マスターズV争い常連のリッキー・ファウラー、今年は準備万端?

Alec Brzezinski

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PGAツアーで最も愛される選手の1人であるリッキー・ファウラーが、メジャー初制覇をかけて、マスターズに挑む。

ファウラーは、オーガスタで何度も上位に食い込んでいる。直近4回の出場で、3度のトップ12フィニッシュを記録しているが、今年は正真正銘の優勝を望んでいる。

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「ここで何度か上位争いができていることは、ありがたいことだよ。予選を通過できれば、3日目と最終日は本当に特別だ」ファウラーは、月曜日の記者会見で語った。「正念場になる」。

  「昨年は、前半を終えた時点で、いい位置につけていた。後半は思うようにいかなかったけど、優勝争いに絡むことができて楽しかった。風が徐々におさまり、静まり返った中で、大歓声が聞こえるんだ」。 

ファウラーは、2018年序盤、苦戦を強いられているにも関わらず、自信を持ってマスターズに臨む。このコースが自分に合っていて、バーディーを取るチャンスがたくさん訪れることを、ファウラーは信じているのだ。 

「僕は、このコースに合ったショットやパットを全て打つことができる。ここでは、そういう調整が必要なんだ」ファウラーは述べた。「何事も準備が全てだ。精神状態を正常に保ち、自分のやるべきことをブレずに信じることが大切だ」。 

メジャー大会でのファウラーは、「いつも花嫁介添え人だ」という古いことわざの通り、主役にはなれない。友人のジャスティン・トーマス、セルヒオ・ガルシア、バッバ・ワトソンやジョーダン・スピースが、最近のメジャー大会で優勝している姿をファウラーは目の当たりにしている。彼はいつも、最終グリーンで、彼ら優勝者たちを祝福してきたのだ。 

「友達が優勝するのはうれしいよ」ファウラーは述べた。「いいプレーをしている彼らを見るのは楽しいし、そんな彼らに勝ちたいと思う。それがモチベーションにつながるんだ。ジャスティン、ジョーダン、バッバ、そして昨年のセルヒオの優勝を見ることができて、楽しかったよ」。 

「でもそれと同時に、自分も向上しなきゃいけないと焦る。自分も優勝したいと思うけど、友人にも勝ってほしい。優勝は最高のおまけみたいなものだ。でも、優勝して友人たちに自慢したい気持ちもある」。 

過去何年にもわたって、オーガスタ・ナショナルでは様々な印象的な瞬間が生まれてきたが、最も印象深い瞬間を1つだけ選ぶことは至難の業だ。しかしファウラーは、タイガー・ウッズが2005年の最終日、16番グリーンで決めたチップインが大会史上最高の瞬間だと考えている。 

「振り返ってみると、印象的なシーンは本当にたくさんある。僕が一番よく覚えているのは、16番でグリーン左奥からタイガーが決めたチップインだ。多くの人があの場所に行って確認したはずだ。僕もトライしてみたよ。本当にものすごく印象に残ってる」ファウラーは語った。

原文:Masters 2018 Rickie Fowler ready to contend on Sunday
翻訳:Atsuko Sawada

Alec Brzezinski