東京オリンピック男子バスケットボール:準々決勝結果まとめ

大西玲央 Reo Onishi

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7月25日、さいたまスーパーアリーナにて東京オリンピック男子バスケットボール競技が開幕した。男子バスケットボールの準々決勝が行なわれた8月3日は、スロベニア対ドイツ、スペイン対アメリカ、フランス対イタリア、オーストラリア対アルゼンチンの4試合が行なわれた。

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スロベニア 94-70 ドイツ

第1クォーターに一気に二桁リードを作ったスロベニアが、ドイツの反撃を退け準決勝へと駒を進めた。

スロベニアはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/NBA)が20得点、8リバウンド、11アシストとトリプルダブルに近い活躍、ゾラン・ドラギッチ(バスコニア/スペイン)がゲーム最多となる27得点、マイク・トービー(バレンシア/スペイン)が13得点、11リバウンドをマーク。

ドイツはマオド・ロー(アルバ・ベルリン/ドイツ)が11得点、ニルス・ギファイ(ジャルギリス・カウナス/リトアニア)が10得点を記録した。

ボックススコア

アメリカ 95-81 スペイン

序盤リードを許しながらもハーフタイムまでに同点に追い上げたアメリカが、第3クォーター開始から14-4のスコアで主導権を奪い、そのままリードを失うことなく準決勝進出を決める勝利を手にした。

アメリカはケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ/NBA)が29得点、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス/NBA)が13得点、ドリュー・ホリデー(ミルウォーキー・バックス/NBA)が12得点、5アシスト、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ/NBA)が9得点、9リバウンド、5アシストをマーク。

敗れたスペインはリッキー・ルビオ(クリーブランド・キャバリアーズ)が38得点、セルヒオ・ロドリゲス(ミラノ/イタリア)が16得点、ビリー・エルナンゴメス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)が10得点、10リバウンドを記録した。

ボックススコア

フランス 84-75イタリア

最大14点差のリードを作ったフランスだったが、第3クォーターから第4クォーターにかけてイタリアが反撃を仕掛けた。

一時は同点となったものの、試合終盤になってそれまで入っていたイタリアの3ポイントショットが外れ始めて、最終的にフランスが勝ち切った。

フランスはルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ/NBA)が22得点、9リバウンド、エバン・フォーニエ(ボストン・セルティックス/NBA)が21得点、ニコラ・バトゥーム(ロサンゼルス・クリッパーズ/NBA)が15得点、14リバウンドをマーク。

敗退となったイタリアはシモーネ・フォンテッキオ(バスコニア/スペイン)が23得点、ダニーロ・ガリナーリ(アトランタ・ホークス/NBA)が21得点、10リバウンド、アキーレ・ポロナーラ(フェネルバフチェ/トルコ)が15得点、7リバウンドを記録した。

ボックススコア

オーストラリア 97-59 アルゼンチン

第2クォーターと途中にオーストラリアがリードを奪ってからは、リードを広げたいオーストラリアと、それを許さず反撃するアルゼンチンという展開が続いた。

しかし第4クォーター開始からオーストラリアが連続19得点で一気に大量リードを作り試合を決めた。

試合残り51秒、5度目のオリンピック出場を終えたスコラがベンチに戻る際に、対戦相手のオーストラリアを含む会場中からのスタンディングオベーションが沸き起こった。

準決勝進出を決めたオーストラリアはパティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ/NBA)が18得点、4アシスト、マティース・サイブル(フィラデルフィア・76ers/NBA)が12得点、3スティール、ジョック・ランデール(メルボルン・ユナイテッド/オーストラリア)が12得点、7リバウンド、5アシストをマーク。

敗退が決まったアルゼンチンは、ニコラス・ラプロビットラ(バルセロナ/スペイン)が16得点、4アシスト、ガブリエル・デック(オクラホマシティ・サンダー/NBA)が12得点、10リバウンド、ファクンド・カンパッソ(デンバー・ナゲッツ/NBA)が9得点、5アシストを記録した。

ボックススコア

大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。