【3点解説、プロ野球1週間まとめ】梨田監督が辞任! ヤクルトが初の交流戦最高勝率に!

Satoshi Katsuta

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セ・パ交流戦で東京ヤクルトスワローズが最高勝率に輝く前日、大きなニュースが飛び交った。東北楽天ゴールデンイーグルスの梨田昌孝監督が成績不振の責任を取り、監督を辞任したのだ。後任には「松坂世代」の平石洋介ヘッドコーチが収まり、チームの立て直しを図っている。

★ポイント1:梨田監督が辞任! 後任に平石ヘッドコーチ!

6月16日、東北楽天ゴールデンイーグルスの梨田昌孝監督が成績不振の責任を取って辞任した。その日までの成績は21勝41敗でパシフィック・リーグ最下位と開幕から波に乗れなかった。「借金20」というラインを超えてしまったことで決断した格好だ。後任には平石洋介ヘッドコーチが座ることと発表され、新体制でチームはスタートしている。

平石監督代行は「松坂世代」でPL学園高の主将を務め、同志社大、トヨタ自動車を経て楽天に入団した。プロ入り後に選手として大きな実績はないものの、指導者として一花咲かせたいところ。

その初戦となった6月17日の阪神タイガース戦では、12安打8得点を記録し8-0で阪神タイガースに勝利した。暗い話題を吹き飛ばす快勝でひとつでも借金を減らし、パ・リーグをおもしろくしてもらいたい。

★ポイント2:交流戦はヤクルトが最高勝率になったもののMVPはパ・リーグから

ここ3年間は福岡ソフトバンクホークスが最高勝率となっていたセ・パ交流戦だが、今年は東京ヤクルトスワローズがその栄誉を勝ち取った。交流戦開始前はセントラル・リーグ最下位だったにもかかわらず、7連勝を記録するなど快進撃を見せ、リーグ内での順位も大きく上げる形となった。

しかし、2位から6位まではパ・リーグの球団が並ぶなど9年連続でセ・リーグは負け越したことになる。MVPは勝ち越しリーグの最高勝率球団から選ばれることになっており、ヤクルトから選出されることはない。現行の制度になってから初めて「ねじれ」が起きた。そのために、賞金の分配など含めてSNSなどでは来年度からルールの見直しを要望する声も上がっている。

来年度のセ・パ交流戦はどのような概要になるのだろうか。ヤクルトの躍進が制度を変えることになるかもしれない。

★ポイント3:2016年夏の甲子園優勝投手、今井達也がプロ初登板初勝利

6月13日に行われた埼玉西武ライオンズとヤクルトの一戦で期待のホープがデビューした。作新学院高のエースとして2016年夏の甲子園を制覇した今井達也(西武)だ。ルーキーイヤーとなった昨シーズンは故障もあり、一軍での登板がなかった。飛躍の2年目となるはずだった今シーズンも開幕前から不祥事で処分を受けるなど、グラウンド外での報道が目立っていた印象だ。

しかし、デビュー戦では6回1失点(自責0)、6奪三振の好投で初勝利をマークした。150キロを超えるストレートを連発し、要所ではスライダーを投じる投球で翻弄する。そのような投球でセ・パ交流戦に入り好調だったヤクルト打線をほぼ完璧に封じ込めた格好だ。

西武において初登板初先発初勝利を記録したのは、1999年の松坂大輔(現・中日ドラゴンズ)以来19年ぶりの快挙だった。菊池雄星、多和田真三郎、十亀剣らとともにドラフト1位入団ローテーションを形成したいところ。次回登板は今週末の千葉ロッテマリーンズ戦が予定されており、そこで結果を残せばローテーション定着もあり得そうだ。

中継ぎをはじめとした投手陣が打ち込まれる暗い話題が多いなか、明るい話題となりそうだ。

※数字は2018年6月17日終了時点

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Satoshi Katsuta

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かつた・さとし/東京都出身。複数の業界で営業、経営管理を行ったのち2015年に独立。同年よりNPB、MLBなの記事作成、2022年からメディアのSNS運用など野球関連の業務を行っている。