▶スポーツ観るならDAZNで。1カ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
アレクサンデル・ポベトキンはキャリアを通じて、タフな戦いを強いられている。ウラジミール・クリチコ、クリス・バードやルスラン・チャガエフなど、元ヘビー級王者たちと戦ってきた。
9月22日、ポベトキンは自身にとって最大の対戦に臨む。ロンドンのウェンブリー・スタジアムで、ヘビー級の世界統一王者アンソニー・ジョシュアと対峙するのだ。ジョシュアの持つIBF、WBA(スーパー)、WBOのヘビー級タイトルをかけて戦う。
ポベトキン(34勝1敗、24KO)が、ジョシュア(21勝無敗、20KO)にキャリア初の敗戦をもたらし、ヘビー級の世界統一タイトルを手にするために、彼に必要なことは3つある。
インサイドにとどまる
これはポベトキンが勝利するための最善策だ。ジョシュアはポベトキンより、18センチもリーチが長い。4月のジョセフ・パーカー戦のように、ジョシュアはアウトサイドから簡単に攻撃を仕掛け、ジャブを最大限に生かして勝利することが可能だ。ジョシュアのようなボクシング界屈指のハードパンチャーを相手に、インサイドに入ることはリスクが伴う。しかし、ポベトキンが勝利するためには、そのリスクを覚悟しなければならない。先日の対戦でカネロ・アルバレスがゲンナジー・ゴロフキンにやったように、接近戦に持ち込めれば、ポベトキンはジョシュアのボディを打ち、彼を疲れさせることができる。ジョシュアはボディへの攻撃を避けようとするので、ポベトキンは上部を狙うことができ、いつもよりも強力なパワーが発揮できる。
ジョシュアは、クリチコやカルロス・タカムとの過去の対戦で、スタミナ不足が浮き彫りになった。もしポベトキンが試合序盤でこの攻撃プランを確立できれば、試合終盤にはジョシュアのスタミナは消耗しているだろう。もしこの戦略がうまくいき、ポベトキンが試合をコントロールできれば、何が起きてもおかしくない。
泥臭く戦う
ジョシュアに対し、ローブローを何度も与えて、何か違法なことを行えと言っているわけではない。ポベトキンがインサイドに入り、ジョシュアにクリンチさせる、手荒な戦略を用いる。これまで、ジョシュアの対戦相手はこのような戦法を使ったことはない。このような攻撃にジョシュアはどんな反応を見せるのか?ジョシュアはミスを犯し、彼の戦略を投げ出すかもしれない。そうすれば、ポベトキンがアドバンテージを取れるだろう。
集中する
ポベトキンは何も悩むことなく試合に臨める。自分の持てる力を全て出し切って戦うのみだ。一方のジョシュアは、世界中の期待を背負っている。スタジアムの9万人の観客席は満員になることが予想されている。
ジョシュアは、あらゆる方向から注目され、ボクシングとは関係ない部分でも多くの責任を負っている。それに加え、ボクシング界が本当はWBC王者デオンテイ・ワイルダーとの対戦を待ち望んでいる中で、ポベトキンでお茶を濁していることに対してもプレッシャーを感じるはずだ。
つまり、もしジョシュアが22日の試合にしっかりと集中して臨むことができないなら、ポベトキンにとって全てがプラスに働き、衝撃的な結末を迎えるかもしれない。
原文:Joshua vs. Povetkin: How Alexander Povetkin can beat Anthony Joshua
翻訳:Atsuko Sawada
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン