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現在のレギュレーションでは、外国人選手は一軍に最大4名まで登録が可能となっている。投手・野手ともに最大3名までの制限もあり、そのなかで各チームは編成を行っていく。首脳陣はその他の選手とのバランスを見ながら、一軍登録選手を決めていくのだ。
★ポイント1:頼れるエース!チームの勝ち頭
今シーズンは開幕から各チームの外国人先発投手たちが軒並み結果を残している。現時点でセパ12球団の半数の6球団において、彼らがチームの勝ち頭になっているのだ。
なかでも千葉ロッテマリーンズのマイク・ボルシンガー(10勝)、オリックス・バファローズのアンドリュー・アルバース(9勝)、北海道日本ハムファイターズのニック・マルティネス(7勝)と、パシフィック・リーグでチーム最多勝に輝いている外国人はすべて新戦力だ。
セントラル・リーグでは中日ドラゴンズのオネルキ・ガルシア(8勝)が初年度ながら奮闘している。日本でのプレー経験が長い阪神タイガースのランディ・メッセンジャー(9勝)、そして来日2年目となった東京ヤクルトスワローズのデービッド・ブキャナン(6勝)もともに勝ち頭だ。
昨シーズン、チーム最多勝が外国人投手だった球団がなかった状況から一転、今期は助っ人の年になっている。このまま、外国人投手たちが猛威を振るうのだろうか。今後の投球を見守っていきたい。
★ポイント2:ヤングマン、ナバーロは巻き返しの秘密兵器となるか?
阪神は大砲候補として入団したウィリン・ロサリオの調子が上がらず、シーズン中に野手のエフレン・ナバーロを獲得した。そのナバーロは一軍初打席でいきなり適時二塁打を放ち、チームに貢献する。ロサリオの調子が上がるまでの繋ぎではなく、ふたり共存することで打線を牽引していきたい。金本知憲監督の起用法に注目だ。
読売ジャイアンツの新外国人投手であるテイラー・ヤングマンがついにベールを脱いだ。一軍初登板となった7月1日の中日戦で8回無失点の好投を見せ、初先発初勝利をマークする。菅野智之、山口俊につづく3本目の柱に名乗りを上げる投球で、高橋由伸監督をはじめとした首脳陣を喜ばせた。外国人枠の起用法にむずかしさはあるものの、昨シーズンのBクラスから巻き返すために外せない存在となりそうだ。
★ポイント3:復帰が待たれる打線の中軸を担うロペス
横浜DeNAベイスターズで4年目を迎えたホセ・ロペスは今シーズン開幕から中軸を任され、筒香嘉智、宮﨑敏郎とともにチームを牽引していた。しかし、交流戦期間中に右太もも裏痛で戦線離脱してしまう。チームはロペス不在となった6月4日から6月28日の間、7勝12敗と5つの負け越しを喫するなど調子が上がらなかった。ロペス不在の穴は想像以上に大きかったのだ。
その故障が癒え、復帰した6月29日の試合でさっそく本塁打を含むマルチ安打を放ち、チームの勝利に貢献したことで改めてその存在感の大きさを見せた格好だ。しかし、翌日の試合でまたしても故障を発症し再び登録を抹消されてしまう。最短の10日間でよくなると見込まれているが、前半戦最後の9連戦はほぼ主軸不在で戦わなければならなくなった。大混戦のセ・リーグにおいて順位争いから脱落しないためにも、ここが踏ん張りどころだ。
※数字は2018年7月3日終了時点