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昨夏に右手首の腱の裂傷によって戦列を離脱した錦織圭(ATPランキング21位、5月21日時点)だったが、今年の1月中旬に復帰し、春のヨーロッパ・クレーシーズンから調子が上向いてきている。
「順調ではあると思います。プレーも良くなってきている。やっとクレーシーズンから、かなり自分の思ったようにボールが飛んでくれたり、狙いが定まったり、感覚が戻って来ている」
こう語る錦織は、4月中旬のマスターズ1000(以下MS)・モンテカルロ大会では準優勝。さらに、5月中旬のMS・ローマ大会ではベスト8。準々決勝では、元王者のノバク・ジョコビッチ(22位)にフルセットの逆転負けだったが、錦織はハイクオリティーなテニスを見せた。
ただし、昨年と比べて錦織はランキングが落ちており、全仏では下位シードになるので、順当にいった場合、シード同士の対決が始まる3回戦や4回戦などで強敵を倒さないといけない。
また、錦織が4大大会に出場するのは、昨年のウインブルドン以来となる。5セットマッチ(3セット先取)を戦わなければならないので、体力的な要素もカギになっていく。
「5セットが2日連続に続いちゃったり、自然と長い試合も多くなったりする。それで手首だったり、体だったり、久しぶりの5セットなので、それに耐えられるかという不安は一つだけあります」
今回の全仏で錦織は第19シードになり、大会初日の5月27日に、ワイルドカードで出場のマキシム・ジャンビエ(304位・フランス)と1回戦を戦う。