【3点解説】オリックスは優勝へ向け千載一遇のチャンス!?

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今シーズンのオリックス・バファローズはセ・パ交流戦に入る前、23勝24敗と借金「1」と勝率が5割に届いておらず苦しい展開となりそうだった。しかし、そのセ・パ交流戦で11勝6敗1分とパシフィック・リーグにおける最高勝率球団になるなど、息を吹き返した。現時点で最下位の東北楽天ゴールデンイーグルスを除き、混線模様となっているパシフィック・リーグを制す可能性も充分にあるだろう。

★ポイント1:オリックス・増井、山本と盤石の中継ぎ投手陣

今シーズンのオリックスは投手陣の出来が良く、セ・パ交流戦の防御率2.98は千葉ロッテマリーズンスの2.40に次ぐ12球団2位の数字だった。パ・リーグにおいては防御率3.40となっており、こちらはリーグトップの数字だ。

金子千尋、西勇輝ら昨シーズンまでの中心選手に加え、ドラフト1位の田嶋大樹、新外国人として加入したアンドリュー・アルバースら先発投手陣がしっかりと結果を残していることが大きい。

また、それ以上に目を見張るのが中継ぎ陣の充実ぶりだ。抑えの増井浩俊(1.73)、セットアッパーの山本由伸(0.93)この2人がともに防御率が2点を切っており盤石なのが大きい。その他にも吉田一将(1.69)、比嘉幹貴(0.71)、澤田圭佑(1.64)と軒並み安定した投球を見せている。

セパ交流戦最高勝率となった東京ヤクルトスワローズを見てもわかるとおり、中継ぎ陣の安定は順位に直結する。ここから夏場に向けて疲労を考慮しながら、どのように起用していくのかが鍵となる。

<オリックス主な中継ぎ投手陣>
増井浩俊
34試合/1勝0敗6H19S/防御率1.73

山本由伸
29試合/3勝0敗1S19H/防御率0.93

吉田一将
35試合/3勝1敗11H/防御率1.69

比嘉幹貴
12試合/0勝0敗1H/防御率0.71

澤田圭佑
21試合/2勝0敗3H/防御率1.64

★ポイント2:先発投手陣の充実ぶり

結果を残しているのは、中継ぎだけではない。先発投手も充実している。ここまで9勝(1敗)と勝ち頭となっているアルバース、4勝6敗と負け越しながら防御率2点台の西、エースの金子千尋とリーグ有数の先発陣だ。また、新人の田嶋も6勝(3敗)とローテーションを守っている。2年目の山岡泰輔、ブランドン・ディクソンのふたりが気がかりではあるが、それを補える先発投手陣と言えるだろう。

中でも、アルバースは4月25日に敗戦投手となって以降、7連勝中とまさに大黒柱となった。オリックスの外国人選手における7連勝は1996年のウィリー・フレーザー以来22年ぶり。奇しくも最後の優勝となった1996年以来というのは吉兆かもしれない。

<オリックス主な先発投手陣>
アンドリュー・アルバース
12試合/9勝1敗/防御率2.55

西勇輝
12試合/4勝6敗/防御率2.87

金子千尋
11試合/3勝5敗/防御率3.50

田嶋大樹
12試合/6勝3敗/防御率4.06

山岡泰輔
12試合/2勝6敗/防御率4.08

ブランドン・ディクソン
9試合/0勝5敗/防御率5.20

★ポイント3:不振が続いたロメロの復調

先発、中継ぎと充実しているが、打撃陣はけっして好調とは言えない。セパ交流戦でMVPを受賞した吉田正尚が打率.316、10本塁打、40打点と気を吐いているもののその他の選手は低調だ。

しかし、ここにきて西野真弘、ステフェン・ロメロの調子が上がってきた。西野は開幕一軍スタートだったものの、1週間で登録抹消となり、二軍でプレーしていた。しかし、5月に一軍へと戻ってくると、29試合で打率.316と結果を残している。

ロメロは13本塁打を放ちながら、打率.234と打撃が粗い。しかし6月の月間打率は3割を超えており、5月(.209)から1割近く上昇している。6月24日からは3試合連続本塁打を放つなど、調子がさらに上昇している。吉田正とともに主軸として期待できそうだ。

投手陣が充実しているだけに、打線が噛み合えば上位進出もけっして夢物語ではない。残りシーズンをどのように戦っていくのか、福良監督の采配に注目したい。

※数字は2018年6月27日終了時点

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