【野球ラボ】広島3連覇の要因は圧倒的な打撃力!そのキーとなったのは?

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広島東洋カープは2位以下に大きな差をつけ、セントラル・リーグを独走した。その要因は圧倒的な打撃力だろう。チーム防御率は昨シーズンの3.39から4.17に悪化したが、709得点(9月29日終了時点)は東京ヤクルトスワローズの630得点に大差をつけたことからもよくわかる。はたして、そのキーマンは誰だったのだろうか。

★:圧倒的存在感を誇る丸佳浩の凄さ

野手陣でもっとも優勝に貢献したと言えるのは丸佳浩だろう。試合中のアクシデントによる欠場もあったが、3番打者として君臨し圧倒的な存在感をみせた。野手の総合的な打撃力を表す指標であるOPS(長打力+出塁率)は福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐、東京ヤクルトスワローズの山田哲人といったトップレベルの打者をしのぎ12球団トップの数字をたたき出している。

また、昨シーズンの23本塁打から10本以上も本塁打が増加し長打率ランキングでは柳田.674に次ぐ2位の.645を記録している。その長打率が上がった要因として、谷繁元信氏はバッティングフォームの変化を挙げている。

一方、出塁率も昨シーズンの.398から1割近くも上昇し、12球団でトップの数値をマークしている。これは落合博満氏の全盛期に匹敵し、プロ野球の歴史に名を刻むほどの高さでもある。

その要因は四球数の大幅増加だ。離脱期間があったにもかかわらず、数にして昨シーズンの83個から1.5倍以上と驚くべき数字を残している。その四球が増えた要因に挙げられるのは「ある指標」の5%減少にあった。

丸はバッティングフォームの変化で長打率が上昇し、「ある指標」の減少で出塁率がアップしたのである。その内容は「野球ラボ」で確認して欲しい。

★:キーとなった會澤翼の存在

田中広輔、菊池涼介、丸佳浩、鈴木誠也と今シーズンの広島も生え抜きの選手が中心となった。丸や鈴木が故障で離脱した際に、穴を埋めた野間峻祥も生え抜きだった。主力の離脱を感じさせない選手層の厚さ、これも広島独走の大きな要因と言える。

なかでも會澤翼の活躍がめざましかった。今シーズンの會澤は13本塁打を記録しているが、これは広島の捕手による本塁打記録でもある。さらにはポジション別wRAA(※)でも他球団の捕手に対して圧倒的な差をつけているのだ。

その要因となったのが「ある指標」の1割以上もの上昇である。この指標が上昇したことで長打が増え、結果として本塁打も増えているといえそうだ。実際にそのデータを本人に伝えると、まさに意識していたことだという。

球界で全体「打てる捕手」の不足が叫ばれているが、下位打線に打撃のよい會澤がいることで打線に厚みが加わったといえそうだ。

その會澤が意識していたのは、どのようなことだったのだろうか。ぜひ「野球ラボ」で確認して欲しい。

※ポジション別wRAAとはリーグのポジションごとの平均を0とした場合、平均的な同ポジション選手と比べ、どれだけ得点を増やしたかを示す数値。

※数字は2018年9月29日終了時点


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