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昨季の不振をバネに、今シーズンは素晴らしいパフォーマンスを見せている選手たちがいる。その中でも目立った飛躍を見せている3人の選手を紹介しよう。
★ポイント1:山田哲人は3度目のトリプルスリーへ視界良好
スワローズファンがよく知る山田哲人が戻ってきた。
3年連続トリプルスリーの期待を背に臨んだ昨シーズンは、全143試合に出場したが本来の調子を取り戻せず、打率.247、24本塁打、78打点、14盗塁とレギュラー定着後でワーストの成績に終わってしまった。
ところが、今シーズンの山田は違う。開幕直後こそ打率が上がらなかったものの、徐々に調子を上げ7月は月間打率.425を記録し、シーズン打率.314と3割をキープしている。現時点で24本塁打、24盗塁と大台の「30」も射程圏内となっており、このまま故障がなければ、自身3度目となるトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)にも手が届きそうだ。
監督も交代し、心機一転で迎えた今シーズン当初は1番で起用され、6月24日以降は3番に定着。前後を打つ青木宣親、ウラディミール・バレンティンとともに打線を引っ張っている。
昨シーズンの悔しさをバネに、トリプルスリーを達成し、チームの上位フィニッシュに貢献したい。
・山田哲人(ヤクルト)
(2017年)143試合/打率.247/24本/78打点/14盗塁
(2018年)87試合/打率.314/24本/54打点/24盗塁
★ポイント2:得点圏打率3割越えの中田翔
北海道日本ハムファイターズの中田翔の昨シーズンは、打率.216、16本塁打、67打点と2011年のレギュラー定着以降でキャリアワーストの成績に終わってまった。昨季途中で手にした国内FA権利を行使するか否か注目を集めたが、ふがいない成績に終わったこともあり、FA宣言はしなかった。
今季の日本ハムは、大谷翔平がメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスへ移籍したことで、大幅な戦力ダウンが懸念されたが、昨季不振の中田がこの穴を埋める活躍を見せる。これまでに18本塁打、75打点と昨シーズンを上回る数字を残し、埼玉西武ライオンズに次ぎ2位につける好調なチームの原動力になっている。
また、昨シーズンの得点圏打率は.190だったが、今シーズンは.320へと大幅に上昇した。これはキャリア最高の数字でもある。チャンスに強い4番・中田が2年ぶりの日本一へ向けチームを引っ張っていく。
・中田翔(日本ハム)
(2017年)129試合/打率.216/16本/67打点/0盗塁
(2018年)90試合/打率.269/18本/75打点/0盗塁
★ポイント3:移籍3年目の復活・今江年晶
2015年オフに千葉ロッテマリーンズからFAで東北楽天ゴールデンイーグルスへと移籍した今江年晶が3年目にしてようやく結果を残せそうだ。故障もあり2年間は規定打席に到達せず、チームに貢献できなかった。しかし、今シーズンは開幕一軍を果たすと一度も降格することなく、順調にプレーしている。
平石洋介監督体制となった6月17日以降は、全試合において4番で出場中と信頼も厚い。外国人選手のようなパワー溢れる本塁打は期待できないものの、繋ぎの4番として快進撃に貢献している。7月は打率.234と若干数字を落としたものの、シーズンの打率は.285と高水準だ。
移籍後初の規定打席到達を果たし、最下位に低迷しているチームを上位浮上に導けるだろうか。
・今江年晶(楽天)
(2017年)51試合/打率.250/1本/10打点/0盗塁
(2018年)82試合/打率.285/8本/39打点/0盗塁
※数字は2018年7月31チーム終了時点