO負けを喫している)。また、アメリカの老舗MMA大会キング・オブ・ザ・ケージでは、マーカス・アウレリオ(全盛期の五味隆典に一本勝ちした男)にも勝っている。44歳まで現役として闘った父親も相当な手練だ。

そんな父に幼い頃から格闘技の英才教育を受けたA・Jは、嵐のようなパンチ連打と、戦慄のヒザ蹴り、そしてグラウンド状態になっても怒涛のごときパウンド(馬乗りパンチ)で相手を粉砕する。そのアグレッシブな闘いぶりは、かつてPRIDEで桜庭和志を3度もTKOし、“PRIDEミドル級絶対王者”の名をほしいままにしたヴァンダレイ・シウバをほうふつとさせる。

さらに、サウスポーのA・Jは、PRIDE&RIZIN無差別級GP王者ミルコ・クロコップばりの “快刀乱麻”の左ハイキックも持ち合わせる。昨年4月のベラトールMMA『ベラトール 178』では、この左ハイでドミニック・マゾッタを一撃で葬ってみせた。

2015年4月に『ベラトールMMA』で弱冠20歳にしてプロデビューしたA・Jは、現在23歳だが、11戦全勝という戦績を誇る。これは元ベラトール・ウェルター級王者ベン・アスクレン(現ONEウェルター級王者。青木真也をTKOした男)と、元ベラトール・ライト級王者マイケル・チャンドラー(エディ・アルバレス、ベンソン・ヘンダーソンを破った男)の9連勝記録を抜いて、2018年9月時点でベラトールMMA最多連勝記録となる。

11勝の内訳は4つがKO、3つがサブミッションによる一本勝ちで、立ってよし、寝てよしのオールラウンダーといえよう。前回の試合は今年4月のベラトールMMA『ベラトール 197』で、元UFCファイターのジャスティン・ローレンスに3-0の判定で勝利した。身体能力も非常に高く、試合で勝利した直後は、ダッシュして金網に駆け上がり、そのままバク宙する身の軽さを披露して会場を沸かせる。

ベラトールMMA『ベラトール 205』でのA・Jは、元フェザー級王者パット・カランと対戦予定だった。カランは、ジョー・ウォーレン(グレコローマン・レスリング世界王者で、DREAMで山本“KID”徳郁を破った人物)からベラトール・フェザー級王座を奪い、2度防衛に成功。その後、陥落したが、再び同王座に返り咲いた実績を持つ男だ。2015年2月にその王座を失ったものの、以後は3連勝中で、今回、ベラトール・フェザー級の新星A・Jとの対戦が注目されていた。

しかし、カランは負傷欠場となり、A・J.の対戦相手は、前回カランとフルラウンド闘ったブラジル人、ジョン・マカパに変更となった。勢いに乗るA・Jは、代打マカパを一蹴して連勝記録を12に伸ばし、タイトル戦線入りを実現できるのか!?

 

A・J・マッキー

生年月日:1995年4月7日(23歳)
国籍:アメリカ
身長:177.8cm
体重:65.8kg
リーチ:185cm
階級:フェザー級
プロ戦績:11戦全勝

 

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