松井だけじゃない。楽天・島内らプロで活躍する星稜高OBたち【3点解説】

Satoshi Katsuta

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夏の甲子園大会初日、松井秀喜が始球式のマウンドに立った。この始球式は松井の母校である星稜高の試合で行われたため、大きな注目を集めた。渾身の一球は外角低めに外れたが、高校時代から変わらない笑顔でマウンドを後にした。

★ポイント1:松井氏の後輩が快勝で初戦突破! 著名OBは誰がいる?

松井の始球式後に行われた星稜高と藤蔭高の一戦。星稜高は松井のパワーが後輩たちに乗り移ったのか、序盤から主導権を握り9対4で快勝。

実は、同校は松井の他にもサッカー日本代表の本田圭佑など世界で結果を残すアスリートを輩出している。

星稜高OBとして松井に次いで有名なプロ野球選手は、小松辰雄だろう。「スピードガンの申し子」と呼び親しまれ、沢村賞にも輝いた名投手だ。

★ポイント2:楽天の中軸へ成長した島内

星稜高は1995年夏の甲子園で、石川県勢として初の決勝進出を果たした。その当時のエースは山本省吾だ。同校卒業後は慶應義塾大を経て大阪近鉄バファローズへと入団し、移籍を経て2013年までプレーしていた。オリックス・バファローズ時代の2008年には2桁勝利もマークしプロ通算40勝を挙げている。投手としては小松に次ぐ実績と言っていいだろう。

近年、野手として実績を残しているのが、東北楽天ゴールデンイーグルスの島内宏明だ。2007年に主将として夏の甲子園に出場した島内は、2011年にドラフト6位で明治大から楽天へと入団する。なかなかレギュラーに定着できなかったものの、2016年は114試合に出場し、規定未到達ながら打率.287を記録する。

翌2017年には全143試合に出場し、打率.265、14本塁打とチームに貢献した。今シーズンは故障で離脱期間もあったが、平石監督代行体制となってからは、ほぼ全試合に「3番・左翼」で出場している。現在、最も活躍する星稜高OBだ。

★ポイント3:これからに期待!北村拓己と岩下大輝

一軍に定着できてはいないものの、今後に期待がかかるOBもいる。千葉ロッテマリーンズの岩下大輝と読売ジャイアンツの北村拓己の2名だ。

北村は岩下の1学年上の先輩で、互いにチームメイトとして2013年夏の甲子園にも出場を果たした。残念ながら初戦敗退に終わったが、その初戦で北村は本塁打を放ち、岩下は先発投手として7回途中までマウンドに立っていた。

その後、後輩の岩下は高卒でプロ入りし、先輩の北村は亜細亜大を経て巨人へ入団した。

プロ4年目を迎える岩下は、今シーズンはじめて一軍のマウンドに立った。現時点では白星こそないものの、中継ぎとして4試合を投げ、失点はわずかに1(自責0)。また、防御率は0.00と好投を続けている。この調子で一軍定着を目指したい。

2017年ドラフト4位で巨人へと入団した北村は、一軍での出場は1試合にとどまっているが、二軍では75試合に出場し打率.278、5本塁打、34打点と好成績を残している。守備も遊撃(48試合)、三塁(34試合)、二塁(4試合)とマルチプレーヤーぶりを発揮しており、再昇格が楽しみな選手だ。

このように松井氏の他にも同校のOBは複数いる。大先輩に負けず、各選手ともにこれからのプロ野球を支えていく選手に育つことを期待したい。

【星稜高OBの現役選手】

高木京介(巨人)
島内宏明(楽天)
岩下大輝(ロッテ)
森山恵佑(日本ハム)
北村拓己(巨人)

※数字は2018年8月5日終了時点

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Satoshi Katsuta

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かつた・さとし/東京都出身。複数の業界で営業、経営管理を行ったのち2015年に独立。同年よりNPB、MLBなの記事作成、2022年からメディアのSNS運用など野球関連の業務を行っている。