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セントラル・リーグで激しい3位争いを繰り広げる阪神タイガースは、雨による試合中止が相次いだため、終盤戦に振替試合が続く厳しい日程を控えている。ベテランの多い阪神にとっては大きな試練になりそうだ。その一方で、ベテラン頼みの状況から脱却させてくれそうな若虎たちも育っている。
★ポイント1:大山悠輔への期待
2016年にドラフト1位で入団した大山悠輔は、"未来のミスタータイガース"としての期待を受け、背番号「3」を背負い奮闘している。2年目となる今シーズンは、開幕戦で本塁打を打つ絶好のスタートを切ったが、その後は不振にあえぎ、6月下旬に二軍へ降格した。
そこからはファームでしっかりと結果を残し、8試合で打率.400(30打数12安打)、3本塁打、8打点と活躍すると、7月上旬に一軍へと復帰し、8月に打撃が開花。月間打率.343(35打数12安打)と活躍してレギュラーに定着した。
9月に入っても勢いは衰えず、月間打率.464(28打数13安打)、3本塁打と大当たり。クライマックスシリーズ出場へ向け、虎の大砲候補が目覚めた。
現在、阪神の主軸を担っているのは糸井嘉男、福留孝介といったベテラン選手達だ。そこに2年目の大山がチャレンジしようとしている。このまま結果を残し続ければ、正真正銘の4番として起用される日は近いかもしれない。
★ポイント2:糸原、北條、上位打線のふたりに正捕手・梅野
大山以外では、上位打線を任される糸原健斗、北條史也のふたりも結果を残し続けている。
とくに、2番に定着する北條は、鳥谷敬の後継者として期待されていた昨シーズンに結果を残せず、今シーズンも開幕は二軍スタート。しかし、6月下旬に2度目の一軍昇格を果たすとスタメンに定着し、守備面での粗さはあるが、打率.328(229打数75安打)と結果を残し続けている。
また、梅野隆太郎も正捕手として起用されて続けており、キャッチャーとしては2010年の城島健司以来の規定打席到達も射程圏内だ。
★ポイント3:小野、才木、望月…先発、中継ぎともに若手が躍進
投手陣に目を向けると、先発・中継ぎともに若手が戦力となりつつある。大卒2年目の小野泰己、今シーズン27歳と中堅の年齢に差し掛かる岩貞祐太、高卒2年目の才木浩人だ。
とくに2年目の小野、才木のふたりはルーキーイヤーでもある昨シーズンから大きな飛躍を遂げた。小野はランディ・メッセンジャーに次ぐ19試合に先発登板し、すでに7勝(5敗)。現時点では104.2回と規定投球回に到達していないが、今後の登板次第では手が届きそうだ。
また、才木は高卒2年目ながら先発として11試合に登板し、5勝(7敗)をマークしている。189センチの長身から繰り出される140キロ代後半のストレートと、フォークをはじめとした多彩な変化球で多くの三振を奪っている。それは9.58という奪三振率にも表れており、近い将来のエース候補といっても過言ではない。
中継ぎ投手では高卒3年目の望月惇志が好投を続けている。ここまで24試合で29.1回を投げ33奪三振。奪三振率は10.13と優秀な数値をたたき出している。四球にバラツキはあるが、150キロを超えるストレートは大きな武器だ。藤川球児や能見篤史といったベテラン選手達に代わって、来シーズンは勝ちパターン入りも目指したいところ。
このように阪神は主砲候補、上位打線、正捕手、先発、中継ぎと各ポジションで若虎が頭角を現してきた。来シーズン以降は若手の「お試し起用」ではなく、「実績のある」若虎たちが躍動することに期待したい。そのためにも、今シーズンは3位以内を勝ち取り、自信をつけいところ。残りシーズンの若虎たちから目がはなせない。
※数字は2018年9月11日終了時点
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