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今シーズンのペナントレースも開幕からおよそ3カ月経過した。各チームともに主力選手の故障や不振などもあり、開幕スタメンやローテーションからは大きくメンバー構成も変わっている。主力選手が戦列を離れた間に、穴埋めを行った選手が想像以上の働きを見せ、レギュラーを奪取しているのである。
★ポイント1:スーパーサブからレギュラーとなった野間峻祥
セントラル・リーグ3連覇を狙う広島東洋カープが順調に首位をキープしている。6月26日終了時点で2位に6.5ゲーム差をつけ、リーグ唯一の貯金持ちと順風満帆に見えるが、けっしてそうではない。中心的存在の新井貴浩が故障で開幕一軍を外れたのを皮切りに、鈴木誠也、丸佳浩が相次いで離脱してしまう。レギュラー格に代打の切り札が開幕早々で不在となる緊急事態となったのだ。それをチーム全体で補ってきたのである。
なかでも野間峻祥の活躍ぶりは目を見張るものがあった。野間は2014年ドラフト1位で入団してから昨シーズンまでに規定打席到達はなく、主に守備固めや代走といったサブ的な起用がほとんどだった。しかし、今シーズンはレギュラー陣の故障でスタメンに抜擢されると結果を残し、丸、鈴木が復帰後も起用され続けている。62試合で打率.323、3本塁打、23打点、9盗塁と想像以上の活躍を見せ、緒方孝市監督を喜ばせている。
サブの選手たちによる突き上げが強さの要因のひとつと言えるだろう。シーズンを通じて好結果が維持できるか注目が集まる。
★ポイント2:田中和基はリードオフマンに定着!
今シーズン2年目を迎える東北楽天ゴールデンイーグルスの田中和基が1番に定着した。2016年ドラフト3位で立教大から楽天に入団した田中だが、昨シーズンは二軍で打率.295、6本塁打とまずまずの成績を残したものの、一軍では打率.111、1本塁打と「一軍の壁」に跳ね返された。
しかし、今シーズンは開幕一軍を掴むほどに成長。わずか1週間で降格となったものの、セパ交流戦前に一軍へ昇格する。1番、3番、7番、9番と流動的な起用だったが、6月12日からは1番に固定されると、瞬く間に結果を残し打率は.324となった。足を使うこともでき、ここまで10盗塁はチームトップとなっている。打って走れるリードオフマンとなったのだ。
平石洋介監督代行となって以降も1番から外れることはなく、チームの核弾頭として期待されている。楽天の外野手はカルロス・ペゲーロ、島内宏明、岡島豪郎、オコエ瑠偉、聖澤諒とレギュラー争いが熾烈だったが、その戦いを勝ち抜き2年目の田中がポジションを手に入れたのだ。
監督が辞任するという暗いムードが漂いがちななか、リードオフマンとしてチームを引っ張りたい。
★ポイント3:先発ローテーションに入った5年目の古川侑利
楽天は野手だけでなく投手でもチャンスを掴んだ選手がいる。5年目の古川侑利だ。その古川は昨シーズンまでの4年間で一軍登板はわずか13試合しかなく、勝ち星はなかった。今シーズンも開幕一軍の座を掴むことはできず、二軍での登板を重ねていたのだ。
チャンスが巡ってきたのはセパ交流戦の開幕戦だった。その試合では敗戦投手にはなったものの、先発で5回3失点と及第点の成績を残すと次の登板から3連勝をマークする。6月26日の千葉ロッテマリーンズ戦で惜しくも連勝は止まったが、今後もローテーションに残りそうだ。
古川と同じ2013年のドラフトで1位だった松井裕樹が不振に喘ぐなか、同期の4位が結果を残しつつある。ここからさらに結果を残し、先発の柱を目指したい。
※数字は2018年6月26日終了時点
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