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CS争いを叩く読売ジャイアンツにとって、大きな課題が中継ぎ陣の崩壊だ。そこで以前にクローザーの経験もある山口俊が抜擢されることとなった。
★ポイント1:中継ぎ陣が相次ぎ離脱
巨人は今シーズン開幕からアルキメデス・カミネロをクローザーとし、スコット・マシソン、澤村拓一、上原浩治の3人がセットアッパー的な役割で7回、8回を凌いでいた。しかし、6月末にクローザーのカミネロが離脱してしまう。
代役としてクローザーとなったマシソンも、故障により戦列を離れた。手術を受けるために帰国し、自身のツイッターで来春のキャンプに戻ると宣言。今季中の復帰の可能性はゼロだ。
さらなる代役としては澤村が抜擢されるも結果を残せず、現在は今季支配下登録されたばかりのサムエル・アダメスが9回を任されていた。しかし、ここにきて先発の山口俊が、クローザーも視野に入れた中継ぎとして起用される方針が明らかになった。
★ポイント2:山口俊が中継ぎへ配置転換
急遽クローザーへと抜擢された山口俊は、横浜DeNAベイスターズ時代(前身含む)にも2008年から2014年途中まで中継ぎの経験はある。約6年間で111セーブ、24ホールドをマークしており、そのままクローザーを続けていれば、名球会の条件である250セーブも達成可能と言われていたほどだ。
ただし、救援失敗も多く、2013年は44試合で防御率5.40と役割を果たせずにいた。その結果を受けてDeNAは山口を先発へと配置転換した経緯があるだけに、巨人で守護神として結果を残すことができるかは未知数である。
しかし、クローザーの経験があるという点では、調整面などにおいてプラスに働くことは事実。その他の投手を配置転換するよりも成功する可能性は高そうだ。
★ポイント3:先発は菅野に左腕クインテットで乗り切る!
山口をクローザーに起用することで、巨人は先発ローテーションから大きな軸をひとつ失うことになる。しかし、日程を見ると来週は6試合(翌月曜含め7連戦)の予定があるが、それ以降に6連戦はなく最長でも3連戦と、CS争いのライバルではる阪神やヤクルトと比べるとかなり緩やかだ。
そのため、来週を乗り切ることができれば、先発を1枚減らしてもマイナス面は少ない。山口俊の先発で2勝、3勝を積み上げられる可能性はあるが、それ以上に中継ぎの失点による敗戦を減らせるという判断だろう。菅野智之、C.C.メルセデス、今村信貴、内海哲也、吉川光夫、田口麗斗といった投手たちで残り試合を乗り切るプランだ。
一方の中継ぎ陣は、山口俊が加わることで負担は減少する。当初から山口俊をクローザーで起用するのであれば、セットアッパーにアダメス、上原浩治が起用されることになりそうだ。ここ数試合で結果を残せていない澤村は、楽な場面で起用されるか折を見てリフレッシュという選択もある。いずれにしても山口俊の中継ぎ登板にメドが立ってからだろう。
巨人に限らず、中継ぎ陣が安定しないチームは終盤の失点で試合を落とすケースが多い。山口俊の中継ぎ転向でそれを解消できるだろうか。ここからの終盤戦、山口の登板に注目したい。
※数字は2018年9月2日終了時点
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