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今シーズン、千葉ロッテマリーンズの福浦和也は開幕スタメンを掴むと4試合連続安打を記録する。しかし、その後は調子を落とし5月半ばからは二軍調整となった。再び昇格したのは5月下旬の交流戦期間中だ。
★ポイント1:Xデーは夏休み最終盤か?
開幕からここまでの間に福浦は25本の安打を積み上げ、通算1987安打となった。92試合で25安打を放っており、単純計算をすると1安打に3.68試合かかっていることになる。そのためチーム140試合目が今シーズン38安打、つまり2000本安打達成となる。現時点の日程を見ると10月2日の福岡ソフトバンクホークス戦だ。しかし、現実的に考えると登録抹消期間や代打・スタメンの兼ね合いもあり、もう少し早い達成が見込まれる。
直近の7月を見るとスタメン起用は6試合。7月22日からは3試合連続でスタメン起用されその全試合で安打と打点を記録した。月間成績も打率.333(30打数10安打)と好調だ。チーム状況にもよるが、本人の調子が上がれば8月中の達成も十分に可能だろう。
8月の日程を見ると8月31日から9月6日までは、9月3日の休みをはさんで5試合連続で本拠地のZOZOマリンスタジアムで試合が組まれている。現時点での起用法から見るとこのあたりが濃厚だろうか。
故障に気をつけ、本拠地で快挙達成となることを期待したい。
★ポイント2:ロッテの歴代・安打数1位は榎本喜八
現在、福浦の通算安打数は1987安打で、ロッテ史上第3位の記録となっている。1位は榎本喜八の2276安打、そして2位がミスターロッテこと有藤道世が記録した2057安打である。
福浦につづくのは堀幸一(1827安打)、レロン・リー(1579安打)である。ロッテ在籍時に三冠王を3度獲得した落合博満は、在籍が8年と短かったこともあり、通算安打は954安打と意外にも1000本に満たない数字だ。
<ロッテ通算安打ランキング>
1位:(2276)榎本喜八
2位:(2057)有藤通世
3位:(1987)福浦和也※現役
4位:(1827)堀幸一
5位:(1579)レロン・リー
★ポイント3:福浦の次に訪れるメモリアルは誰になる?
福浦の次に2000本安打が期待されるのは誰になるのだろうか。昨シーズンまで読売ジャイアンツに所属していた村田修一(現・BCリーグ栃木)は、1865安打と残り135安打だったが、今シーズンNPBの各球団と契約ができなかった。来シーズン以降、契約が決まれば達成の可能性はあるだろう。
それにつづくのが、オリックス・バファローズの中島宏之(1712安打)、埼玉西武ライオンズの栗山巧(1688安打)となっている。しかし、ふたりとも全盛期は過ぎており、レギュラーとして起用されているわけではない。中島が36歳、栗山が今シーズン中に35歳とすでにベテランだ。本人の状態もあるが、チーム事情を考えると少し厳しいかもしれない。
このふたりにつづくのが坂本勇人(巨人)である。現在は故障離脱中となっているが、これまでに1666安打を放っており、残りは334安打。順調であれば2年後の2020年に達成することが濃厚だ。1988年生まれの坂本は現在30歳。年齢を見ても中島、栗山より達成する可能性は高そうだ。
※数字は2018年8月3日終了時点