東京オリンピック男子バスケットボール:3日目結果まとめ

大西玲央 Reo Onishi

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7月25日、さいたまスーパーアリーナにて東京オリンピック男子バスケットボール競技が開幕した。男子バスケットボールの3日目となった28日はグループフェーズでドイツ対ナイジェリア(グループB)、アメリカ対イラン(グループA)、イタリア対オーストラリア(グループB)、チェコ対フランス(グループA)が行なわれた。

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グループB:ドイツ 99-92 ナイジェリア

第3クォーターが終わって74-74の同点だったこの試合、最終クォーターに入るとドイツがダニロ・バルテル(フェネルバフチェ/トルコ)の積極的なアタックでリードを作り、接戦を制した。ドイツはこれで今大会初勝利、ナイジェリは2連敗となった。

ドイツはヨハネス・フォクトマン(CSKAモスクワ/ロシア)が19得点、7リバウンド、バルテルが14得点、マオド・ロー(アルバ・ベルリン/ドイツ)が13得点、9アシストをマーク。

ナイジェリアはジョーダン・ウォーラ(ミルウォーキー・バックス/NBA)が33得点、7リバウンド、ミイェ・オニ(ユタ・ジャズ/NBA)が15得点を記録した。

ボックススコア

グループA:アメリカ 120-66 イラン

アメリカが序盤から3ポイントショットを連発し、ハーフタイムまでに30点のリードを作った。その後も相手を寄せ付けることなく、最後までリードを広げ続ける圧勝となった。アメリカは今大会初勝利、イランは2連敗となった。

アメリカはデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ/NBA)が21得点、5アシスト、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ/NBA)が16得点、4リバウンド、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス/NBA)が14得点をマーク。

敗れたイランはハメッド・ハダディ(FA)が14得点、7リバウンド、モハマド・ジャムシディ(ゴルガーン/イラン)が14得点を記録した。

ボックススコア

グループB:オーストラリア 86-83 イタリア

前半はイタリアが45-44とリードしたが、後半はリードの奪い合いが繰り広げられる激戦となった。オーストラリアはパティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ/NBA)がオフェンスを組み立て、ジョック・ランデール(メルボルン・ユナイテッド/オーストラリア)が得点を重ね、接戦を制した。

オーストラリアはこれで2連勝、一方のイタリアは1勝1敗となった。

勝利したオーストラリアはランデールが18得点、7リバウンド、ミルズが16得点、6リバウンド、5アシスト、ジョー・イングルズ(ユタ・ジャズ/NBA)とアーロン・ベインズ(トロント・ラプターズ/NBA)がそれぞれ14得点をマーク。

イタリアはシモーネ・フォンテッキオ(バスコニア/スペイン)がゲーム最多の22得点、4リバウンド、ニコ・マニオン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/21得点、7アシスト)を記録した。

ボックススコア

グループA:フランス 97-77 チェコ

第1クォーターはチェコが3ポイントショットを9本中8本決め、28-22とリード。しかしその後はフランスのショットが入り始め、ハーフタイムまでに51-40と逆転に成功。その後はリードを広げ続けて、最終的に大勝した。

フランスはこれで2連勝、チェコは1勝1敗となった。

グループ首位が確定した勝利したフランスは、エバン・フォーニエ(ボストン・セルティックス/NBA)が21得点、ナンド・デ・コロ(フェネルバフチェ/トルコ)が17得点、8アシスト、バンソン・ポワリエ(レアル・マドリード/スペイン)が14得点、5リバウンドをマーク。

チェコはヤン・ベセリー(フェネルバフチェ/トルコ)が19得点、5リバウンド、4スティール、オンドレイ・バルヴィン(群馬クレインサンダーズ)が18得点、8リバウンド、トマーシュ・サトランスキー(シカゴ・ブルズ/NBA)が14得点、9アシスト、パトリック・アウダ(横浜ビー・コルセアーズ)が14得点を記録した。

ボックススコア

大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。