【徹底分析】東京ヤクルトスワローズ、ワクワク感漂う打線が魅力!

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2017年シーズン、東京ヤクルトスワローズは96敗を喫するという歴史的、屈辱的なシーズンを送った。今季はドン底からの再起を図る。それに向けて小川淳司監督の再登板、宮本慎也ヘッドコーチの就任、青木宣親の復帰などオフには様々な動きがあった。

【攻撃】浮上の要素は多数あり

ケガ人が多数発生したため、一概に戦力に起因するものとはいえないが、昨季は山田哲人の務めたセカンド、ウラディミール・バレンティンが務めたレフトを除くポジションで他球団に後れをとり、ファースト、サード、センターが特に大きな穴となっていた。

ファーストに入った際の打率が.193にとどまった荒木貴裕、.213にとどまったカルロス・リベロ、サードとして90試合に出場し2本塁打に終わった藤井亮太など、強打者の居並ぶポジションに入った選手の成績が伸びなかったのは致命的だった。今季は畠山和洋、川端慎吾といったレギュラーが復帰。ある程度の回復は望めるだろう。

ショートは3年目の廣岡大志が打席数を増やしそうだ。二軍では長打力も見せており、もし強打のショートとして頭角を現せば、攻撃面で小さくないアドバンテージを作り出す可能性はある。その上でセンターでの出場が予想される青木が成績を残すと、ヤクルトのセンターラインはいよいよ充実する。

【投手陣】ある程度枚数そろった先発投手陣

打撃は多少上積みが期待できそうだが、投手陣はどうか。昨季は先発、救援ともに成績が伸びなかったが、これは打者有利の神宮球場という環境も影響しているとみられる。ただそれを考慮しても平均に届かないレベルにあったとみる。

先発については原樹理の台頭、新外国人のデービッド・ブキャナンも結果を残し、一昨年と比べると改善をみせた。手術を受けた小川泰弘、星知弥は出遅れたが、由規、山中浩史、また石川雅規、館山昌平といったベテラン組、昨季ウエスタンで10勝を挙げた山田大樹など先発候補はそれなりにいる。とにかくコンディションを保てれば昨季のようなことにはならないだろう。

【チーム】得点力戻れば好循環生まれる可能性も

ファーストとサードの成績が改善し、山田哲人の打撃が持ち直せばそれだけで得点力は高まる。そこに前述のショート・廣岡、センター・青木がリーグ平均に達する働きを見せるようなことがあれば一気に跳ね上がる可能性もある。

打線が持ち直せば、投手陣にかかるプレッシャーも減るだろう。ある程度の失点を許容しながら先発がイニングを伸ばし、一定のレベルにある救援陣をヘルシーに運用できれば、好循環が生まれるかもしれない。最下位脱出、3位争いへの参加も見えてくるのではないか。

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