【3点解説、プロ野球1週間まとめ】ソフトバンク内川が2000本安打達成! 日本ハム清宮はプロ初アーチ

Satoshi Katsuta

【3点解説、プロ野球1週間まとめ】ソフトバンク内川が2000本安打達成! 日本ハム清宮はプロ初アーチ image

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先週は記録ラッシュに沸いた1週間だった。特に、5月9日は福岡ソフトバンクホークスの内川聖一が2000本安打達成、北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎が初本塁打を記録。さらには中田翔(日本ハム)が1000本安打をマークするなど大いに盛り上がった。

◎内川が史上51人目の2000本安打達成

今シーズン、2000本安打まで残り25本でスタートした福岡ソフトバンクホークスの内川聖一。早ければ4月中の達成も見込まれていたが、調子は上がらず5月へと突入。ゴールデンウィーク終盤の5月5日にマジック「1」とし、最終日に本拠地ヤフオクドームでの達成期待がかかった。しかし、快音は響かず持ち越しとなってしまう。

苦しんだ末に生まれた2000本目の安打は、5月9日にメットライフドームで飛び出した。8回に迎えた第4打席、埼玉西武ライオンズの武隈祥太から中前打を放ちみごと大台に到達。王貞治球団会長からも花束を手渡され笑顔で応えている。

これで個人の記録には一区切りがついた。プレッシャーも少なくなったことだろう。ここから調子を上げ、日本一連覇へ向け主将としてチームを引っ張っていきたい。

◎清宮がプロ24打席目で初本塁打

北海道日本ハムファイターズのドラフト1位ルーキー清宮幸太郎が初本塁打を放った。5月9日、京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ戦の2回。ブランドン・ディクソンの投じたその初球をスイングすると、ボールは右翼スタンド3階席へ飛び込む大アーチ。

プロ24打席目で待望の初本塁打となった。目標とする王貞治ソフトバンク球団会長の27打席目を3打席上回ったことになる。

これに伴い日本ハムは記念証を配布することを発表した。5月15日に東京ドームで行われる埼玉西武ライオンズ戦、同18日に札幌ドームで行われる東北楽天ゴールデンイーグルス戦でそれぞれ来場者が対象となっている。

◎西武が今シーズン初の4連敗

開幕から8連勝と絶好のスタートを切った西武。圧倒的な得点力に加え菊池雄星、多和田真三郎が好投を見せたことで独奏状態を作りつつあった。しかし、5月8日の福岡ソフトバンクホークス戦で今シーズン初となる完封負けを喫すると、翌日の試合でも完封負け。

移動日を挟み迎えた5月11日の千葉ロッテマリーンズ戦では、登録抹消された菊池の代役である佐野泰雄が2回途中7失点と大炎上で3連敗となる。同12日もそこまで6連勝中だった多和田が5回途中7失点となり4連敗。

2試合連続の完封負け、2試合連続の2桁失点による大敗となり心配された。しかし、5月13日に榎田大樹が7回無失点の好投を見せ、この週初勝利。連敗を「4」でストップ。長いシーズンを考えると、いい時期、悪い時期は当然ある。ここから立て直すのか、ズルズルと負けが込むのか今後の戦いぶりに注目したい。

Satoshi Katsuta

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かつた・さとし/東京都出身。複数の業界で営業、経営管理を行ったのち2015年に独立。同年よりNPB、MLBなの記事作成、2022年からメディアのSNS運用など野球関連の業務を行っている。