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セントラル、パシフィック両リーグともに優勝はほぼ決定し、焦点は順位争い、そして個人タイトル争いに向いてきた。同時にクライマックスシリーズ出場争いも佳境を迎えている。
★ポイント1:広島はマジック「1」、本拠地での胴上げなるか?
セントラル・リーグでは広島東洋カープが優勝へのマジックナンバーを「1」とした。9月24日からマツダスタジアムで5試合が開催され、過去2年の優勝では成し得なかった本拠地での胴上げが濃厚だ。
2位以下に目を向けると、東京ヤクルトスワローズが3位の読売ジャイアンツに4.5ゲーム差をつけており、クライマックスシリーズ出場をほぼ確定させている。2位の座を固められるかが終盤戦のポイントだ。そして、3位争いは巨人から最下位の中日ドラゴンズまでは3.5ゲーム差と大混戦模様。最後の最後まで順位の入れ替わる手に汗握る展開になるだろう。
一方、パシフィック・リーグは埼玉西武ライオンズが優勝へのマジックナンバーを「7」としている。2位の福岡ソフトバンクホークスとは6ゲーム差あり、今週中にも優勝が決まりそうだ。
3位の北海道日本ハムファイターズは、4位・オリックス・バファローズとのゲーム差を「8.5」としており、クライマックスシリーズ出場をほぼ確定させた。ここからは各チーム若手を起用するなど、戦い方に変化がみられるかもしれない。
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★ポイント2:ロッテ・福浦和也が2000本安打達成!来季も現役続行!
千葉ロッテマリーンズ一筋の福浦和也が9月22日の埼玉西武ライオンズ戦で2000本安打を達成した。近年は調子が上がらず、なかなか安打を積み重ねることができなかったが、今シーズンはスタメン起用も多く、その期待に大記録達成で応えた格好だ。
チームメートからの祝福に加え、ドラフト同期で同い年の松井稼頭央(西武)からの花束贈呈は野球ファンの心を掴んだシーンだった。しかし、福浦の挑戦はこれで終わりではない。試合後のインタビューでは現役続行を宣言し、来シーズン以降も安打を積み重ねてくれそうだ。
ちなみに、ロッテの通算安打記録は榎本喜八による2276安打。福浦がこの記録にどこまで迫ることができるか、注目が集まる。
★ポイント3:DeNAが後藤、加賀の引退セレモニーを行う
横浜DeNAベイスターズが本拠地最後の2連戦で2人の選手の引退試合を行った。
9月21日の試合では、右の中継ぎとして活躍した加賀繁が先発としてマウンドに登った。中日ドラゴンズの先頭・平田良介を空振りに仕留め、マウンドを降りている。セレモニーでは、かつて加賀に20打数無安打に抑え込まれた東京ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティンが映像で登場し、"天敵"だった加賀に敬意を表すコメントを残した。
翌日の試合では後藤武敏が代打で登場。空振り三振に終わったが、悔いはないだろう。試合後のセレモニーそして胴上げには、横浜高時代の盟友である松坂大輔も参加した。後藤との別れの場面では、敵も味方も関係なかった。
このように笑顔で送り出された選手はきっと幸せだろう。シーズン終了後の「第2の人生」も笑顔で過ごせることを祈りたい。
※数字は2018年9月23日終了時点
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