10月29日(日本時間30日)にユナイテッド・センターで行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズ対シカゴ・ブルズの一戦は、クレイ・トンプソンがNBA新記録となる1試合14本の3ポイントショット成功を含む今季自己最多52得点を記録し、ウォリアーズが149-124で快勝した。
今季のトンプソンはこれまで7試合で3P36本中5本の成功に終わっており、最多得点も19得点にとどまっていた。だが、この日は第1クォーターから3本連続で3Pを成功させ、22得点をマークすると、前半だけで10本の3Pを決めて36得点をあげた。
チーム全体でも、ウォリアーズは前半だけで17本の3P成功というNBA新記録を樹立。ハーフタイムまでに92-50と大量リードを奪う。前半だけで92得点は、1990年にデンバー・ナゲッツを173-143で下したフェニックス・サンズが記録した107得点に続く史上2番目の数字だ。
そして第3Q残り5分を切ったところで、ケビン・デュラントからのパスを受けたトンプソンは、2016年11月7日(同8日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦でチームメイトのステフィン・カリーが打ち立てた1試合13本の3P成功記録を塗り替えた。
第4Qはベンチで過ごし、出場時間はわずか26分だったトンプソンは、最終的に24本の3Pを放って14本を成功させた。FGは29本中18本成功だ。
トンプソンは「こういう瞬間のため、これを仲間たちと分かち合うためにやっているんだ」と喜んだ。
「だから僕らはバスケットボールをしている。チーム全体の頑張りのおかげだ。このチームで、この仲間たちとともに、このシステムでプレイしていなければ、今夜のような記録更新を達成できるかは分からない」。
「ボールを持ったらすべて決まるような感触なんて、バスケットボールで最高の感じだよ」。
スティーブ・カー・ヘッドコーチは「この自己中心的でない選手たちを毎日見られることで、私がどれだけ自分は幸運だと感じていることか。言い表すこともできないよ」と称賛している。
デュラントは「最も重要なのは、14本目をアシストしたのが僕ということだ」と述べた。
「カリーのときも13本目をパスしたのは僕だったんだよ。僕がいなければ、彼らはあれを決めることができなかったのさ」。
5連勝のウォリアーズ(7勝1敗)はトンプソンのほか、カリーが23得点、8リバウンド、アルフォンゾ・マキニーが19得点、10リバウンド、クイン・クックが16得点、デュラントが14得点、8アシスト、ドレイモンド・グリーンが11アシストを記録した。
一方、敗れたブルズ(2勝5敗)は、ザック・ラビーンが21得点、アントニオ・ブレイクニーが21得点、ウェンデル・カーターJr.が18得点、キャメロン・ペインとジャバリ・パーカーが各15得点だった。
ラビーンは「彼はまさにこういう試合のための選手だ」と、トンプソンに脱帽した。
「一つ決まると、目がバスケットボールのように大きくなる。あとはもう大変だ。みんな彼を狙うからね。スクリーンでかわされ、触ることもできない。キツかったよ」。
●NBA 18-19シーズンをRakuten TVで楽しもう
●NBA視聴サービス『Rakuten NBA Special』とは?
●Rakuten TVのNBA配信サービス『Rakuten NBA Special』が年内視聴無料トライアルキャンペーン実施中
●Rakuten TVの新たなNBA情報番組『週刊NBA』が10月19日より配信スタート
●【NBA開幕特番配信決定】Rakuten TVがNBA 2018-19シーズンを徹底分析する開幕直前特別番組を10月14日(日)に配信へ
●1か月間無料で見放題 スポーツ観るならDAZN