【3点解説】"右の大砲”岡本和真、巨人生え抜き史上初の40本塁打超えなるか?

Satoshi Katsuta

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今シーズン大ブレイク中の岡本和真は、2014年ドラフト1位で智弁学園高から読売ジャイアンツへ入団。ドラフト1位ということもあり、長距離砲候補として毎年のように期待がかけられていた。しかし、昨年までは二軍での結果は出ていたものの、一軍では実績を残すことができなかったのである。その岡本が大ブレイクしようとしている。

★ポイント1:30本を超えるペースで本塁打を量産

今シーズンの岡本は、村田修一(現・BC栃木ゴールデンブレーブス)の退団に伴い空き番号となった背番号「25」を譲り受けるなど大きな期待を受けてのスタートとなった。その期待に応えオープン戦から結果を残し、打点王(15打点)を獲得する。開幕戦で「6番・一塁」として出場を果たすと、翌2戦目に今シーズン第1号アーチを放ち存在を大きくアピール。その後も結果を残し、ここまで全試合にスタメン出場を果たしている。

本塁打数を見ると42試合終了時点で9本。1シーズンに換算すると30.6本と30本超のペースになっている。自身初の2桁本塁打を大きく超え大台とも呼べる「30本」に手が届きそうな勢いなのである。

★ポイント2:巨人の生え抜きで右打者の40本塁打超は不在

近年、巨人の打者で30本塁打を超えたのは、2013年に阿部慎之助が記録した32本となっている。今シーズン、岡本が到達すれば、球団として実に5年ぶりの快挙となるのだ。右打者で見ると2010年のアレックス・ラミレス(49本)、坂本勇人(31本)以来、8年ぶりだ。

また、シーズン30本塁打超えのその先にある「40本」の大台。近年では前述のラミレスにおける2010年の49本が達成している。日本人では同年に阿部慎之助(44本)、2004年の小久保裕紀(41本)らが到達。

巨人の歴史において右打者で「40本」の大台に到達したのはラミレス(49本/2010年)と小久保裕紀(41本/2004年)のふたりのみ。ラミレスはもちろん、小久保も福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)から移籍で加入した選手たちだ。

岡本には生え抜きとして初の右打者における40本塁打以上にも期待したいところだ。

★ポイント3:王貞治・松井秀喜も初めて30本塁打を超えたのは高卒4年目

左打者ではあるが松井秀喜は高卒4年目に初の30本塁打超えとなる38本塁打を達成し、7年目に初めて40本を超え42本塁打をマークした。また、世界の本塁打王である王貞治も30本塁打に到達したのは4年目のシーズンだった。そして翌年に40本塁打を記録し、さらにその翌年には長らく日本記録となっていた55本塁打に繋げたのである。

巨人のレジェンド達も高卒4年目のシーズンに初めて30本塁打をクリアし、その先の大台へ飛躍したのだ。岡本にも同様の成長曲線を描いてくれることに期待したい。

※数字は2018年5月22日終了時点

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Satoshi Katsuta

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かつた・さとし/東京都出身。複数の業界で営業、経営管理を行ったのち2015年に独立。同年よりNPB、MLBなの記事作成、2022年からメディアのSNS運用など野球関連の業務を行っている。