石田は中継ぎで「なにか」を掴めるか?オリ山岡ら先発への再転向で結果を残している選手達【3点解説】

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横浜DeNAベイスターズの石田健大が先発要員から、中継ぎへと配置転換された。2年連続開幕投手に抜擢されながら、結果を残せず8月に入り転向が決まったのである。この石田のように不振から中継ぎへ配置転換されながら、再び先発へ戻り好成績を残している選手も多い。

★ポイント1:先発復帰後3連勝の山岡泰輔

オリックス・バファローズの山岡泰輔が復活した。山岡は8月30日の北海道日本ハムファイターズ戦において、7回途中1失点の好投で5勝目をマークした。

今シーズンの山岡はは開幕ローテーション入りを果たしたものの、5月以降勝ち星から遠ざかり8月からは中継ぎに配置転換されていた。

そこで、6試合に登板しわずか1失点(自責0)の結果を残すと8月15日の埼玉西武ライオンズ戦で先発へ復帰する。その試合は金子千尋の代役登板だったが、6回2失点の好投で4月22日以来の白星を手にすると、本格的に先発ローテーションへ戻り、3戦3勝と破竹の勢いだ。

本人も走者が出た後の対応面で「中継ぎの経験が生きた」と語っており、シーズン中の配置転換というリスク以上のものを手にできたようだ。

オリックスは自力でのクライマックスシリーズ出場が消滅し、チームは低迷中。しかし、2年目の右腕が好投を続けることでひとつでも順位を上げることに期待したい。

★ポイント2:「栗山マジック」再び?有原航平の復活

あれは「栗山マジック」だったのか。北海道日本ハムファイターズの有原航平は、今シーズンはエース候補として期待されていたが、開幕から出遅れると5月末の時点で4勝2敗と勝ち越しながらも防御率は6.38。調子が一向に上がらなかった。

その悩める有原を栗山英樹監督は7月からクローザーに抜擢する。中継ぎとしても4試合の登板で2セーブ、1ホールド、防御率6.75とここでも結果を残すことができなかった。

しかし、再度先発として復帰した7月は4戦3勝、防御率1.52と復活。自身2度目の月間MVPを受賞する活躍を見せた。

「中継ぎの大変さがわかった」ともコメントしており、なにか手応えを感じたようだ。2年連続2桁勝利を記録している有原は現在8勝。優勝を目指すためにも最低限、あと2つは白星を手に入れたいところ。

奇跡の逆転優勝が起これば2016年に増井浩俊(現・オリックス)を配置転換したことと同じように、有原の配置転換がひとつのポイントとなるかもしれない。

★ポイント3:原樹理は先発復帰後エース格へ

東京ヤクルトスワローズは昨シーズン96敗という状態から、2位争いを繰り広げている。そのなかで先発ローテーションの柱として期待されているのが原樹理だ。今シーズンの原は開幕ローテーションに入ったものの、結果を残すことができず交流戦中に中継ぎへと配置転換された。

しかし、そこで結果を残したことで再び先発へと復帰すると、以降は8月に3連勝を記録するなど絶好調。勝利後のインタビューでは「アウトを積み重ねることが大事、という中継ぎで経験んしてきたことを今日もできた」と語っており、こちらも中継ぎ経験を先発で生かしたようだ。

8月24日にコンディション不良で登録を抹消されているが、復帰間近との報道があり大事には至っていない。9月という中継ぎ投手陣の疲労が蓄積している時期に、完投能力の高い原の復帰は心強い。

クライマックスシリーズ出場に向けエース候補が戻ってくる。

※数字は2018年8月31日終了時点


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