人生の一区切り 今季ユニフォームを脱ぐ男たち【引退発表者まとめ】

Satoshi Katsuta

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ここまでに引退を表明した選手のなかには広島東洋カープの新井貴浩、中日ドラゴンズの荒木雅博と岩瀬仁紀、そして埼玉西武ライオンズの松井稼頭央といった4人の名球会メンバーも含まれる。その他にもそうそうたる顔ぶれが並ぶ。

★中日の功労者達が一斉に引退

2004年に落合博満監督が就任してから黄金期を築いた中日ドラゴンズ。その主軸となっていた選手たちがそろって引退を発表した。

250セーブを大きく上回る406セーブを記録している岩瀬仁紀。中継ぎとして初のシーズンMVPに輝いた浅尾拓也。そして、二塁の名手でもあった荒木雅博の3人だ。だれかひとりが欠けていても、中日の黄金時代はなかったであろう。それほどの功労者たちだ。

ここ数年はBクラスに落ち込んでいる中日だが、ベテラン勢の引退をきっかけにあらたなチーム作りに着手することになりそうだ。

★引退相次ぐ松坂世代

中日ドラゴンズに移籍した松坂大輔が復活に沸いたシーズンだった。一方で「松坂世代」と呼ばれる1980年生まれ世代(1980年4月2日〜1981年4月1日生)の村田修一(BC・栃木)、杉内俊哉(巨人)、G後藤武敏(DeNA)、矢野謙次(日本ハム)、小谷野栄一(オリックス)が引退を表明した。

松坂と同じく高卒でプロ入りした選手は、今シーズンが現役20年目のシーズン。大卒でも16年目だ。ここまで現役を続けられたのは、やはり実力があってのことなのは間違いない。

世代の筆頭でもある松坂は来シーズンも現役続行を宣言しており、引退した選手たちの分まで活躍することに期待したい。

★選手だけではない!福良監督も辞任

ユニフォームを脱ぐのは選手だけではない。首脳陣も成績が奮わなければ、責任を取るケースがでてくる。

今シーズンはシーズン序盤に東北楽天ゴールデンイーグルスの梨田昌孝監督が辞任した。昨年は夏場まで首位を争い、最終的には3位とまずまずの成績だった。しかし、今年は波に乗ることができず借金は「20」まで膨らんだ。その責任を取り、シーズン半ばではあるが辞任を決意。翌日から平石洋介監督代行が誕生している。

オリックス・バファローズの福良淳一監督も今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ。2015年途中に監督代行となり、2016年からは監督として指揮を奮ったがクライマックスシリーズ出場は叶わず辞任の道を選んだ。フロントからは慰留されたが本人の決意は変わらず。来シーズン以降は白紙だが、フロント入りとなる可能性が高そうだ。

★引退発表者一覧

その他にも多くの選手が引退を表明している。

<引退発表者一覧>


新井貴浩(広島)
天谷宗一郎(広島)
G後藤武敏(DeNA)
加賀繁(DeNA)
杉内俊哉(巨人)
脇谷亮太(巨人)
浅尾拓也(中日)
岩瀬仁紀(中日)
荒木雅博(中日)
野本圭(中日)
山本哲哉(ヤクルト)
松井稼頭央(西武)
小谷野栄一(オリックス)
石井裕也(日本ハム)
根元俊一(ロッテ)
金沢岳(ロッテ)
岡田幸文(ロッテ)
大隣憲司(ロッテ)
村田修一(BC・栃木)


※数字は2018年9月27日終了時点


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Satoshi Katsuta

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かつた・さとし/東京都出身。複数の業界で営業、経営管理を行ったのち2015年に独立。同年よりNPB、MLBなの記事作成、2022年からメディアのSNS運用など野球関連の業務を行っている。